”Dog days are over”【対談企画】ゼミでのオンラインとオフライン

こんまり(4年・19期)#日本舞踊サークル #KEIO2020project #ユニスポ・三田論
まっすー(3年・20期)#野球サークル #ユニスポ・三田論 #入ゼミ担当
かずき(4年・19期)#ゼミ代表 #トガプロ・ディベート 
まゆ(3年・20期)#副代表 #めぐるめ・ディベート #入ゼミ担当
インタビュアー はるな(4年・19期)#山口県 #トガプロ #入ゼミ担当 #書道会

はるな)さて、オンライン対談企画です!テーマは「ゼミでのオンラインとオフライン」環境が大きく変わった1年間を早速振り返っていきましょう!

こんまり)イェーイ!

まゆ)楽しみです☺︎

かずき)これどういうメンツ?

はるな)やっぱりオンラインといえばまっすーじゃん?

まゆ今年一番zoomが固まったゼミ員だからか! そういう人選なんですね笑

オンライン会議の難しさと学び

はるな)昨年はディベートとか三田論の準備にはグループ学習室を使っていたけど、今年は使えなくなっちゃったよね。オンラインで会議ってどうだった?

まゆ)抵抗感ありました。1回目のゼミの時すごい緊張したのを今でも覚えてます。初めましての人が多すぎて、しかもオンラインだと雑談とかができないじゃないですか、だからいきなり始まってゼミってこんな感じなんだって。どうすれば良いのかよくわからなくて、1人で机の前であたふたしてたのを覚えてます(笑)

はるな)実際にオンラインで会議とかしてみて、どうだった?

まっすー三田論の会議をしてる時に深い議論ができないなと感じました。それはなんでかって言うと、もうちょっと仲良くなりたいなっていうのがあった気がします。深い関係にならないと、深い議論っていうのがしにくいのかなと。最初からオンラインだと心の距離を感じるというか、仲良くなるには対面の時より時間がかかったのかなと思っています。

まゆそれはそうかも。ディベート班も最初の頃は距離感を感じていたせいでなんか会議もぎこちないことが結構あったんです。でも同じメンバーと2,3か月会議していると、オンラインでも相手の気持ちがわかってきて、仲が深まったなっていうのはすごく感じました。

まっすー)そうだね、だからもう少し春学期の時点で会議以外で集まる時間を増やしたら良かったかなって、今は思うかな。

まゆ)うんうん。先輩とももっと早く仲良くなりたかった!もうすぐ卒業しちゃうなんて〜。

はるな)4年生の2人は去年と比べてどう?

こんまり)すごく雑談が減ったよね〜。

かずき)会議の効率を考えたら良くなったわけだけどね。会議の時間だけでのコミュニケーションだとやっぱり形式的で、仲間のひととなりを知ることはできないから、会議とは別の場で話すことって必要だなって感じたね。

まっすー1回ユニスポでオンライン人狼ゲームをしたんですけど、めちゃくちゃ盛り上がってすごく楽しかったので、もう少しそういうアクションを起こせばよかったなって。

まゆ)たしかに。今年度の初めも、先輩方がプロジェクト毎にzoom飲み会とかしてくださって色んな同期とか先輩のことを知って、その後に話すきっかけになった!そういうことは来年も積極的にやって、オンラインでも心の距離を早く詰められるようにしたいなって思います。

はるな)来年はまっすーとかまゆたちががそういう機会を提供する先輩になってくれることを期待してるよ。こんまりは何か難しさを感じた?

こんまり)まっすーのとも似てるけど、自分の意見と相手の意見を合わせて何かを生み出すことが難しくなったかも。オフラインだと雰囲気とかわかるし、こっちの方がいいかもって思いながら話すことがあると思うけど、それができなくなったかな〜。

かずき)わかる。発言するタイミングが難しくなったしね。zoomだと1人しか話せないじゃん? 話している人に対して反応する人も2,3人だし。自然とオフラインの時より発言回数が減る。他の人の発言でこれいいなあとか、もうちょっと聞きたいな〜って思ったことをすぐに言えなくなったね。

こんまり)でも逆に言うと、自分の考えをしっかり言語化しないとっていう意識はついた。あと、zoomの画面はオフラインの時より参加者全員の姿が見やすいっていうメリットがあるから、全員を見渡して、話していない人がいたら「○○どう思う?」みたいに名指しで振ってあげたりするのは一個手かな。

牛ゼミの理念Something newの体現

はるな)じゃあ、次は牛ゼミ3本柱の一つであるソーシャルプロジェクトについて聞きたいんだけど。例年通りには活動できない状況の中で、どんな変化があった?

こんまり)4年生は3年生の1月頃から「来年度はどんなことしようか」って計画を立てていたから、それが一気になくなってほぼ白紙に戻ったよね。全部オフラインを前提に考えていたから、色々できなくなったっていうのが大きかったかな。

はるな)そうだね。各プロジェクトが新たにオンラインでできることを模索した日々だったけど、大変なことはなんだった?

こんまり)活動のバリエーションを出せないことかな。もちろん最初の方は型もなかったわけだから色々試行錯誤して新しいツールを使ってみたりとか色々考えていたけれど、最近は型にはまってきちゃったな、参加者にオンラインで色々な体験をしてもらうのは難しいなって。

はるな)まだ考える余地はあったと思うけど、なかなか難しいこともあったね。逆にオンラインになって良かったことはある?

こんまり)外部の方との繋がりを作ったり、気軽に会議をしやすくなったこと! 各プロジェクトで協力してくださる関係者さんがいらっしゃって一緒に何かをやることがあると思うんだけど、そういった関係者さん方と気軽に会議できるようになった気がする。そういうところは良かった。

まっすー)僕もこんまりさんと同じユニスポで活動してて、視覚障がい者の方とも意外とオンライン会議がスムーズにできたりとか、障壁が意外と少ないなっていうのは収穫かなと。この経験から、色々なツールに音声読み上げ機能があることを知れたのも大きな発見でしたし、こっちが気付かされたことも他にもあります

はるな)たしかに新たな気付きが多かったよね。トガプロはどうだったかな?

かずき)トガプロは結構去年までと変わったかな。今までは村に行って村の人と話して知識をインプットするっていうのが当たり前。そこで得たものを東京や利賀村でアウトプットするっていうのが多かったんだ。

まゆ)でも今年は現地に行くことできなかったですよね…

かずき)そう、でも今年度は利賀の人とオンラインで話して「聞く」っていう点ではその機会が増えたから良かった。でも、「見る」「感じる」とか、行かなきゃわからない情報は得られなかったので、そこのハードルは高かった。

まっすー)僕たちもです。やっぱりどのプロジェクトもその壁はありそうですね。

かずき)でもトガプロとしては良いきっかけになったとも思う。トガプロはこれまで9年続いてきた長いプロジェクトで、ある程度型が決まっていたんだ。毎年暗黙のうちに、何やるかっていうのは決まってしまっていたんだよね。でも今年はこういう状況で強制的に型が崩れたから、なにか新しいことをやってみようとか、どうやったら動けるかなと考えて、すごく自由度が上がった気がする。新しい意見とかも出しやすくて、形にするのが楽しいと思えるようになりました。

まゆ)たしかにめぐるめも活動の幅は狭くなってしまったけれど、その分、新しく今だからこそできることはなにかを考えることは多かったなと感じています。

かずき来年も2年生と一緒に新しい土台を作るようなイメージで、アイディアベースで活動していけるので、いい経験かなと思います。いい意味で型がぶっ壊れたかなと思います。

はるな)それぞれ色々な変化を余儀なくされることも多かったけど、その中での気付きや成長もあった1年間だったかな。あとはこれまでオフラインのゼミ活動で、3本柱のディベート・三田論・ソーシャルプロジェクトをはじめとして幅広い活動をしてきたからこそ、オンラインでもできることが多かった気がするね! もちろん1日でも早く元に戻って欲しいけど、今年度で得たものも武器に、より進化したゼミ活動を送っていきたいね!

4年生がゼミ生活を振り返るトークイベント “Dog days are over” 開催!
2020年12月21日(月)16:30~18:30
三田キャンパス&オンライン
イベント詳細と参加申込はこちら