”Dog days are over” ゼミ生活2年を振り返って(ぺい編)

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「鬱憤」を原動力にしたゼミ選び

日吉時代はどんな学生生活を送っていましたか?

 授業もあんまり楽しくないし、しかも毎回行ってたっていうわけでもなかったですね。1,2年の間は正直あんまり楽しくなかったです(笑)

そんな中で、ゼミ選びの際にはどんなことを意識していましたか?

 そもそもゼミに入るかどうかも決めてなかったのですが、パンフレットを眺めてたら、牛ゼミのページからひときわこだわりを感じて、面白そうだなって興味をもちました。あとは「トガプロ」の内容にも惹かれました。他のゼミはあんまり見てなくて、牛ゼミに入るか、そもそもゼミに入らないかみたいな感じで考えてました。もうちょっとちゃんと比較しても良かったんだろうけど(笑)

そうだったんですね。その2択から、最終的に牛ゼミを受ける決断をしたのはどんな想いがあったからですか? 

 鬱憤が溜まってたっていうのは自分の中でけっこう大きかったです。1,2年の頃、友達があんまりいなくて、授業受けるのもテスト勉強するのも全部一人でやって、単位落としたりもしてました。その一方で、大教室の後ろで、集団で授業受けて真面目に聞いてないような人たちが、テストでは情報共有とかしてさらっと単位とってたりしていて。3年からゼミが始まる中で、今度はそういう人たちがまたふらっとゼミ入って、すらっと卒業して就職しているのかなって思うと自分の中でなんかすごく腹が立ってきて(笑)そういう人たちと比べて自分って劣ってるのかなっていう思いはありました。ゼミ試験を受けて、それでもし落ちたとしたら、自分の方にも問題があるということだと思うから、ゼミ試験では良くも悪くも全然戦略的ではなく、本当に思いの丈を綴ったみたいな感じのエントリーシートを出しました。当たって砕けろ的な勢いでしたね。

牛ゼミで得られた気づきと成長

日吉時代の鬱憤がゼミ試験を乗り切る原動力になっていたんですね。実際にゼミに入って、その鬱憤は晴れましたか?

 実際にゼミに入ってみて、牛ゼミの人たちはそれまでコツコツやってきた人や自分の興味や課題にまっすぐ取り組んできた人で、自分が1・2年の間に見てたのはほんの一部の人たちのほんの一面だったってことに気づかされました。周りに流されずコツコツちゃんとやってきた人にはかなわないんだなということは牛ゼミに入って実感したので、鬱憤から生まれる爆発力っていう自分の良さは維持しながら、安定してコツコツやることとのバランスを取っていかないといけないっていうのは自分の今の課題かな。そこに気づけたのも、このゼミに入ったからだし、着実に一歩ずつ成長してるんじゃないかなとは思います。

牛ゼミに入ったからこその気づきだったんですね。実際にゼミでは具体的にどんなことを学んで、成長できたと感じていますか?

 ゼミに入る前と入ってからで変わったねっていうのは、親からも言われることがあるんだけど、具体的に一番学びが大きかったのは三田論の経験かなと思います。あることを考える中で、思考のフレームワークとかプロセスとか、いわゆる「論理的思考力」ってものなのかもしれないけど、それが三田論ではすごく身についたと思います。論文を書いていく中で1周だけでなく、2周・3周目とどんどん細分化して深掘りしていく中で、どこを深掘りしていけばいいのかというツボを押さえることが大切だということも学べましたね。三田論ではないけれど、秋学期にゼミでやる卒論中間報告では、ゼミ内でグループに分かれて議論するときに、大体そのグループの中で論文に対する考え方とか意見とかが一致するんですよね。そういう意味では、その思考のフレームワークというものがゼミ全体ですごく身についているんだなっていうのは感じます。

「人」が牛ゼミの魅力

   

しゅんぺいさんはトガプロや有難豚のプロジェクト活動にも参加されていると思いますが、ゼミの活動全体を通して牛ゼミに入ってよかったなと感じるのはどんなところですか?

 いろんな活動を通して、総じて人から学べた部分がすごく大きいことです。ゼミに対して目的意識を持って活動に参加している人達の集まりなので、興味の部分は似通っている人が多いし、その中でも三田論・ディベートとかプロジェクトごとに分かれるから、意識の部分でも自分に合う人はすごく多いなって感じます。あとは、いろいろな活動に参加する中で、周りの人達はみんな課題への取り組み方や時間の管理などが本当にちゃんとしてるなって思います(笑)だからこそ、そういう周りの人を見ると、自分もどうにかしないといけないとか、どういう形で貢献できるかとかを色々考えるようにはなるし、刺激になっています。

周りのゼミ員から受ける刺激は大きいですよね。それは僕自身も、ここまで活動してきた中ですごく感じています。

 「人の良さ」って言うと、すごく軽い言葉に聞こえるけど、牛ゼミはグループワークが多いからこそ相手のことを考えられる人が多いと思うし、「人の良さ」の部分は本当に魅力だと言えると思います。もしかしたら、1,2年の時に日吉の大教室で授業受けて、なんで慶應に入ったんだろうとかっていう疑問を感じた人もいるかもしれません。普通にそのまま生活してたら、特に何もせずそのまま卒業しちゃったけど、ただ箔がついただけだなぁみたいな形で大学生活が終わっちゃうかもしれない。そういう意味では、牛ゼミの活動の中で、頭のいい人達と割と密になってもまれるって言うのは、ある意味一番「慶應大学」らしさを体験できる環境なのかなとは思います。他のコミュニティとかで社会人と関わるっていうのももちろんいいし、それも学生にしかできないことではあるけど、それは慶應じゃなくてもできる話でもあるかなとは思います。

自分らしい後悔の無い決断を

 

「慶應らしい」刺激を受けられる環境が牛ゼミにはあるということですね!それでは、最後に2年生に向けてメッセージをお願いします!

 商学部のゼミはもちろんたくさんあるし、他学部のゼミも含めていろいろな所を見ておいたほうがいいっていうのはあると思います。ですが、最終的に受けるゼミを決める中では、安全策をとるよりは「当たって砕けろ」みたいな感じで行った方が、後悔はしないと思います。そして、そういう時に決断できたかできてないかっていうのは、その一つ一つは小さなことかもしれないけれど、そういう経験の積み重ねは後々の結果にも繋がってくると実感しています。僕自身あの時牛ゼミを受けるという決断をしたからこそ、牛ゼミで成長できた自分が今いるわけですからね。だから、思い切っていいんじゃないのかな!がんばってください!

4年生がゼミ生活を振り返るトークイベント “Dog days are over” 開催!
2020年12月21日(月)16:30~18:30
三田キャンパス&オンライン
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