19期振り返りブログ【みづきさん編】牛ゼミで伸びた力は「○○力」⁉

こんにちは、19期のみづきです。

こうしてブログを書くのは久しぶりで、名前順だと19期の中では1番だったので、2年前に緊張しながら第1回サブゼミの記事を書いたのを思い出します(笑)そしてそのサブゼミで先生がおっしゃっていたことがずっと心の中に残っていたので紹介します。

「このゼミに入って、足りない部分を補おうとする人は多いけど、実際はその人のいいところがより伸びていく気がします。」

たしかこんな感じだったのですが(ちゃんと覚えてないんかい)、その当時はあまりピンとこなかったこの言葉も、自分の2年間を振り返ってみると理解できるような気がします。


(2年前、第一回サブゼミの写真。まだまだフレッシュですね。)

「聴く力」が身についた2年間

さて、じゃあ私は一体何の力が伸びたんだっていう話ですよね。なんだかタイトルでもったいぶってしまってすいません。

私が思うに、牛ゼミで伸びた力は「傾聴力」かなと思います。もちろん人によって異なるとは思いますが、私が当初求めていた「話す力」より「聴く力」がより伸びたような気がします。

というのも、意外とこのゼミって人の話を聴く機会がとても多いなと思ったからです。牛島ゼミといえば、ディベートやソーシャルプロジェクトなど自分が主体的に話して行動するイメージが強いと思います。でも実際はゲストスピーカーが来たり、ケース&リサーチや卒論では20人近くの発表を聴いたり、意外と聴く機会も多いです。ディベートだって、立論、反駁、最終弁論と話を聴き続けます。聴いて聴いて、咀嚼して自分なりに解釈して、その上で初めて自分の意見を言うことができます。

ゼミに入った当初は、論理的に話す力を身に着けたいからディベートをやりたい、という安直な考えで自分の短所を補おうとしていて、当事者意識がなくディベート班にいれば自然とこの力が身につくだろうという考えでした。でも周りの同期に頼ってばかりで正直ディベートの試合をしてもその力を身につけられたようには感じられませんでした。


(初めての先生への立論中間報告後。みんな笑顔だけど実はかなりお疲れです笑)

三田論で気づいたこと

三田論の活動をしながら、自分の考えがだいぶ変わりました。今までは、議論を理解することができても、それを試合の流れで瞬時に伝えることができずもどかしい気持ちもありました。しかし、三田論ではディベートのようなスピード感がない中で、自分で咀嚼してから意見を言える環境が私にはとてもやりがいを感じられました。

お互いの議論がどうしたらよりよくなるかを考える大切さや、ゼミ員それぞれ違う考えを持っていて、1+1=2には必ずしもならないことに気づかされました。それがプラスになる時もマイナスになる時もありますが、常に不思議な化学反応が起きていたような気がします。

フィールドワークで街頭アンケートやお店の人にインタビューをして、言葉の裏にあるのは何か? その根底にあるのは何だろう? という答えのない問に向き合うことは難しいけどおもしろいな、と改めて感じました。

就職活動でも、なぜあの時こうしたの? 何のためにやったの? と聞かれることがよくあります。三田論の活動では、自分が当事者意識を持ちながら多くの意見を聴いて向き合ったことでスラスラと話すことができました。自分の好きなこと、得意なことを突き詰めたら、結果的に求めていた「話す力」にも繋がったのではないかと思います。


(以前クラスの友達に牛ゼミの写真って無限に画質いい気がする、と言われました。なぜかちゃんとしたカメラを持っている人が多いゼミです。)

Unispoインターンでの衝撃

話は変わりまして、牛ゼミならではのソーシャルプロジェクトの魅力も語らせてください。私はUnispoというプロジェクトに所属しています。入った理由は、自分の近くにいて一番遠い人と関わりたいと思ったから。通っていた小中学校の隣に養護学校があったのですが、隣なのに違う世界の人だな、と何となく線引きしてしまっていたから。

2年生の時にUnispoインターンに参加して、例えばゴールしたら勝ちのゲームを作っても、視覚障がいの人はゴールしたって分かるのかな? それってほんとに一緒に楽しめるの?みたいなことを言われてガツンと衝撃を受けました。そんな先入観や固定概念を排除できたらと思って入りました。

入った後はいい意味でギャップが大きかったです。何らかのスポーツをしている方と関わる機会が多かったのですが、皆さんエネルギッシュで明るくて、企画に参加して頂いた時は、むしろこちらが励まされてしまうような素敵な出会いばかりでした。今年はオンラインでの活動に制限されましたが、イベントやインタビューでもたくさん外部の方に協力して頂いて本当に感謝しています。

また、私は企画を考える会議で、枠に捉われない自由な発想をするのが楽しくついつい後先を考えずに意見を言ってしまうのですが、しっかり議論を進めてくれるメンバーに恵まれたことにも感謝しています。誰かが突拍子もない意見を言っても、受け入れてくれる環境がUnispoの理念を体現したようなとても居心地のいい環境でした。


(初のUnispo19期と20期との写真。服がめちゃめちゃかぶってます笑)

まとめ&2年生へ

結局のところ、先生の言葉は短所ばかりに目を向けずにゼミは個性をさらに発揮できる場ということを伝えたかったのかなと私は思います。

2年目のゼミ活動は、自分の得手不得手をより意識してゼミに取り組んだおかげで、一層「傾聴力」の伸びを実感することができたかなと思います。たまに同期から話聞いてないでしょ、と言われてしまうこともありますが(笑) でも、そういった積み重ねが将来の自分にもきっと役に立つのではないかと思います。

そんな風に、最初から得意なことを発揮できる人。どこかをきっかけに不得意が得意に変わる人。不得意なことは不得意だけど、得意なことはもっと得意になる人。まさにみんな違ってみんないいという言葉がぴったりなゼミです。

2年生の皆さんは、現在色々と制限される中で自分が何をやりたいのか、将来のビジョンが見えなくて悩むこともあると思います。ゼミに入れば必ず答えが見つかるとは言い切れませんが、牛島ゼミの先輩・後輩・同期や外部の人などたくさん人と出会える環境下で自分の興味関心をもっと知って伸ばしていってほしいなと思います。

人間って根本にある部分はずっと変わらなくて、その中でどうもがいていくかで成長を感じるのかなと思います。そのもがき方を模索するなら、活動の幅も出会いの幅も大きいこのゼミが1番だと私は考えています。

数ある選択肢の中で、最後に選ぶのが牛島ゼミだったら嬉しいです。2年生の皆さん、後悔のないゼミ選びをしてください!


(2年経ちました!やっぱり頼もしい同期です)