18期振り返りブログ【かなえ編】弱さを知った2年間

18期のかなえです。

いよいよ、振り返りブログを書くときがやってきてしまいました。
この2年間のゼミ生活が終わりに近づいているのだと少し実感が湧いてきました。

ゼミ活動をほぼ終えた今、私のゼミ活動を一言で表すならば、「自分の弱さを知った2年間」です。
たくさんのグループワークを通して、自分が強みにできる部分がわかった反面、とにかく自分の足りない部分・課題を痛感した日々でした。

体育会に所属していた私のゼミ生活は常に、「ゼミと部活の両立」の中にありました。このブログでは、私らしく「両立」という観点から振り返りたいと思います。
拙い文章ですが、よろしければ最後までお付合いください。


(ぐる学は思い出の場所です。少しでも良いものを、とみんなで意見をぶつけ合いました。)

体育会に所属する私は、ゼミが始まってから部活とゼミの両立にとにかく必死でした。
「厳しい両立」を覚悟にこのゼミを受けたものの、うまく物事を回すことができない自分の不甲斐なさに、正直「このゼミに入るべきではなかったのではないか」と考えた時もありました。
この時期はゼミ活動を通して「どう成長したいか」と考えるよりも、とにかく「活動をこなす」ことに必死になってしまっていました。

両立に悩む中、あまりの忙しさにベストコンディションで部活に臨むことができず、全くと言っていいほど部活でも思うようにプレーができなくなりました。部活での4年間において、3年生は一番辛い1年間でした。ゼミを言い訳にしたくない!と必死にもがいていたものの、悪状況を脱することができませんでした。

両立にいっぱいいっぱいになり、どちらにも100%の力を注げていない自分が嫌でした。「多くの時間を費やしているけれど、ゼミを通して自分は成長できているのか」と疑問を持ち始めていました。

牛ゼミではよく「論理的思考力」「批判的思考力」といった言葉が使われます。
しかし、論理的思考力って結局なに?批判的思考力がついたらどうなれるの?と、実感を伴った理解ができていませんでした。そのため、必死になって取り組んでいたディベート・三田論でも、自分が成長している実感はありませんでした。

そんな時私が所属する部活は、部員不足が大きな課題でした。
私が中心となって新歓活動を強化しなければいけない状況になり、多くの新施策を打ち出しました。努力の甲斐あって、過去最高の新入部員を獲得できました。
成功した要因として、筋道を立てて考えて分析し、原因を洗い出し、有効な施策を提案する、という物事の捉え方にありました。2年生の私には確実にできなかった考え方でした。これこそがゼミで得た力なのだと気付きました。

このゼミでの成長を他の活動を通して、気付くことができました。ゼミを通して、私自身に大きな変化が生まれていることを感じました。

もしかしたら、ゼミに入らず部活だけに打ち込んでいた方が、部活では良い結果を残せていたかもしれない、と今でも思うことがあります。
両立によって自分のパフォーマンスを下げてしまったことは私の不甲斐なさでしかありません。しかし、このゼミで学んで成長でき、他の部員とは違う面からチームに貢献することができました。


(三田論メンバーが作ってくれた三田論のコラージュ写真。苦しい思いもたくさんしたからこそ、思い出がたくさん詰まっています!)

牛ゼミの専門分野がわかりにくい、とよく言われます。
確かにそうです。私もうまく説明することができません。しかし、他の活動や社会に出てからも活きる考え方・物事の捉え方を身につけることができる、というのは自信を持って言えます。

そして、「両立を通して自分なりに両活動に相乗効果を生み出していこう!」と思い、部活の際に「ゼミで学んだことは活かせないか」と考え、ゼミ(主にプロジェクト)のときに「部活でやってきたことで貢献できることはあるか」と、積極的に両者を結びつけて考えるようになりました。

「自分なりの両立」が見えてくると、ゼミ活動中の自分を冷静に見つめられるようになりました。すると今度は、嫌という程に自分のダメな部分が見えてきました。優秀なゼミ員がたくさんいるからこそ、です。
ゼミ員それぞれにたくさんの魅力があって、自分にはないものをみんなが持っています。だから、尊敬できるし、日々刺激を受けることができます。

しかし、卒業を目前とする今、課題に感じていた部分で満足のいく成長を遂げることができませんでした。時間が足りませんでした。もっと、早く気づけていたら、と思います。

でも、ポジティブに言えば、たくさんの課題を見つけられて良かったなと。
正直ゼミに入ってくるとき、どのように成長したいかを明確に持てていませんでした。でも、今はそれがあります。自分の弱さを理解して、今後の目標を持ってゼミを卒業できて、良かったと思います。


(大好きな18期。同期には感謝しかありません!!)

体育会である私がこのゼミにいることは周りに迷惑をかけっぱなしでしたが、本当にゼミ員が支えてくれ、迷惑をかけているのに「頑張れ!」という言葉をたくさんかけてくれました。その言葉に何度も助けられ、ここまで両立をしてくることができました。正直私がゼミに何を貢献できたかはわかりませんが、18期には感謝しかありません。

合宿は行けないし、飲み会はレアキャラになるし、悔しいくらいに我慢しなければいけないことはたくさんあったけれど、私にとって「牛ゼミと体育会の両立」は意味があるものでした。

とても長くなってしまいましたが、つまり言いたかったことは以下です!笑

今ゼミの他にも頑張りたいことがある2年生、牛ゼミに挑戦したい気持ちがあれば、恐れずチャレンジして欲しいです。「両立できるよ!」と簡単には言いません。確実に苦労はするし、犠牲もあります。でも、その覚悟と気合があれば、サポートしてくれる環境はこのゼミにはあると思います。そして、苦しい中でも努力を続ければこのゼミでは必ず成長できます。ぜひ、後悔のないゼミ選びをしてください!!