こんにちは。23期のゆうです。
現在、遂に振り返りブログを書く時期が到来したのかと戦々恐々しております。
2年間に及ぶ牛ゼミでの生活(入ゼミの時期を含めると)の何から書けばいいのやらと筆が重くなるところですが、なるべく2年生の皆さんが得る物があればという思いで、頑張ろうと思います。
原点
ちょうど2年前の今頃を思い返してみると、自分も絶賛ゼミ選びの真っ只中だったわけです。
私は早い段階で牛ゼミ一本に絞っていたため、当時の4年生、21期の振り返りブログ等あらゆる牛ゼミの情報を食い入るように読んでいたのをいまだに覚えています。
当時の自分が牛ゼミを志望した理由は、「視野を広げたいから」この一点だけでした。
というのも、自分は17年間、愚直に一つのスポーツをやってきただけの人間でした。
そんな受験勉強すら碌にしたことのない当時の自分が感じてたことは、「このままあと2年ちょっとで社会に放り出されるのやばすぎる。」でした。
そして、どうにか凝り固まった視野を広げることのできる環境を探し求めた結果、牛ゼミにたどり着いたというわけです。
視点を変える
ここからは、私が牛ゼミで何を得たかをお話ししていきますね。
尺の都合上、活動に関する詳しい内容にはあんまり触れずに進んでいくと思いますが、ご承知おきください。
おそらく、他の23期がいい感じに説明してくれると思うので、ぜひ色んな人の振り返りを読んでみてください。(他責でごめんなさい)
さて、「視野を広げる」という当初の目的をもとに牛ゼミでの生活を振り返ってみると、こんなことを感じます。
視野を広げる=視点を変える
ということです。ゼミに入った当初はそんなことはあまり意識していなかったのですが、今となってはこの事を強く意識するようになりました。
視野を広げるとは、他者の立場・視点から生じる苦労や考えを経験し理解すること。
自分がこのことに気づけたのは牛ゼミならではのことだなあと感じます。
牛ゼミはフィールドワークを重要としてるというのはよく言われていますが、グループワークを通じて多種多様な集団の中で活動するという側面も重要だったなあと感じます。
牛ゼミにおいて、このフィールドワークとグループワークの両輪なくして、今の成長は無かったと断言できます。
どちらか片方の車輪も欠けては、うまく歩んでこれませんでした。
例えばディベートです。分かりやすいところでは、本番のディスカッションで発表をする人やフリディスで積極的に発言する人、準備で資料を沢山集めてくる人やパワポを整える人、論意を整理する人等々、沢山の役割・視点があります。
役割という枠を飛び出しても、ディベートは肯定と否定に分かれてディスカッションをするという性質上、相手の立場から主張を予想して戦略を立てるということも有効になります。
という感じで、ディベート一つとっても内外に様々な視点があるわけです。
次にフィールドワークについて、自分はめぐるめの福島班に所属しているのでそこでの活動を基にお話ししていきます。
めぐるめ福島のコンセプトの一つに「生産者と消費者をつなげる」、もっというと、消費者に生産者の情報を発信するというものがある以上、自分達が生産者の視点を得ることは不可欠です。
実際に喜多方まで足を運び、畑に入り、アスパラをはじめとする様々な野菜の栽培をお手伝いし収穫したこと。
騒々しい日常とは違い、時間の流れがゆったりしていて、四季の移り変わりが鮮明な喜多方で自然の素晴らしさを痛感したこと。
これらは本当にかけがえのない財産です。
また、生産者の視点を基に消費者に発信していくという段階では、自分の視点というよりも、一般化した消費者の視点を考える必要があります。
どうしたら興味を持ってくれるかと頭を悩ませながら、配信や販売の企画を進めるわけですね。
またここでは、同時に様々な関係者が登場します。
商品を打ち出すとなればレシピを考えてくれるシェフであったり、食事会をするとなれば、場所と料理を提供してくれるレストラン等々です。
そうなると、時にはそういった関係者様の視点も必要になります。
時には、協力していただく以上、マネタイズする必要がある場合もあったりとその都度、いかに還元して両者の利となるように協力していただくかを考える必要があります。
そんな感じで、プロジェクトでは様々な視点から活動を俯瞰していく必要があるわけです。
こんな感じで、自分は牛ゼミにおいて「視野を広げる」という目的を「様々な視点の獲得」という方法で達成してきました。
牛ゼミでは上で挙げたディベートやプロジェクト以外にも、細かいところでは普段の授業内でディスカッションを行うグループも日替わりです(ゼミ長副ゼミ長いつも班編成ありがとう)。
そのため、一期一会の集団の中で自分の役割はいつも流動的で、一つに捉われることは無いと感じています。
まとめ
長々と綴ってきましたが、結局自分が何を言いたかったかというと様々な視点・役割を体験するということについては、牛ゼミ以上の環境はなかったということです。
牛ゼミではノマディズム(集団の中で固定的な地位や役割を拒否する、多様な生の在り方)なゼミ生活が受容されます。
ちなみにこのノマディズムという言葉ですが、語源は「遊牧民」にあります。私は2年間、親牛の元で遊牧民を目指していたということですね。笑
長々と書いてきて、「視点」という言葉でゲシュタルト崩壊寸前でしたが、いかにも牛ゼミらしいところに着地できてほっとしております。
以上で私の牛ゼミでの振り返りとさせていただきます。ここでは書けませんでしたが、私が牛ゼミで得た一番の財産は人です。みんないつもありがとう。
想定よりも長い且つ生真面目な内容になってしまい大変読みにくくなってしまったと大反省なところではありますが、ご精読ありがとうございました!