前置き
こんにちは!23期のゆからです!
とうとうこの振り返りブログを自分が書くことになってしまいました。
「牛ゼミの先輩たちみたいになりたい!」と憧れを抱きながら先輩たちの振り返りブログを読んでいた頃が懐かしいです。
2年経って自分も憧れていた先輩たちのようなカッコいい人になれたかというと分かりませんが、少なくとも牛ゼミで過ごした2年間で私はたくさんの『新しい自分』に出会い成長しました。
それではゼミ活動を振り返りながら過去の自分がどう変化し、どんな『新しい自分』を見つけたのかお話ししたいと思います。
過去の私
ゼミに入る前の私は、大体のことが人並みにできて組織の中で先頭に立つことが多かったんです。
何事においても人を頼ることがありませんでした。
自分がやった方が早くて正確だと思っていたし、人に弱みを見せることが恥ずかしいとさえ思っていました。
また、組織の中で「リーダー」という自分の役割がもともと決まっているからこそ居場所に困ることもありませんでした。
組織の中での自分の席は探さなくてもいつでも用意されていました。
しかし、そんなあまり挫折をしたことがない順風満帆な私も、優秀なゼミ員を前に何度も壁にぶつかり悩むことになりました。
ディベートでもプロジェクトでも悩みばかりの日々でした。
それぞれどんな状況でどんな『新しい自分』を見つけたかというと、、、
ディベート
私はディベートの活動を通して、仲間を尊敬し信頼し人に弱みを見せられるようになりました。
今まで大抵のことは全部1人で乗り越えてきましたが、ディベートはメンバーを頼り弱みを見せないと乗り越えられない壁でした。
私たちの代が扱うディベートのテーマが『日銀の量的質的金融緩和政策(QQE)が日本経済にプラスであったか』だったのですが、「QQEってなに?」「分からないところが分からない」そんな状態でした。
いくら検索して勉強しても知識として定着せず、情報をどんどん吸収して応用に変えていく優秀なメンバーにだいぶ遅れをとっていました。
みんながチームの主張の軸を考えているときも、全くついていけずチームに貢献できるような意見は出せませんでした。
そんな中で自分はどうチームに貢献できるか、たくさん悩みました。
反対尋問という試合中に使う原稿を考えてみたり、試合の途中にある反駁と言われる発表の担当を担ったり、、、。
これらは私じゃなくても全然できる仕事なのですが、みんなのために私でもできることを常に考えていました。
今まで人に弱みをみせることを恥ずかしいと思っていた私ですが、弱みを見せて仲間を頼らないと全くついていけない状況でした。
仲間に迷惑をかけながらも、分からないところはすぐに何度でも質問し、たくさん支えてもらいました。
そんな日々を乗り越え、渋沢杯という大会でも何度も発言することができ、チームも勝利をおさめ、満足のいく結果となりました。
これは「人を頼り弱みを見せる」という新しい自分を出せたからこそ達成できたものだと思います。
プロジェクト
私はこのプロジェクト活動を通して、組織における自分の役割を模索するなかで自分の本当の強みを知ることができました。
私は富山県利賀村をフィールドに活動するトガプロに入っています。
3年生の時は4年生の先輩に任された仕事をひたすらこなす特に悩みもない毎日でしたが(笑)、4年生になり自分が引っ張っていく立場になってからは色々考えることが増えていきました。
優秀な同期と後輩を抱えながら自分は果たして何ができるのだろうと頭を抱える日々でした。「利賀村に誰よりも行っていて勝手が分かっているからと言って、私なんかが優秀なみんなに指示を出していいのだろうか。」と自信を失くすこともありました。
自分の役割を考える中で、自身が利賀村での知り合いが多く密なコミュニケーションをとってきたからこそ村に訪れた際の活動が円滑であることにふと気づきました。
それは村にただ何度も訪れたからだけでなく、訪れる度に知り合いを1人は増やそうと目標を持って行動してきたからであり、かつイベント参加時には村の方1人1人に挨拶して周っていたからだと過去の自分を誇りに思いました。
私は優秀なメンバーにとって完璧に引っ張ってくれるカッコいい同期・先輩ではないかもしれません。
しかし、そんな私でも人との繋がりを大切にする姿勢やコミュニケーション力などの武器を持っていて、人と関わる場で自分の強みが発揮されることを知りました。
私は村とトガプロをつなぎ円滑に活動を進める「架橋」でありたいと思っています。
最後に
私は何でもできるすごいゼミ員を前に自分に自信を失くすことも悩むこともたくさんありました。しかし、そのおかげで人に素直に頼るという柔軟な自分に出会え、本当の自分の武器に気づくことができました。
ゼミで見つけた新しい自分と共に、これからも頑張っていきたいと思います。