【15期ゼミ振り返り 「もう1つの卒業論文」-飯田編-】

とうとうこの振り返り記事を書く時期がきたか…。今はそんな思いでいっぱいです。

牛島ゼミを志望する2年生の手前、元代表としてキラキラした綺麗なことを書こうかと思いましたが、いまの自分の想いを正直に書きたいと思います。4年生としての「もう一つの卒業論文」、最後まで読んで頂けると幸いです。

私の牛島ゼミでの2年間は自分を「大」きく「変」えました。私が尊敬するミュージシャンの1人が残した名言にこんな言葉があります。
「大変という字は、大きく変わると読む。
つまり大きく変化することは、辛く痛みを伴うものである。」と。
私は、牛島ゼミでの二年間を通してその言葉の解釈が少し変わったような気がします。
「大変という字は、大きく変わると読む。
逆を言えば、辛く痛みを伴うからこそ大きく変われるのではないか?」

プロジェクト・ディベート・三田論、これら牛島ゼミの主軸を担う行事では、求心力が求められる場面がたくさんあります。そこで私は多くの力を身につけることができました。
その中でも最も大きな変化は、グループワークを通して、同期18人それぞれの魅力に気づけるようになったことです。なんだか、就活のエントリーシートみたいな薄っぺらい言葉ですが、非常に大切なことだと思います。

牛島ゼミには、様々な想いを持ち様々な個性を持った人がたくさんいます。
性格や考え方、話し方がみんなそれぞれ違います。それこそが個性なのかもしれません。
牛島ゼミの同期や後輩を見ていると、その個性の中にちょっと変な魅力があります。
他の人が気づかないようなちょっと変な魅力に気づける目を持てたことは、自分の中での大きな収穫だと思います。
これは、自分中心で生きてきた2年前の自分と比較すると考えられないくらいの大きな変化です。

しかし、一方で痛みも伴いました。
常にゼミ員のことで頭がいっぱいになり、精神的にも辛い時期がありました。
周りを気にしすぎるあまり、自分の最大の長所であった「思い切りの良さ」を失ったこと。
ズバッと思った事を言えなくなっている自分に気付いた時、自分の選んだゼミを後悔したことさえあります。

ただ、一つだけ言えることがあります。
日吉時代の2年間で何も成し遂げられなかった。そんな自分を大きく変えたいと強く思う2年生がいたら、牛島ゼミは絶好の機会です。牛島ゼミは、自分の気持ち次第で大きな変化をもたらしてくれると思います。
実際に私はゼミに入った直後とゼミを卒業した後で、大きく成長した同期を何人も知っています。とは言うものの、牛島ゼミより素敵なゼミがあるかもしれないことも事実です。

では、私が選択に迷った時に常に口ずさんでいる牛島利明教授のこの言葉を最後にお借りして、私のもう一つの卒業論文を締めくくりたいと思います。

どこへ行っても同じ。
未来は自分でつくる。 gyu

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。