12月1日【ゼミ見学⑥】

こんにちは!22期3年のはるかです。

今回は12/1の本ゼミの様子についてお伝えします。

まず4限に、すずゆさんの卒論報告が行われました。小売や飲食業者に商品を卸していたかっぱ橋道具街が、なぜ私たちのような一般消費者にも販売するようになったのか、というテーマについてでした。

浅草や上野といった観光地が近く、一般消費者が訪れることが多いため、道具街がその需要に対応していった結果、一般消費者を受け入れるような道具街に変化した、という結論だけにとどまらず、以前販売してた小売業が減少したという要因があったり、店舗側は専門性を維持しつつもプロのお客様と一般消費者の双方に販売できるような体制にしたことで、専門店街の中でも賑わいを維持していることが分かりました。

メーカー→卸売業→小売業→消費者というモノの流れの中で、卸売業が衰退し、小売業化せざるを得ないのではないかと、産業全体の傾向からの指摘や、そもそも衣食住に関わる商品を扱っているから衰退しにくいのではないか、といった質問が飛び交いました。

 

5限には、けんしんさんの卒論報告が行われました。テーマは、行政と農業組合の連携による新規就農支援のあり方についてでした。

農業は現在担い手の減少や高齢化が顕著となっており、新規就農者を定着させるためには行政と農業組合の連携による継続的で総合的な支援が不可欠なのではないかという話でした。

検証で静岡県の伊豆の国市のシステムについてとりあげられていて、研修時に先輩農家さんのノウハウが共有されたり、販売する際も農業組合が共同出荷することで販路確保をサポートすることで、新規就農者の定着率が高いことが分かりました。

ソーシャルプロジェクトの一つであるめぐるめに近いテーマであったことから、質疑応答でも自身の意見に基づいて質問をする人が多かったです。

 

仮登録終了後かつオープンゼミ最終日ともあり、気合いが入っている2年生の様子を見て、私たちゼミ員も感化されていつも以上に白熱した質疑応答だったのではないかと思います。

残り少ない年内のゼミで、さらにレベルの高い議論ができるよう頑張りたいと思った本ゼミでした!