21期振り返りブログ【あやなさん編】「好き」を見つける

こんにちは。21期の彩奈です。
私が2年生のころ、先輩方の振り返りブログを読んでその内容に感心したのと同時に「牛島ゼミに入れたらあっという間にこれを書くことになりそうだな」となんとなく考えたことを思い出しました。2年生の皆さんはぜひ目を通してみてください。

ゼミ選び
大学受験の際、私はマーケティングや商品開発に興味があり、商学部に入りたいという気持ちで勉強に取り組んでいました。しかし、入学当初は受験の反動で勉強へのやる気がなくなってしまい、学外のサークルに所属してからはサークル中心のせわしない日々を過ごすようになりました。当時は多忙を理由に勉強も人並みにやっておけばいいやという気持ちで過ごしていて、よく居る怠惰な学生の一人だったと思います。しかし、仲のいい友人がやる気を持って意識の高い授業を履修していたことに危機感をおぼえ、2年生はもう少し真面目に取り組もうと少人数セミナーをいくつか履修しました。
そこで私は「グループワーク」の面白さと難しさを同時に味わうことになります。正直言って最初は「全部自分でやるのは大変だし、みんなで分担できた方が楽だな」という安易な考えも持っていたのですが、いざやってみると自分がいかに甘かったかということを痛感しました。当たり前ですが、グループの中で立ち回るということは自分の行動が他人の結果にも影響することになります。その分責任感も持たなくてはいけません。他のメンバーの考えを知ることの面白さとともに、学問でもチームでは個々の役割がより重要になることを幸いにも2年生で知ることができた私は、もっとグループを引っ張る力を身につけたいと考えるようになりました。そこで、もともと興味のあった商品開発を行っている、かつグループワークやフィールドワークをメインに据えている牛島ゼミは私にぴったりな選択だったというわけです。こうして文字に起こしてみるとかなり真面目な理由でゼミを選んでいるなと我ながら感動しています。ですがそれと同じくらい、「仲のいい友達を作って沢山遊びたい☆」とも思っていました。

私のゼミ生活
よくあるキャッチコピーみたいになってしましましたが、私のゼミ生活は『「好き」を見つける』というブログタイトルに集約されているんじゃないかと思います。上に記したようなグループワークやゼミで取り扱う題材を通して、改めて「自分は何が好きか?」ということを学べたと思います。ゼミの活動に沿って私が何を考えたか、紹介させてください。

めぐるめ
ゼミ選びの部分で書いたように私は商品開発に興味があり、めぐるめで何か作り出したいと考えていました。最初はただその環境に身を置けば自分が好きなことができると考えていたのですが、2年間の活動を通して自分から声をあげる必要性と難しさ・楽しさを知ることができました。具体的に話すと、ケーキ店とコラボさせていただくにしても、ただ商品製作の依頼をするだけでなく自分たちの考えをいかに反映させてもらうか、それをどう伝えるかというところまで考えなくてはいけません。もちろん最初から上手くいくわけではなく、関係者さんとのコミュニケーションが滞ったり、指示を受けるまで自分から動く勇気がなかったりと、もどかしさも沢山感じました。その中で「思っていたのと違う」「あまり活動を楽しめていない」という気持ちが浮かんだこともあります。ですが、その違和感を経験できたおかげで自分が本当にしたいことは何か、どう考えているのか、今何が足りていないのかということを改めて理解することができました。自分たちの代になってからは後輩を引っ張るためにもより積極的に意見を発信・交換し、コンセプトや企画自体の目的も意識して案を練ることができたと思います。それと同時に、めぐるめメンバーと関係者さんたちとより密接にコミュニケーションをとり、意見を伝え合うことの重要性を学ぶこともできました。めぐるめに限らず、牛ゼミの活動では何かに挑戦するだけでなく、上手くいかなかったことを挽回するチャンスがたくさんあります。日々壁にぶつかりながらもそれを次の成果に繋げる、というプロセスを座学だけでなく実践的に学ぶことができる点は、牛ゼミの魅力的なポイントです。


(エクレアの原案イラストと完成品)

ここで終わると「好きを見つける」にあまり関連づけられていないことに今気づいたので追記します。私はめぐるめの活動を通して自分の考えを形にしたり、それを伝えたりすることが好きだと気がつくことができました。またその中で一つでもいいから何かこだわるポイントを設けたりオリジナリティを出せたりするとその活動に愛着を持てるのです。これは誰もが思うことかもしれませんが、試行錯誤のなかで得られた気づきなので、大切にしようと思います。

三田論
私にとってゼミ活動のなかで最も濃い経験は三田論でした。私が三田論を選んだ理由の一つに「ゼロから1を生み出す経験をしたい」という思いがありました。しかし、このいわゆる「ゼロ1」、聞こえはかっこいいですが実際はとても地道で先の見えない難しい作業でした。チームで会議するうちに、「じっと分からないことを考えるよりもとりあえず動いてみよう!」という方針になり、とにかく沢山フィールドワークに行きました。(先生に無断で行ってお叱りを受けたのもいい思い出)私の班は「渋谷のミニシアター」を題材としており、本当に色々な方のお話を伺う機会がありました。ミニシアターの経営者や配給会社の方、映画を観に来るお客さん…アポを取って取材を実行するまでは少し大変ですが、私はこのインタビューで沢山の方の話や考えを聞くことが好きだと改めて知ることができました。中高生の頃に雑誌の編集者になってインタビューを記事にしたいと考えていたこともあったので、実際に似た経験ができてすごく貴重だったなと思っています。(ある映画館の事務所では奇跡的に私の推しのサインを見せて頂けたり、街頭インタビュー中にミニシアター作品の監督・出演者にインタビューしてしまったりと、とても楽しい思い出がたくさんあります!)
そして、インタビューから原稿執筆、三田祭当日まで班のメンバーには本当にお世話になりました。論文が完成するまでは不安や大変なことが沢山あったけど、何よりも楽しむことができたのはミニシアター班のみんなのおかげです。みんなのおかげでめちゃくちゃ楽しかった!なんか部活の引退みたい

(愛すべきミニシア班)

さいごに
冒頭で「あっという間に~」とか言いましたが思ったよりもあっという間ではなかったです笑 それくらい濃い2年間を過ごせたんじゃないかなと思います。私は副ゼミ長をやらせていただいたのですが、正直歴代副ゼミ長のなかでも一番自由に(?)活動させてもらってたのかなと思います。入ゼミ係でもなければ有志プロジェクトも入ってないし。あまり表立ってみんなの役に立てたことはないけど、少しでも周りを楽しませることができていたら嬉しいです。そして、自分は何が好きかを知って、大好きなゼミ員たちと学生生活を楽しめた(卒業しても遊ぼうね)私は自分の選択を正解にできたのだと思います。ゼミに限らず、どの選択肢をとるか、またやむを得ずとることになっても、自分でそれを正解にすることができればそれが1番だと思います。2年生の皆さんも、純粋に自分が楽しいと思える選択をしてほしいと思います。そしてその選択をそれぞれの形で正解にしてみてください。応援しています!