20期振り返りブログ【ちはるさん編】数年後に見返すための回顧録

お久しぶりです!20期のちはるです。12月に行われたGive it a go!というトークイベントにも登壇させていただきました(覚えている子はどれくらいいるでしょうか)。あの後ゼミ員にも労いの言葉や共感したとのコメントを各所でいただき、人前に出ることが苦手な私でも前に出て喋ってよかったと思いました😌

さて、早いもので私が3年生のときに2020年度の活動日誌のブログを執筆したときから1年以上が経ち、もう4年生として振り返りブログを書くことになるとは。時間の流れの速さに驚かされます。 2、3年生の頃は4年生の振り返りブログを見ても自分はこんなちゃんとしたこと書けないよ〜って思っていましたが、いざ4年生になっても2、3年生に胸を張ってゼミ生活を振り返ることができるかというとやっぱり自信はありません、、。そんなものですよね笑

真面目な話はGive it a go!でお話ししたので、今回は私が数年後に振り返ってもゼミ生活を思い出せるように2年間のゼミ生活を①ディベート、②三田論、③プロジェクトの3本立てでゆる〜く振り返れればなと思います。

①ディベート

 2年生の中には、牛ゼミの人は自己紹介で「三田論をやっていました」とか言っているということはディベートか三田論どちらかをやるのだなって思っている人がいるでしょうか。安心してください、ディベートはみんなやります(我々の自己紹介の仕方がややこしくて申し訳ない)。昨年度は春学期にゼミ内ディベートと3ゼミディベートが行われまして、3年生全員でディベートに取り組みました。

ゼミ内ディベートは可愛い女の子3人と一緒のチームになり、女子会気分でわちゃわちゃディベートの準備をしていた記憶があります。楽しかった。

3ゼミディベートではもう少し人数が増えて計6人でチームになりました。今思うと結構謎メンでしたが、当時は毎日の会議がめちゃ楽しくて

3ゼミディベートが終わった日はディベートが終わった解放感よりももうこのメンバーで会議をしないことの悲しさの方が大きかったです。

(写真がないか活動日誌を見返していたらあった。えもすぎ)

この3ヶ月ちょっとのディベート活動で身についた力は、ディベートで養われる論理的思考力などよりかは、大して知らない人と意見を擦り合わせてうまくやっていく力だと思います。

私たち20期がやってきた春学期のディベート活動の何がすごいって対面で一度も会ったことがなくて(昨年度の春学期は全てオンラインゼミだったため。ちなみに見出し写真は初めて7月にゼミ員何人かで対面で会った写真です。)どこの馬の骨かもわからんゼミ員達とディベートの準備を毎日オンラインでしていたってことだと思うんです。令和ってすごいなって思いました。あと我々20期のグループワーク力もすごいなって思いました(これもひとえに先生と19期の先輩方のサポートのおかげなのですが)。

会ったこともない人とディベートに向けて結構深い議論をするので、お互いがどういうキャラクターなのかが、この期間で分かってきたような気がします。あとは毎日顔を突き合わせるわけなので、できるだけ気持ちよくグループワークをするにはどうすれば良いのかを考えることもできました。チクチクする言葉を言わない、相槌をきちんと打つ、キレない、などなど(ディベートでもグループワークでも大事)、これらができてようやくディベートの技術の話ができるのではないかと思います。

とりあえず、ディベートの活動ではディベート本番よりもその過程の方がかなり印象に残っています。もともと三田論をやりたかった私ですが、ディベートの活動を経てディベートそのものよりもディベートのために用意する立論や反駁をちまちま考える方が好きだったため、考えたことを形にできる三田論をやりたい気持ちがより一層強まりました。

②三田論

ディベートが終わって一息つくと、三田論班は8月下旬くらいから三田論の準備をします。この三田論、予想以上に大変でした。 論文をチームで作るのってこんなに大変だとは知りもしませんでした。大きな発見。

三田論を振り返ってみて、ディベート班含めて同期とフィールドワーク先の道の駅に行ったり、会議のアイスブレイクが必ずめいちよの芸能トークだったり、私がじゅんじゅんにキレそうに(いやキレていたかもしれない)なったり色々なことが頭をよぎりはするのですが、やはり真っ先に出てくるのはあの2つの思い出でしょうか。

1つ目は、三田論の締め切りが近づいた頃に私たちがテーマを180度変えようとしたことです。普段は穏やかな先生が珍しく取り乱していたのを覚えています。もともと安直に意見に左右されがちな私たちだったため、チームAんちょく班(20期は三田論班にA班とB班があり、私たちはA班でした)という名も付いていたほどだったのですが、ここまで安直だとは、、今振り返ってもびっくりです。

三田論をやる未来の牛ゼミのメンバーへ:論文のテーマはちょっとやそっとじゃ変えないでください。変えるとしても今まで選んでいたテーマと関連したテーマにした方がいいです。そして決断は早めに。届け未来の三田論メンバーに!

2つ目は道の駅の帰り道、Aんちょく班(主に私)が夜のコ○ダ珈琲で血眼にして統計ソフトをいじっていたことです。普段のんびりモードMAXでなかなかスイッチが入らない私が珍しくスイッチオンになってデータを作っていたときがありました。Aんちょく班のメンバーにはあのときのちはるは殺気立って怖かったと言われましたし、あのときは本当に帰れないんじゃないかとハラハラしていました(あっきーは途中で帰っちゃったし!)。そんなこんなでスイッチオンになると周りが見えなくなったり、ずっと喋ったりキレそうになったりする私(ディベートでの学びはどこに、、)を優しく見守ってくれたAんちょく班のみなさんには感謝してもしきれません。このように牛ゼミには自分の欠点や弱い部分をカバーしてくれる素敵な仲間がいることは読者の方に是非ともお伝えしたいです。

③プロジェクト

最後にプロジェクトについて。私は、プロジェクトは3年生のときからUnispoとありがとんプロジェクトに入っていました。もともと入りたいプロジェクトなどあまり決まっていなかった私にとって、最初から最後までプロジェクトのモチベーションの維持の仕方が難しく、どういう気持ちで取り組んで良いのか悩み続けた活動でもありました。


(Unispoの貴重な対面フィールドワークでインタビューをしている4年生。じっほ姿勢良すぎな)

なかでもUnispoはオンラインでの企画の難しさなどもあって3年生の終わりに辞める方向性で気持ちが傾いていたのですが、悩んでいるうちになんともう卒業することになってしまいました(結局1年ちょっと悩み続けてしまった)笑 悩んではいたものの、Unispoに入ってくれた可愛い3年生のやる気に感化されて結局最後までやりきることができました。ありがとうりょーたろーとすずゆ!

ただ、オンラインで色々やり続けた2年間だったものの、やはり実際にフィールドに行って得られることは何物にも代えがたいなというのも正直な意見です。ありがとんプロジェクトでは3年生の12月に、感染症対策をしっかりと行った上で、プライベートで宮城県を訪問したのですが、正直そこで有難豚を実際に見ることがなければ有難豚の豚生は画面上の「他人事」に過ぎないまま終わっていたかもしれません。あのとき初めて有難豚に触って、一緒に遊んだことで初めてアニマルウェルフェアに対して当事者意識を持てるようになりました。

私からプロジェクト活動を通して読者の方にお伝えできることは2つ。

1つ目はやりたいことはあるに越したことはないということです。たまにゼミ説明会に来てくれる2年生で興味のある活動ってあった方がいいのでしょうか?という質問が来ます。結論から言うと、あるに越したことはないと思います。正直私はフィールドワークがやりたかっただけで、興味のあるテーマなどあまり考えずにゼミに入りました。それでもゼミは楽しかったのですが、やはりやりたいことに向かってまっすぐ突き進んでいるゼミ員を見ると羨ましくなってしまうもの。もちろんゼミに入ってからもやりたいことを見つける機会はいくらでもありますが、やっぱりやりたいことが明確にある人の方が一歩も二歩も前に進んでいるような気がします。なので、一方的なオンライン授業に辟易としている2年生の方は是非、牛ゼミで色々なチャレンジをしてみると良いと思います!

2つ目は、フットワークは軽くして、考える前に色々なところに行ってみるといいよということです。このご時世でなかなか難しいし、先生もこんな世の中だからこそできるオンラインでの取り組みを考えてみなされとおっしゃっているなかで申し訳ないとは思うのですが、やはり私は行ってみてなんぼというマインドは結局変わらなかったです。やっぱりゼミでの思い出も数少ない対面でのフィールドワークばかりですし、上述した通り一度現地に行くだけで得られることは星の数ほどありました。是非もう少し外に出やすい日々がやってきたら、教室の外を飛び出してみてください!

先輩の振り返りブログを見てこんな文量書けっかよ!と思っていたのですが、気づいたらそれなりの文量を書いてしまいました。卒論もこんなテンポで書きたかったなあ。。

所々で教訓を交えつつ、私が数年後に見ても楽しめるようにこの2年間の振り返りもしつつ書いたので読者と筆者がwin-winになるような記事になっていたら嬉しいです。

最後に、個人主義者が多くて馴れ合うこともなくそれぞれ個性豊かだった(非常に居心地がよかった)20期、どんな局面においても絶対追い越せないわ〜と思ってしまうほど優秀な19期の先輩方、要領が良くキャパおばけな上に可愛さも兼ね備えている21期、他学部からやってきた異邦者を暖かく迎えてくれた先生には心より感謝しています。謝辞。

長々とした文章にお付き合いくださりありがとうございました!