19期振り返りブログ【しおりさん編】自分に矢印を向ける

「とにかく成長したい!」

その一心で牛ゼミを志望し、4年生の振り返りブログを読み漁りながらESに悪戦苦闘していた頃から早くも2年が経ちました。2年後も同様にこのブログ執筆に苦しめられることになるとは当時は思いもしませんでしたが(笑)

申し遅れました、ディベート・Unispo・いきかたずかん・プロジェクトzなど、幅広く手を出してきました19期のしおりです。壁にぶつかり続けた牛ゼミでの生活が終わりを告げると思うと嬉しいような寂しいような複雑な思いが溢れ、感傷的になりながら2年間を振り返っています。

文才の欠片もない私が19期振り返りブログの終盤を担当してよいものなのか、正直不安でいっぱいですが、どうか温かい目で見守ってください。

さて、今回のブログでは、私が牛ゼミを通して学んだ「苦しくても自分の弱さと向き合うこと」「何事においても自分から意味を見出そうとすること」について、ディベート活動、プロジェクト活動を振り返りながらお話したいと思います。

 

<がむしゃらに頑張り続けたディベート活動>

私がディベート活動において自分の弱さから逃げたことはおそらく2回あります。(本当はもっとあるはず笑)

1回目は第1回ディベートが終わったとき、2回目は渋沢杯に向けて否定班として活動し始めた最初の3週間です。

第1回ディベートは、牛ゼミに入ってすぐに始まりました。

「農産物の貿易自由化を推進すべきである」という馴染みのないテーマ、周囲の優れた論理的思考力や頭の回転の速さに圧倒されながらも自分なりに取り組んでいたつもりでした。しかし、準備期間においてチームに貢献するような働きは特に出来ず、ディベート当日に至っては何ひとつ発言できませんでした。劣等感と悔しさで胸がいっぱいでしたが、「何でできなかったのか、どうすればよかったのか」と自分に向き合う前に、「自分にはディベートが向いていない、周りが凄いんだ、部活もあって忙しかったから仕方ないよね」と言い訳ばかり並べてしまいました。これが最初に自分の弱さから逃げた瞬間です。


(懐かしのディベートB班。若い。4年になって再び一緒にディベートが出来て、私はとても嬉しかったのです。)

それでも負けず嫌いな自分の性格を活かし、悔しさをばねに自分なりに多くの時間を割いた第2回ディベートを経て、「ディベートが出来るようになりたい、成長したい」という想いでディベート班を選択しました。

そんな前向きな想いと裏腹に私は再び自分の弱さから目を背けます。優れたメンバーの中で自分の存在価値を見出すことが出来ず、ディベートから逃げようとしました。「部活があって時間が割けない、周りが凄すぎるんだ」とかつてと同じような言い訳を並べる自分がいました。時期的にもちょうど部活の合宿が重なったこともあり、5日間程度ディベートから離れました。

その後、逃げる自分に嫌気がさしたのか、9月頭の関西学院大学とのオープン戦あたりを機に私は再び自分と、ディベートと向き合う前向きな想いを胸に走り出しました。否定班メンバーに助けられ、会議で少しだけ意見が言えるようになったり、苦手だったフリーディスカッションで少しだけ発言出来るようになったり、僅かながら成長している実感を掴めました。それも、自分の弱さを知り、自分自身と向き合うことが出来たからだと思っています。逃げたままの自分だったら何も得られていなかったはず。自分の負けず嫌いな性格とたくさん助けてくれたみんなに感謝です。


(否定班。本当に感謝でいっぱい。会議ではいつもたくさん笑ったなあ。)

 

<自分で意味を見出していくことを学んだプロジェクト活動>

何事もやってみよう精神の持ち主である私は少しでも興味のある活動には手を出し、冒頭お伝えした通り3つのプロジェクトに所属していました。複数のプロジェクトに取り組む原動力となったのは、「面白そう!」という軽い好奇心と「他者から学びたい」という成長意欲だったと思います。期待通り、複数のプロジェクトに所属したからこそ多様な考え方に触れることが出来たり、様々な立場を経験出来たりと大きな収穫がありました。

一方で、プロジェクトという長期的な活動に対して、モチベーションを保ち続けることは容易ではありませんでした。そのため、惰性で活動していた時期がなかったと言えば嘘になりますし、「何のためにこの活動をしているんだろう」「なんでこのタスクを自分がやらなきゃいけないんだろう」と思ってしまったことも正直なところあります。けれど、この思考に入ると完全に悪循環なんですよね。活動を楽しめなくなってしまい、取り組む意味がますますわからなくなる。そして得られるものも得られなくなる。

じゃあどうすれば良いんだろうと考えたときに、活動に縛られているだけだと気づきました。なので、議事録をひとつ作るにしてもそこに何かしらの課題を設けて取り組んでみたり、自分が得られることは何だろうと考えながらそれぞれの活動に取り組んでみました。もちろん、毎回必ず意味をもって取り組めていたわけではありませんし、グループワークだったおかげで乗り越えられたことも多くあります。けれど、2年間携わるプロジェクト活動に取り組んだからこそ、「何事も自分次第で変えられるんだ」ということを実感できました


(居心地抜群のUnispo同期!ふざけることにも、議論することにも全力を注ぐ人たち。)

柄にも合わず非常に真面目な振り返りブログになってしまいました(笑)

私の三田生活は、牛ゼミ無くして語れません。牛ゼミを志望することを決心した2年前の自分の選択は間違いではなかったと心から思えます。それも、たくさんの周囲の人に支えられ、真っ直ぐにゼミ活動に取り組めたからです。お世話になった先輩方、頼もしい後輩たち、安心感抜群の同期のみんな、いつも温かく見守ってくださった牛島先生、関わった全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

そして、このブログをご覧の2年生の皆さん。

ゼミ選びを通して自分自身と向き合い、悩んでいることでしょう。私もそうでした。

けれど、2年間を経て思うのは、「何を選択するか」よりも「“選択”を“後悔しない選択”にするためにどう行動するか」の方が大切なのではないかということです。皆さんが充実した2年間を過ごせることを祈っています!

最後までお読み頂きありがとうございました!