現在、各入ゼミイベントで配布中の牛島ゼミ員インタビュー冊子「極彩」。
そこに掲載する企画として行った編集部3人の座談会から、冊子に載せきれなかったものを、HPにて限定公開!
(冊子と連動して、12/16(月)4年生登壇トークイベント「極彩」開催!詳細はこちら)
今回は「あなたの知らない牛島ゼミ」と題して、「説明会ではあまり話していないけど、おもしろい」活動について、編集部の3人が語ります。
メンバー
おっちー:4年生
ゆか:3年生
かおり:3年生
ゆか:よく説明会で「月曜と木曜のゼミの時間って何してるんですか」って聞かれるんですよ。
おっちー:あー、よく聞かれるよね。
ゆか:ゼミの時間の活動でひとつ特徴的なのでいうと「ゲストトーク」ってあるじゃないですか。
かおり:年に4〜5回、ゼミの時間にゲストの方が来てくださって、生き方とか、お仕事について話してくださる企画ね。
ゆか:あれってあんまり説明会とかで言わないけど、牛ゼミの魅力の一つですよね。
おっちー:そうだね、隠れてるけどめっちゃ面白い。
かおり:なんか誰にでも話を聞いたらいいってわけじゃないと思うんだけど、先生はちゃんと話を持っている人を呼んでくださるよね。
ゆか:たしかにそうだね。
かおり:そういう人の話を聞いて、そこから自分で考えて学びを得るっていうのがめっちゃ面白いと思う。
おっちー:2年生の頃いろいろなゼミを調べたけど、ゲストが来るゼミは他にもあって、スキルとか知識を持っていてそれを教えに来てくれるっていう印象があったのよ。
ゆか:なるほど。
おっちー:それと比べると、牛島ゼミに来てくれるゲストの人って、「地域で学ぶ大学を作る」とか「流通ジャーナリスト」とか生き方自体が未知な人が多くて、教えてくださるっていうより「生き方を見せてくださる」印象かな。だからこそ知らないことに触れられるっていうのが面白いところだよね。
かおり:そうですよね。「こういう道行ったら安全」ってなんとなくあるじゃないですか。でもいろんな経歴を持った人の話を聞いていると、すごく幸せそうで。
おっちー:ほんとにね、生き生きとされてるよね。
かおり:そういう方のお話を聞くと、安心感をもらえるんですよね。「失敗しても大丈夫じゃん」って。
おっちー:わかる。慶應の学生って一つの価値観でここまで来ている人が多いと思うんだ。成功して、成長して、慶應来て、大企業に行く、みたいな。
ゆか:そうかもしれないです。
おっちー:でも、いざ大企業に就職して「やっぱり違うな」ってなるかもしれないじゃん。その時、大学時代に違う生き方をしている人の話を聞いたサンプルがあるかないかって結構大切だと思うんだよね。だから「こういう生き方あるんだ」ってお話が伺えるのはすごくいいと思ってる。
かおり:余裕ができるって感じですよね。
おっちー:そうそう。余裕があればその分挑戦もできるしさ。
ゆか:いろんな人のお話を聞けるのが率直に楽しいですよね。全国を巡って各地の食材でおむすびを握って人と地域をつないでいる「旅するおむすび屋さん」の菅本さんが来てくださったときはゼミでおむすび食べたし。
かおり:あれ楽しかったね。
ゆか:お話を伺って、海苔の試食をして、おむすび食べるっていうゼミ(笑)
かおり:海苔ってものによって色も味も違うんだっていう。
おっちー:意識して食べてみたらほんとに味違ったもんね?
ゆか、かおり:違った!
かおり:でも私は韓国のりが一番好きでした。
おっちー:あれだけおいしい海苔食べたのに加工品が一番なの(笑)
ゆか:牛島ゼミであんまり言ってないことってあと何かありますかね?
おっちー:有志型のソーシャルプロジェクトとか?
かおり:あーたしかに。牛島ゼミは「ソーシャルプロジェクト」っていう活動があって、トガプロ、unispo、めぐるめのどれかに選択必修で入りますよって説明会では言ってますけど、その他にも実は有志で活動しているプロジェクトがいくつかあるんですよね。
ゆか:そうそう。これもあんまり言ってないですね。そういえば2人とも有志型のプロジェクトに参加してますよね。おっちーさんは「いきかたずかん」、かおりは「Project Z」ですね。
おっちー:そうだね。「いきかたずかん」は同期の2人と今年立ち上げました。
ゆか:プロジェクトを立ち上げたきっかけってなんだったんですか?
おっちー:それこそゲストトークがきっかけだよ。こういういろいろな生き方をしている人の話を聞くのって面白いよね、もっといろんな人の話を聞いて発信したいよねっていうところからプロジェクトを立ち上げたんだよね。
ゆか:プロジェクトの立ち上げって大変でしたか?
おっちー:「生き方に悩んでる人にいろんな選択肢や価値観を知ってほしい」っていうのが目指してるところなんだけど、具体的なゴールをどこに置くかが難しくて。でも活動する上ではゴールは絶対に必要だから「どういう状態になったら目標達成なのかな?」「自分たちはどこまでできるのかな?」っていうのを言語化していくんだよね。
ゆか:わー、難しそうですね。
おっちー:難しいんだけどすごく勉強になるよ。自分がやりたくて始めてるからそれも含めて楽しいし。牛島ゼミに入ってなかったら、ゴールをどうするかとか、誰に向けて発信するかとかって学生のうちに考える機会はなかったんじゃないかな。
ゆか:なるほど。いきかたずかんの楽しいところは何ですか?
おっちー:自分が普段疑問に思っていることとか、これ面白そうだなっていう感覚に従って、いろいろな人に話が聞けることはすごく面白い。しかもそれを誰かに届けるっていうところまでやれるのが楽しいよね。生き方で悩んでる人ってすごく多いから。
ゆか:かおりもProject Zに所属してるけど、どんな感じで活動してる?
かおり:簡単に言うと、NPO、美大生デザイン団体と障がいのある方が作ったお菓子のマーケティングを企画しながら、そのお菓子を通じて障がい者の方の労働についても知ってもらうっていうプロジェクトなんだけど、協働しているのがNPOの理事長さんだから面白いよ。経営についてのお話とかも教えてくれたりするから。
ゆか:へー、面白い!
かおり:ProjectZは方向性もしっかりしているところがいいんだよね。NPOの人とタッグを組んでいるし、何をするか決まってからプロジェクトが生まれていて。だから、これに向かってやっているんだなっていうのが実感としてあるのが楽しい。
ゆか:本当に社会に1歩出れちゃう感じですよね。今、私が所属しているめぐるめは商品開発も頑張っているし、プロジェクトは思っていた以上に深いところまでやらせてくれる気がします。
おっちー:そうだね。むしろ自分たちではやったつもりでも、先生は「もっと深くいけるんじゃないですか?」って言ってきたりするから(笑)それぐらい深いところまでやれるチャンスがあるってありがたいよね。
ゆか:そういう活動ができるのも、先輩たちが年々積み重ねてきてくれた「慶應義塾大学の牛島利明ゼミ」っていう基盤があるのも大きいと思います。
おっちー:それが信頼につながって外部の方と繋がれている部分もあるからね。逆に社会に出たら、もっと自分でやらないといけないんだなとも思うから、いい塩梅で体験させてもらえているなって思う。
ゆか:プロジェクトって「問題意識」が大事じゃないですか。私今までレールに乗ってきた人生だったから「問題意識」っていう言葉すら今まで使ったことなくて。「これをやりなさい」って与えられたものを「はい、一生懸命やります」っていうのは得意だったんですけど。(笑)
かおり:そういう人多いと思うよ。
ゆか:だからゼミに入って、いろんな人のお話を聞いて、自分で考えて、目標を立てて何かをやるってこと自体が、新しい体験ですごく楽しいんです。来年入ってくる20期のみんなにもこの楽しさを感じてもらいたいです!
かおり:こんな感じで説明会では話しきれない魅力もたくさんあるので、ぜひイベントに足を運んでもらえたら嬉しいですね。
おっちー:4年生登壇イベント「極彩」にも是非来てほしいよね。それこそ説明会じゃ伝えきれない話ばかりだし、4年生が自分のことを振り返って話す機会はこのイベントが最初で最後じゃないかな。
ゆか:そうですよね。いよいよ本日ということで、予約なしの当日参加も解禁しました。お時間の合う皆さん、ぜひ来てください!待ってます!