有難豚 夏の宮城遠足!

こんにちは、3年のゆかです。

8月5日、私たち有難豚PJメンバーは宮城遠足に出かけました。

ん?有難豚PJってなんだ?と思った人のために簡単に説明を。有難豚PJは、私たちが関わる豚の一生を通して、有難豚を1人でも多くの人に知らせること、また関わる人を1人でも増やすことを目標に活動しています。

今回の遠足の目的は、私たちが今後関わっていく子豚を選ぶこと。初めての養豚場訪問ということで、わくわくしながら、遠足スタートです。


↑仙台駅前でパシャリ。

仙台駅からレンタカーを走らせること約1時間、養豚場に到着しました。出迎えてくれたのは、養豚家の高橋希望さんとご両親。養豚雑誌のカバーガールを務めたこともある、とてもキュートで明るいお母様と、優しい笑顔が印象的なお父様も、初対面の私たちを快く受け入れてくださいました。有難豚のことを大切に育てる、本当に素敵な養豚家のご家族です。私たちの自己紹介を終え、豚コレラ対策の防菌服を着用します。これで準備万端。いよいよ有難豚にご対面です。

まずは、出荷直前の有難豚を見せて頂きました。大きく育った豚たちは、寝転がったりじゃれ合ったり、歩き回ったり。豚が豚らしく生きられるようにと、アニマルウェルフェアを実践している現場を目の前にし、胸が温まりました。私たちは、持参したお菓子を棒につけ、餌やりをしました。あかねさんのさけるチーズに興味津々の豚や、きょうすけさんのヨモギ饅頭に挑戦するものの、お口に合わない様子を見せる豚など、見たことのない豚の姿を間近で見ることができました。


↑スナック菓子を食べてくれました。

「豚の背中をこれで掻いてあげて」と渡されたのは、ギザギザが付いた金属の器具でした。本当にこれで大丈夫なのかと不安になりましたが、やってみると気持ちよさそうな豚たち。希望さん曰はく、豚の皮膚はとても分厚くて、このような器具を使う必要があるそうです。また、私は豚にマイペースなイメージを抱いていたのですが、実は仲間意識が強い動物のようで、一頭が動き出したら周りの豚も付いていくというような、豚のかわいらしい一面を見ることができました。


↑生後5日の赤ちゃん豚。バイオリンの演奏でスヤスヤ。

次に、生後2か月の子豚7頭とご対面です。先ほど今回の目的を書いたように、私たちはこの7頭から1頭を選ばなければなりません。しかし、なかなか決まりません。なぜなら、7頭とも可愛らしいから。おしりのミッキー柄が特徴な豚、ずっと私たちを見つめてくれる豚、一生懸命ジャガイモを食べようとする豚、7頭ともとても愛おしく感じました。実は、今回遠足に参加した3年生2人は動物に触れることが苦手だったのです。しかし、自然と豚に触れられるようになっていて、自分たちでも驚きました。豚じゃらしで遊んだり、扇風機の風を当ててあげたりと子豚たちと触れ合った結果、ようやく1頭の子豚を選びました。


↑小麦の豚じゃらしで遊んで仲良くなろう作戦。


↑大好きな水浴び、嬉しそう。

有難豚の特徴である黒、茶色、ピンクのブチがかわいい子豚です。名前はぎゅっとん。みんなの愛や想いがぎゅっと詰まった豚になりますようにと、みんなで名付けました。次に会うときは、一緒に栗林でボール遊びをすることを約束して、ぎゅっとんとお別れしました。

名残惜しさを感じながらも、希望さんとご両親に「ぎゅっとんをよろしくお願いします。」とお伝えし、養豚場をあとにしました。

ぎゅっとん、これからも元気に大きくなるんだぞ~

初めての宮城遠足は、とても充実したものとなりました。

↑この子豚がぎゅっとんです。この耳がたまらなく可愛い。