17期振り返りブログ【カメイ編】滾

突然ですが、「ゆでガエル」のたとえ話はご存知ですか?

煮えたぎるお湯の中にカエルを放り込めば、そのお湯のあまりの熱さにカエルはすぐに鍋の外に飛び出す。しかし、カエルを適温の水の入った鍋に入れて、ゆっくり過熱していくと、どうなるか。カエルはお湯の熱さに慣れてしまい、逃げようとしない。しかし、最終的には茹であがって死んでしまう。

有名なたとえ話なので、知っている方も多いかと思います。

3年になりゼミに入るまでの自分は、まさにこのカエルと同じ状況で危うく死にかけていたのが、他でもないこの私、カメイです。

自分の慣れた環境で過ごすことは楽だし、楽しいですよね。

誰しも今ある環境に満足しちゃうもので。サークルであったり、部活であったり、バイトであったり。

でもこの気持ちよさに身を任せっきりで本当にいいの?
今楽しいと思っているこの状況は、実は「楽しくない方向」に自分を向かわせ、本末転倒な結果になってしまうのでは?

と思ったことがきっかけで、将来の自分のビジョンなるものを考えるようになったんです。このことを出発点として最終的に牛ゼミを選びました。

そうして入った牛ゼミで、一体何をして、何を経験し、そこから何を学んだのか。
以下ではこのことにフォーカスして、この2年間を振り返っていきたいと思います。

もうお気づきかもしれませんが、ゴリゴリの語り口調のため非常に読み辛いかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

(読み辛くて読みたくない!って人は「どう修正すれば読みやすくなるんだろう?」と圧倒的当事者意識をもって考えながら読み進めて頂くと多くの学びがあるかと思います。箕輪厚介さん張りの圧倒的な編集スキルが身に付くこと間違いなし!)

1.3年時を振り返って

私は「論理的思考力」を付けたい!ということが、このゼミを選んだ理由の一つでした。

そんなわけで3年のゼミ生活はディベートを中心に回っていくわけでありますが、まあ苦い経験をしましたね。

これでもか!というくらい挫折経験を味わせてくれました。

日吉時代に、いかに自分が周りに甘えて生きていたのかということを痛感しましたね。

なんだかんだできるだろうと思ってディベートをやってみたけれど、これが難しい。何を言っているかわからない。何言ってるのかわかるけど、なんて返せばいいかわからない。その結果発言できず、めちゃくちゃ悔しかったんですよ。

まあでもただ悔しがってるだけでは意味がないわけで。

最初のディベートでこれを経験できたから、いい意味で周囲と比べることが無くなって。
今自分ができること、できないこと、すべきこと、すべきでないことが明確になったわけです。

もちろん、「チームに対しどんな貢献ができるのか」とういことも考えました。
自分の場合は、もともとちゃらんぽらんな性格であったこともあり、ムード作りに徹しました。

チームが本番で120%の力を発揮するにはどうすればいいのか。
そこにフォーカスしながら自分自身の言動を決めていました。

まとめると、3年時の成長としては

「チームのメンバーとしての当事者意識の芽生え」

があり、そして

「自分の発揮できる価値をチームの結果にコミットさせる力」

が付いたのかな、と思います。

2.4年時を振り返って

4年生へと無事進級でき、3年の時を振り返って、当然のことながら多くの反省をしました。

反省をしていくなかで、あることに気が付いたんです。

「あれ?ゆでガエル状態になってないか?」と。

どういうことかというと、自分自身の意識が、自分の所属しているグループにだけにしかいっていなかったんです。今いる環境に満足してしまっている自分がいたわけです。

牛ゼミは良い意味でも悪い意味でも、グループ単位で活動することが多い特徴があります。

「牛ゼミ」という「組織全体」を踏まえて行動することがどうしても難しくなる。

グループ単位で活動していると、そのグループへの問題意識にとどまりがちになってしまうんです。

こういう反省を踏まえて、他のゼミ員と協力し、牛ゼミ内のプロジェクト交流会というイベントを開催することにしました。
牛ゼミには現在4つのプロジェクトがあるのですが、これはそのプロジェクト間の交流がほぼ皆無であることに問題意識を感じて行ったイベントです。

これして何が良いの?ってところですが、
簡単に言うと、交流を通して各プロジェクトでシナジー効果を生もうって感じです。

結果としては、正直プラスになったのかはわかりません。でも確実にマイナスではなかったということは言えます。
当初は継続的な会にしていく予定でしたが、某の力不足のためその目標は達成できませんでした。反省ですね。

でも、やってよかったと心から思っています。

なぜなら、この経験から主に以下の2つのことを学べたからです。

「実際に行動を起こすことで初めて見えてくることがあること」
「自分で得た1次情報に勝る情報はない」

ということです。

“認知ベース”であった知識が、“実感ベース”としての知識となることで、初めてその知識は“生きた知識”となる。是非、あらゆることを身をもって経験してみてください。

まとめると、4年時の成長としては

「組織の一員としての当事者意識の芽生え」

があり、そして

「組織の一部でおさまるのではなく、自分が組織をどうしたいのか、何ができるのかを考えられるようになった」

のかな、と思います。

最後に

最後になりますが、このブログをご覧になっている2年生は少なくとも牛ゼミに興味がある方だと思います。

「もう牛ゼミ一択」の人もいれば、「忙しいのはちょっと…」とか「倍率高いと不安」とか他にもいろんな理由でまだ決めかねている人も多いことでしょう。

正直言って、後者の理由で牛ゼミを受けるか悩んでいる人は受けない方がいいです。

多分通らないし、もし通ったとしても入ってから苦労すると思うからです。(こんなこと言ったら3年生からめっちゃ怒られそう)

でもまだ間に合います。

もし、「少しでも近づきたい」「なんとしてもこうなりたい」と思うビジョンが、その大小に関係なく、あるのであれば、それを実現するためにはどうすべきなのかを考えてみてください。

「忙しい」ことが嫌なら、なぜ嫌なのか。
「倍率高い」から落ちるという不安がある人は、では自分が望むことはゼミだけでしか手に入らないのか。

忙しくても、「自分が望み、自分で下した決断」なら忙しいなんて思いませんし、「どうしてもここじゃなきゃだめなんだ」と思うのであれば受けないわけにはいかないと思います。(ゼミ落ちたら死んでしまうわけでもあるまいし)

最終的に、自分のビジョンを目指す手段として牛ゼミを選んでみるの、別の手段を取るのも一つの手だと思います。

「ゆでガエル」になっていませんか?

今いる環境から一歩踏み出す行動を起こしてみてください。きっと良いことばかりじゃないです。苦しくて、悔しくて、不安に押しつぶされそうになることも必ずあります。でもそれは通過点に過ぎないんですよ。その先に、きっと、「価値ある一歩を踏み出せた」と思える日が必ず来ますんで。

2年生の皆さん、頑張ってください。応援しています。

そしてこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。2年間、こんなちゃらんぽらんで、いつも言いたい放題のカメイを温かく見守ってくださった牛島先生、先輩、後輩、そして17期の皆さん、本当にありがとうございました。感謝してもしきれない方々ばかりです。本当に、本当にありがとうございました。大好きです。そしてこれからもよろしくお願いします。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

はい、ということでね、ここまで真面目に「振返りブログ」なるものを書かせていただいたんですけども、実は執筆の途中で温泉に入ってきたんですよ。

日頃の疲れが溜まりすぎていたせいか、気持ちよくて長く浸かっていたら、なんと見事に湯あたりしてしまいまして。更に体調悪化してしまったようです。とほほ。

それじゃダメじゃん!ということでですね、最後にここからの学びを皆様に。

「気持ちよさに身を任せ、湯あたりしたら本末転倒」

御後がよろしいようで。