昨年度からプロジェクトを創設、今年2年目となります。
私達は【中高生】を対象とし、【社会人・大学生とのワークショップ】を通して、
【納得感のある将来選択】をしてもらうことを目指しています。
ところで皆さん「ワークショップ」ってどんなイメージを持っていますか?
なんとなく耳にするけれど、少し分かりづらい言葉ですよね。
一般的にワークショップとは「学びや想像、問題解決やトレーニングの手法」だそうです。
「ファシリテーター」と呼ばれる司会進行役を中心に、
参加者が自発的に作業や発言を行える環境を整え、「体験する場」を作ります。
この「ワークショップ」を通して、私達は「キャリアデザイン」の場作りを行っています。
現代は社会の変化によって多様な将来選択が可能です。
しかしながら核家族化や地域コミュニティーの衰退により、身近な大人がどんどん減っています。
そうして現代の子どもたちには幅広い可能性を持ちながらも
「キャリア(進路)を選択するための情報」が圧倒的に少ない現状があります。
この記事を見てくださっている皆様にも心当たりがあるのでは無いでしょうか?
そこで人生の先輩である「多様なキャリアを持つ社会人、
大学生との対話形式のワークショップ」を通して解決できないかと私達は考えています。
さて、少し脱線してしまいましたが、上半期は2つのワークショップを企画、実施しました。
まず一つ目。
横須賀市にある三浦学苑高校にて特進クラスの生徒の皆様を対象に6月と7月の2回、
学校の教室をお借りしてワークショップを行いました。
テーマは「大学生活」について。
「大学」ってどんな基準で選びましたか?
おそらく多くの方が「偏差値」を基準に志望校を見定めていたのではないでしょうか。
もう一つ質問。
偏差値で選んだ大学は「素晴らしい選択だった」と胸を張って言えるものでしたか?
もしかしたらそうかもしれないし、そうじゃないかもしれません。
それは「偏差値」がたくさんある基準のうちのたった一つでしかないからだと思います。
「こんな勉強をしてみたい」とか「おしゃれな町で大学生活をすごしたい」とか
「どんな仲間と時間を共にしたい」とか。
違った視点から「大学」を眺めてみたら、もっとリアルに自分の道を選べるはずです。
仮に選択が変わらなかったとしても、自分のゴールが少しでも見えていたなら頑張れるし、
失敗しても柔軟な軌道修正を自分で考え出すことができると思います。
だって長い人生ですもの。
思うようにいくこともあれば、思っていた道とは違う道を歩むかもしれない。
そんな時に「自分の目指す先」と「そこに至るまでの情報」を提供できる場が
たくさんあったら良いなと思います。
そしてもう一つの活動、東京湾唯一の無人島である猿島においてのフィールドワーク
『海の日サポートプログラム「しまなび2015~こども未来島」』。
「日本財団2015年度あなたのまちの海の日サポートプログラム」のプログラム企画から、
当日運営まで携わらせていただき、高校生と猿島巡り、
タウンニュース顔負けの新聞作りを行いました。
こんな感じです。↓
海の日サポートプログラム「しまなび2015~こども未来島」
http://shimanavi.jp/2015/report-072001/
「海」をテーマに横須賀の方も意外と知らない地元を記事に書き起こすことで
「私(僕)にもこんなことできるんだ!」って思ってもらえる企画だったのではないかと思います。
自信ってちょっとした成功や認められることから生まれるものです。
そんな「自己肯定感」を養うことで、少し難しいことや今までに経験の無いことに
飛び込んでいく勇気が養われるのではないでしょうか?
そうして一歩踏み出せなかった子が、思ったことを口にできなかった子が、
「チャレンジする自信」を身につけて未来へ邁進してくれることを願っています。
この様な活動を「横須賀」というフィールドを中心にこれからも続けて参ります。
これから下半期は「ワークショップに参加してくれた高校生がワークショップを企画する」
なんてことも企てています。
福澤先生から脈々と受け継がれる「半学半教」の精神じゃないですが、
横須賀で育った社会人から地元の若者たちへ、
人生の歩み方を指南していく仕組みが生まれていけば嬉しいですね。
1人でも多くの若者が羽ばたいていけるきっかけを、これからも作り続けます。
Facebookにてこれまでの活動の記事を掲載中です。
今後の活動についても更新していきますので、興味のある方はぜひご覧下さい!
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