もう2014年も両手で数得られる日数しか残っていない事に気付き今年1年間がいかにあっという間だったのか感じている日々です。街はイルミネーションが煌めいてますね☆(中学や高校の3年間より明らかに時の流れが早いですねえ…涙)
さて、12月18日の本ゼミ終了後は秋学期初めての外部の方をお招きしてのトークセッション(イベント)でした!
牛島ゼミでは年に数回、先生のコーディネートでマルチに活躍されている外部の方をお招きし、トークセッションを行います。
以前お越し頂いたゲストの方の話から興味関心が広がり、卒業論文のテーマに選ぶ4年生もいるほど貴重なお話を聞く機会です。
今回のゲストは、
村松一(むらまつはじめ)氏
一般社団法人リバースプロジェクト代表理事
株式会社ニト建築文化設計所代表取締役 / 一級建築士
加藤 弥生(かとうやよい)氏
株式会社リバースプロジェクト ディレクター・デザイナー
玉川大学芸術学部講師 / 東京都立総合芸術高等学校講師
のお二方でした。
さて、このブログを読んでくださっている皆さんは
「人類が地球に生き残るためにはどうするべきか?」
考えたことがありますか?
いま世界は多くの社会問題を抱えています。
食糧問題、地球温暖化、児童労働、経済格差…
例えば、世界の食糧援助量を日本の食料廃棄量ははるかに上回っています。
「こんな現実、子どもでも理解できることなのに解決方法を見つけることさえも人任せにしてないか?」と加藤さんはおっしゃいます。
様々な社会問題に対し、専門分野をもっている人材が集い各々のネットワークを組み合わせて新たなビジネスを起こしているのが「リバースプロジェクト」。
消費のあり方を根本から変えるために、商品の「うらのストーリー」を伝えることにしています。商品のラインナップは多岐に渡ります。(洋服、制服、タオル、食品など)
“作り手の意図を踏まえながら、商品をデザインしていく。”
牛島ゼミも交流のある南砺市とは、田中市長の「エコヴィレッジ構想」に共感し、五箇山和紙を使った商品開発をされたそうです。楮(植物)100%の五箇山和紙の特徴は、日に当たれば当たるほど白くなる。その「白さ」を活かした商品が3つ誕生したそうです!消費者には、見た目も「かわいい」「お洒落」なクリエイティブな見せ方がやはりポイントのようです。
双方の想いの詰まった商品には、ストーリーがありどこか奥ゆかしさがある。
そんな商品に共感し購入してくれる人が増えれば、確実に消費のあり方は変わっていくはずです。
その他にも、被災地での活動や地域に入って活動する事業、公共事業など様々な分野で活動されています。
- 詳しくはこちら⇒https://www.rebirth-project.jp/
フリートークの時間には、「プロジェクトの進め方」についての話が展開されました。
対となる相手がいる場合に大切なのは「コンセプト」。
村松さんは
「自分が込めたコンセプトが崩れたときに、持ち直すために頑張るはずだが作り手が理解出来ない場合、頑張ってもそれはただの「我がまま」になってしまう。おなじ土俵でプロジェクトをすすめる以上コンセプトを統一させる必要がある」
とおっしゃっていました。
これは今後のゼミ活動においても大きなヒントになりそうです。
最後に「リバースプロジェクト」が最終的に描く「リバースヴィレッジ」の実現にむけて。
①地域に定住する
②地域に関係資本(=非常時に頼れるもの・人)をもつ
③個人スキルを育てる
人間の価値観は歳を重ねるごとに変化する。
村松さんも加藤さんもきっと同じような体験をされているのではないかと思います。
「クリエイティブ」ってなんだろう?
「ご飯は残さず食べる。」「電気はこまめに消す。」
毎日の過ごし方って、意識を少し変えることで確実に変わるはず。
私は、暖房の設定温度を下げ、iPhoneの充電回数を減らしています*
長くなりましたが読んでくださってありがとうございました!
ゼミ員がトークイベントのお話をまとめました
詳しくはこちら⇒http://togetter.com/li/759404