12月11日【第10回本ゼミ(秋)】卒論中間報告!

こんにちは、25期のはやまです。12月に入り、日に日に乾燥が増していき、パソコンを打つ指にささくれを見ながら、本日の本ゼミ報告を担当させていただきます。よろしくお願いします。

本日のゼミでは、24期のさくらさんとしまねっこさんによる卒業論文の中間発表がありました。

 

さくらさん発表:「制度なき日本でバレエ団は成立するか」

さくらさんの発表テーマは「制度なき日本でバレエ団は成立するか」でした。主に熊川哲也さんが創立した「K-BALLET TOKYO」の成功要因を分析し、日本における民間バレエ団の存続可能性、そしてダンサーの社会保障や福利厚生の実現可能性について検証されました。

単にカリスマ的な存在が団体を拡大させただけでなく、全盛期の熊川さんが多くの演者を指導者として育て上げながら、ビジネスの主導者としての手腕を発揮し、バレエ団のビジネスモデルを確立していった点に、深く納得しました。

私自身、アイスホッケーというマイナースポーツに携わる中で、プロ選手の収入問題や、文化・競技の維持に関わる資金問題は身近に感じています。文化や競技の持続にはビジネスモデルの確立が必須であり、時代を先導したトップランナーがまずその土台を築いたことは、非常に魅力的な成功事例だと感じました。

 

しまねっこさん発表:「フィルムコミッションの制度的埋め込みと継続性」

しまねっこさんの発表テーマは、「フィルムコミッション(FC)の制度的埋め込みと継続性」でした。FCとは、「映像作品のロケーション撮影が円滑に行われるための支援を行う団体」のことで、その制度形態の違いが、FCの組織の安定性、財政基盤、そして活動の継続性にどのような差を生むのか、という問題提起でした。

検証の結果、FCが地域で長く愛され、活動を続けられるかどうかは、その「制度的な骨格」が大きく影響していることを知りました。

行政直轄型(藤沢市)は、組織が行政内部にしっかりと根付いているため、最も安定して高い継続性を示していました。予算のブレも少なく、20年以上にわたってロケ支援を継続している姿は、まさに「安定の柱」と言えると感じました。

日本のアニメの聖地巡礼を通じて地域観光業が活発になるのを実感する中で、その盛り上がりが一過性で終わるのではなく、行政の安定した支援のもと、その地域独自の新たな産業として確立できることが理想的だと、改めて感じました。

 

先輩方の卒論発表を聞き、その緻密な分析と奥深さに圧倒され、来年の自分がこれほど抜け目のない発表ができるか不安になりましたが、いったん「まだ時間はある」と思って、これからしっかりと取り組んでいこうと思います。

長々読んでいただきありがとうございます。 次回もお楽しみに!