23期振り返りブログ【つかささん編】呼び覚ました小さな頃の自分

  
牛ゼミのブログをご覧の皆さんこんにちは。4年23期の井伊司と申します。

早いもので、もう自分が振り返りブログを書かなければならない時期になってしまったかというのが率直な想いです。
大学生活も残り少しと考えると本当に寂しいのですが、書き出していこうかと思います。トップバッターと聞いているため非常に緊張はしているのですが、たくさんの良い言葉や面白い話題を残してくれる同期が続くと思うので、私はのびのびと書かせてもらおうかなと思ってます。(真面目にやれ)

何を書こうかと考えていると、2年前、牛ゼミのゼミ試験を受けようと決心した自分も当時の4年生の振り返りブログを読んだことを思い出しました。
もし今ブログを読んでいる方の中にそういった2年生がいらっしゃるのなら、私のブログに限らず誰かのを読んで何か少しでも掴むものがあれば幸いです。
この場を借りてゼミ員、先生をはじめお世話になった方々に感謝の思いを伝えつつ、自分がゼミ生活の中でどのように変化したかを振り返りたいと思います。

タイトルの「呼び覚ました小さな頃の自分」がなんのこっちゃという感じだと思うので、まずはそこから回収していきます。
端的に言えばゼミ生活の中で、自分が子供の頃と比べて失っていたものを取り戻した感覚があるということです。
本田圭佑選手の「リトル・ホンダ」みたいなこと言ってるなと思うかもしれないですが、順を追って説明します。

ゼミ生活を通じてあらゆる面で成長していたり、していなかったりといろいろあると思います。
知識や能力の話に限らず、できるようになったこともあれば、社会に出る上でまだまだ磨きたい部分もあります。
でも私にとっては、この1年半で自分の根底にある考えとか人となりに自信を持てるようになったのが1番大きな変化だと思っています。
自分の中にある変わらないもの、ずっとそこにあるものに対して、大切にしていきたい、自信を持っていきたいという想いが浮き彫りになったというのが1番の変化というわけです。

私はまだ小学校に上がる前や小学校低学年ぐらいのとき、それはもう周りにいる同じ年代の子たちに話しかけまくる少年でした。(困る)
病院の待合室で隣に座っていた子に話しかけて勝手に仲良くなったり、スキー教室で一緒になった子といつの間にかずっと一緒に滑ってたりなど、とにかく人が好きって感じだったわけです。
もちろん今も人と話すことは大好きですが、成長するにつれ知らない人とも積極的に話そうとすることも減りました。
小学校4年生からバスケットを始め、中高、そして大学生に入ってからもバスケ部の人たち、つまり自分とある程度属性の近い人たちとつるみ続け、安心感のようなものを感じてたというのもあるかもしれません。

しかしそれはゼミに入ってから一変しました。牛ゼミ内でも、なんなら同期の中でも、同じ大学生とは思えないほど多様な生き方や考え方をしている人たちに囲まれたのです。
それに加えて、ソーシャルプロジェクトのひとつ「ユニタメ」に所属することで大学の外にいる多様な関係者の方々と関わる機会に恵まれました。

「ユニタメ」プロジェクトでは、誰もが楽しめる、誰も置いていかれない、そんなエンターテイメントとは何だろう?という問題意識のもと活動してきた関係上、本当に多様な方々と交流し、意見を交わしてきました。大学生活は、自分がそういった方々と関わってどんなものを残せるのか、自分にどんな新しい視点が加わるのか、ワクワクの日々に変わったといえます。
いろんな人と話すことが好きな小さかったあの頃の自分がまた現れた、そんな感覚です。ここからは、自分の経験した牛ゼミの3本柱のうち2つ、ディベートとプロジェクト活動にてそれぞれ軽く振り返ろうかと思います。

「ユニタメ」プロジェクトにて関わらせていただいている蒲田のプロバスケチーム、アースフレンズ東京Zの試合での一幕

 ①ユニタメプロジェクト(以下、ユニタメ)
ユニタメの活動では本当にいろんな方々にお世話になりました。
どんなことをやってきたかは文字数の関係上あまり触れられないので、自分の感じたことを記そうと思います。
仲間と力を合わせ色々なことにチャレンジしてきた(詳しくはユニタメのX,Instagram,noteをチェック!)なかで、やはり大きいのは自分の価値観や判断に厚みができたことかなと思います。
関係者の中には、地域の小学生からお年寄り、車いす生活をされている方や、視覚障害をお持ちの方など、文字通り様々な人がいました。そういった方々のお話を聞いたり、意見交換をする中で、日常生活でも視野が広がったことを実感します。
例えば、この段差はお年寄りや体の不自由な方には大変そうだなっていう視点みたいな、小さな気づきから数えればそのレベルのことも、今までの人生では考えたこともありませんでした。
そういった視点を獲得するにあたって助けてくれたのは、今まで眠ってしまっていた、人と話すことが大好きな小さかった頃の自分だったと思っています。(タイトル回収)

②ディベート
牛ゼミ3本柱の1つ、ディベートは相手との議論を審査員に評価してもらい、勝敗が決まります。
闇雲に相手の論理の破綻を狙うものではなく、相手と建設的な議論をすることがディベートだと思っています。
ある意味、目の前の相手との優劣をつけることが目標になる、多くの球技を始めとしたスポーツとは発想が違うものであり、最初は戸惑いました。
ディベート中に使う資料づくりや戦略を立てる時に、その基準や譲れないものにメンバー間で差を感じたことは何度あったか分かりません。
でも、みんなは頭ごなしに自分の考えを否定することはせず、チームの方針や論理構成など全てを考慮して、全員で判断することができていたと思っています。
自分を肯定してくれる仲間、新しい視点をくれる仲間、時にそれは違うのではと言ってくれる仲間。そういったみんなとの議論の時間は(その後ご飯食べに行ったり遊びに行ったりを含めて)自分にチームの中で役割を与えてくれたと思いますし、成長の日々が自分により自信をつけてくれたと思います。

ディベート否定班と大阪行ったときのヤツ

少しぐちゃぐちゃになった気がするのでまとめます。
牛ゼミに入って、自分の価値観、判断に厚みをもたらしてくれる、自分のことを褒めてくれる、時には助言をしてくれる人たちに出会って自分に自信がついたということです。
たくさんの出会いがあったけれど、この1年半で1番仲良くなったのは自分自身と、ということかもしれませんね。(恥ずかしい)

何よりも2年前牛ゼミに興味を持って、ゼミ試験に臨むという選択をした自分にあっぱれをあげたいと思います。(某情報番組並)
長々と書きましたが、ここまで読んでくれたみなさん、ありがとうございました。