12月21日【卒論中間報告】

更新が遅くなってしまいごめんなさい💦
12月21日のゼミブログを担当します、まさとです。
本日の内容は4年生2名による卒論中間発表でした。

1人目の研究テーマは「国産生鮮果物の地域ブランド化における県オリジナル品種の活用と効果」でした。農作物の地域ブランド化は利益の拡大や将来の担い手の維持拡大に期待するものとして行われているが、実際にどのような影響力があるのかを研究背景に「卸売価格」に対する影響を研究されていました。
農業と同じように生産者が減り続けている中で地域の果物をどのようにブランドするかという点においてその品目が以前から生産されていたかや育成地域の広さや県外への栽培許可など様々な要因によってブランド化した際の影響力が違うことをインタビューを通して検証されており面白い検証結果を学ぶことができました。ブランド化が成功していてもそれが全国的なのか、地域内に対して販売している希少性の高い物との違いもわかりブランド化にも様々な方法があることと条件によって取れる方法に違いが生まれることを学ぶことができました。

2人目の研究テーマは「現代の子供の遊び場の現状と求められる配慮とは」でした。この研究は3年生の5月ごろに行うケース&リサーチで扱ったテーマを延長しさらに研究を行われていました。現在様々な公園が存在する中で、インクルーシブ(あらゆる立場の人が排除されず、包含性を持った空間)公園の認知度や数が増えないという現状に対してなぜ広まらないのかということを3年生の時に調査され、導入する事が難しいということを明らかにされました。今回の研究では様々なインクルーシブ公園や施設にインタビューをされ、導入するためには膨大なお金と推進者が必要なこと、近隣住民の協力が必要なことを明らかにされていました。昨今の公園は大声を出すことが禁止されたり、ボール遊びの禁止等子供が十分に遊べる環境ではなくなってしまっています。その中でインクルーシブ公園を導入することは普通の公園以上に近隣住民や利用者の協力が必要なのは言うまでもないでしょう。そのためのプレーワーカー(子供が好きなように遊ばせつつも危険があれば予防したり、対応するサポートをする人)の重要性についてもインタビューをされており、とても根拠のある検証をされていました。私はインクルーシブ公園を見たことはありませんが、健常な子供にとっては遊びの場ではなく学びの場になってしまうのではないかという気もしており、難しいテーマだなと感じました。

つたない文章になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。