12月11日【卒論中間報告】

こんにちは。12/11のゼミブログを担当します、23期のあいみです。

ここ数ヶ月間は、2年生に向けたオープンゼミやイベント、面接練習などを行ってきましたが、ついに昨日選考会が行われ、無事に来年度一緒に活動する2年生(24期)が決定しました!みんな個性豊かで様々なバックグラウンドを持っており、23期とはまた違った色を持っているんだろうなと感じて、一緒に活動した際にどんな化学反応が起きるのだろうとわくわくしました。まだ先の話ですが、24期の皆さんと一緒に活動できるのが楽しみです✨

一方でそれは22期の先輩方と一緒に活動できる時間が終わりに近づいていることを示していて、それを改めて実感すると寂しくてなりません。。
とはいえ、まだまだ時間はあるので、一緒に活動できる時間を大切にしながら過ごしていきたいと思います。

さて、そろそろ本題に入りたいと思います。本日のサブゼミでは、4年生のお二人に卒業論文の中間報告を行っていただきました。
10月の終わり頃から始まった卒論中間報告ですが、数えてみたところもう半分以上の4年生の発表が終わり、後半戦に突入していました。
皆さんソーシャルプロジェクトをはじめとする自身の経験や興味に基づいてテーマ設定がされており、毎回様々な内容の発表を聞くことができて非常に面白いですし、勉強になります。発表を聞きながら、私も来年何について研究しよう…と最近考えていますが、なかなかいいテーマは思いつきませんね。まだ一年あるので、頭の片隅に置いておいてゆっくり考えていこうと思います。

まず1人目の研究テーマは「人口減少社会における神社経営の実態と存続〜高岡關野神社及び射水神社を事例に〜」でした。近年、地方を中心に神社の経営難が見られるが、実際に自身の地元の神社でも同様のことが起こっているのかをインタビューや収支決算書を通じて検証していました。その結果、両者の経営状況に差があることがわかり、今度はその要因について研究されていました。そもそも神社には2つの種類が存在し、高岡關野神社は氏神神社、射水神社は崇敬神社であるそうです。この違いにも着目しながら研究されていましたが、私は世の中に2種類の神社が存在することすら知らなかったので大変勉強になりました。今まで神社に焦点を当てて研究している方はいなかったので、新たな視点で非常に興味深かったです。

そして2人目は「就労継続支援B型の工賃向上を図るには」という研究テーマでした。Project Zという有志型プロジェクトの活動の一環でトントゥフェスに参加し、福祉事業所の商品の販売のお手伝いをしたり、実際に事業所の訪問をしたりする中で、就労継続支援B型の工賃の低さに問題意識を持つようになったという実体験をもとにテーマが設定されていました。発表の中で具体的な数値も出てきたのですが、B型は平均時間額工賃が233円らしく、あまりの低さに衝撃を受けてしまいました。。発表は、B型事業所の事業内容や国の取り組み、工賃の推移といった現状分析から始まり、工賃が低い要因や福祉的就労の構造的な矛盾について先行研究をもとに触れられていました。それらを基に、利用者の就労支援と工賃の向上は両立できるのか、そして事業所が開発した自社商品の販売先や販売機会の確保に有効な支援は何かについてインタビュー等をもとに検証されており、内容が充実していながら非常にわかりやすかったため、お手本にさせていただきたい発表でした。

多くの4年生が卒論の検証でインタビューをしているように感じますが、私は三田論でインタビューを経験し、その大変さを学んだからこそ、それを一人で行っている先輩方は本当にすごいなと感じます。まだまだ卒論の中間報告は続きますが、一回一回を大切にし、しっかりと勉強したいなと改めて思いました。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今年も残すところ、あとわずかとなりましたが、みなさま体調には十分気をつけてお過ごしくださいね!それでは、また。