11月30日【ゼミ見学⑥(卒論中間報告)】

こんにちは!11/30本ゼミのゼミブログを担当します、23期のゆうです。
11月のゼミも今回で終わりということで、年内のゼミ活動にも終わりが見えてきました。個人的に11月を振り返ってみても、ディベート見学では渋沢杯ぶりにディベートの為に作戦を練ったりと、ゼミ三昧だったなという印象です。

さて、本題に入ります。今回のゼミは4年生2名による卒業論文中間報告。そして今年度最後の最後のゼミ見学でした。

1人目の発表者のテーマは「日本におけるCSA普及の可能性」でした。私自身も初めて知ったのですが、CSAとは生産者と消費者が連携し、前払いによる農産物の契約を通じて相互に支え合う仕組みのことのようでアメリカを中心として普及しているが日本ではまだあまり広まっていないようです。そこからCSAの普及についての発表が行われました。そもそも認知度が上がれば普及はするのかなど、CSAのメリットやデメリットを精査した上で検証が行われており非常に興味深い内容でした。私自身、今年の夏にめぐるめ福島班として野菜セットのオンライン販売を行ったので、色々と参考になることばかりでした。

2人目の発表者のテーマは「高速道路が推進する復興と地域振興」というものでした。発表では東日本大震災後に整備が計画された三陸エリア周辺に焦点を当てていて、中でも震災の影響を大きく受けた復興道路である三陸沿岸道路に焦点を当てていました。発表内ではまず、三陸沿岸道路の整備が震災後の観光の再生にどのように寄与したかという話が展開され、より広域的な観光が可能になったことにより、周遊観光が盛んになり観光客も増えたということが論じられました。次に、三陸沿岸道路は震災の風化にどのように寄与できるかという観点について、復興ツーリズムという施策についての発表がありました。復興ツーリズムとは観光客が現地で災害の経験や教訓、復興状況を直接体験することとのことでした。道路の整備と震災の伝承という相反することを両立させる難しさがある中でも、説得力のある卒論発表でした!

冒頭でも書きましたが、今回で今年度最後のオープンゼミとなりました。着々と入ゼミ試験が近づく中で来年への期待が高まってきました。私たちも入ゼミ試験に向けて念入りに準備を進めたいと思います!
以上が本日のゼミブログとなります。ご精読ありがとうございました。