こんにちは。22期のはやこーです。
入ゼミのESをヒイヒイ言いながら書いていたことがつい昨日のことのように思い出されますが、とうとう振り返りブログを書く順番が回ってきてしまいました。これを見てくれている人は覚悟を決めて牛ゼミを志望してくれている2年生、一緒に苦楽を共にした同期や先輩後輩(もしかしたら牛島先生も?) くらいだと思うので、何も取り繕うことなく今この場で頭に浮かんだことを綴っておきます。
私は高校生の頃ディベートの授業があり、何回かディベートをしたことがありました。そうした背景があり、2年生の時に参加したディベート体験会で『ディベートの才能があるから絶対牛ゼミに入って!』と言われて、気分良く牛ゼミを選びました。単純ですね(笑)。迎えた第一回ディベートで私は本番直前にコロナになってしまい、一人だけオンラインで参加することになりました。チームのメンバーには多大なるご迷惑をおかけしましたが、結果的にチームは圧勝し、私自身もオンラインで発言でき、(めずらしく?)牛島先生から褒められました。この一件で『ディベートの才能が本当にあるのかもしれない』と完全に調子に乗りました。
次のディベートはチームが変わり、話せる人が多くなったこともあり、『ある程度』準備して、『ある程度』会議で自分の意見を言って、適当に直前に確認すれば多少話せるだろうと思っていました。軽く準備をしてそつなく本番をこなすことがかっこいいとでも思っていたのでしょうか。本当にださいですよね。こうした中本番を迎えたわけですが、手を挙げることが怖くなり、資料も頭に入っておらず、終始何もしていなかったと思います。ディベート後には私の隣に座っていたメンバーから『隣の大男が全く手を挙げないからさ』と若干時代錯誤なことを言われ、完全に鼻を折られました。(このブログを書いている今は物理的に鼻が折れています(笑)
『私はディベート期間においてチームに対し何をなし得たのか』『ディベートの才能があったわけではなく、単に高校時代のセーフティーリードがあっただけではないのか』このような自問と自省を繰り返し、やるべき時にやるべきこと全力でやらなかった自分を恥じました。幸いにもこれが最後のディベートではなく、渋沢杯がこの数か月後に迫っていました。
『後悔が残らないように班の人の誰よりも準備して、全身全霊でディベートに取り組む』
胸の中でこの言葉を決意し私のディベート生活最終章がスタートしました。
決意したからには全力でやろうと部活の合宿中に押し入れに入って会議に参加したり、メディアにあるESG投資に関する書籍を全て読破したりしました。第一回オープン戦ではMVPに選んでいただき、班のメンバーも本当に仲良しで、順調にディベート生活をスタートしました。
しかし、段々と私一人にかかる負担が大きくなっていき、仕事量の差という新たな問題が生まれてしまいました。私自身他の人に頼ることとSOSを発信することが凄く苦手で、ゼミに入る前からグループワークでは大抵大量の仕事を抱えて頼られすぎていました。今回も『皆忙しそうだし自分が多少無理をすればなんとかなるかな?』『もしかしたら自分がやりすぎているだけで他の人にまで強要したら迷惑かな?』とか考えているうちに、第二回オープン戦の前は反駁作成も立論修正も大部分を一人で作ることになり、過労死するんじゃないかなってくらい辛い一週間を過ごしていました。そんな中ある人から『肯定班ってはやこー以外動いてなくてかわいそうだね』と言われました。私自身は大好きな肯定班を悪く言われたと感じ、『そんなことない』と即否定したかったのですが、何も言うことができませんでした。肯定班の良いところを無限に言えるくらい大好きだったので本当に悔しかったです。大好きな肯定班はこんなもんじゃないと思い、第二回オープン戦の前に私がこの1週間感じていたことの全てを話しました。話をした次の日から、班全員が今までとは比べ物にならないくらい主体的に動くようになりました。そんな矢先、部活で肩を脱臼してしまい医者から手術を勧められました。手術をすると1週間は入院しなければならず、渋沢杯本番の反駁資料作成を完全に班の人に任せなければいけませんでした。前回の反駁資料をほとんど作成したこともあり、今までの自分だったら絶対手術をしませんでしたが、班の人を信頼し手術を受けることを決めました。結果手術は無事終わり、目が覚めると素晴らしい反駁資料が出来上がっていました。後から聞いた話ですが、私を不安にさせず、安心して手術に行けるようにみんなで頑張ってくれたそうです。この資料を使って私たち肯定班は渋沢杯本番で勝つことができました。渋沢杯本番の後、班の皆全員が泣きながら健闘を称えあったことは私の大学生活で一番印象に残っています。
長々と思い出話をしてしまったのでここから2年生に向けて伝えたいことを書きたいと思います。大学生活を振り返った時、胸を張ってやりきったと言えることはありますか。自分の中でこれ以上ないと思うほど全力を出したことはありますか。仲間と泣きながら健闘を称えあったことはありますか。高校時代までは部活や受験などで経験があるかもしれませんが、大学に入ってからそういった経験がないという人も多いのではないでしょうか。私自身もありませんでした。こうした経験をするために必要なものは、環境、同じ方向を向いている仲間、そして少しの勇気だと私は思います。牛ゼミには成長できる素晴らしい環境があり、尊敬できる先輩、同期が待っています。このことは2年間牛ゼミで様々な経験をし、来年先輩となる23期と1年間過ごしてきた私が保証します。あとは少しの勇気だけをもって牛ゼミに入ってください。濃密で素晴らしい牛ゼミライフを送れることを祈っています。
最後になりますが、21期の先輩方、23期の後輩、牛島先生、そして大好きな22期の同期のおかげで素晴らしい2年間を過ごすことができたと思います。本当にありがとうございました。
そして遠藤、彩乃、真由、真吾、もえ、翠へ。今なら胸を張って言えます。
『肯定班の皆とディベートができて本当に幸せでした。私の一番大切な宝物です。』
私の大好きな牛ゼミがこれからますます発展しますように。
『牛ゼミに幸あれ』