21期振り返りブログ【まなさん編】「不安」の先にあったもの

  • こんにちは、21期のまなです!
    約2年前、私が大学2年生だった時、19期の先輩方の振り返りブログを読んでESと格闘してた頃を思い出します。ついに私が振り返りブログを書く番が来ました。2年間あっという間だったなあ…2年間とは思えないくらい一瞬で、でも思い出がぎゅっと詰まった2年間でした。

いきなりですが、2年生の皆さんは牛ゼミに対してどのような印象を持っていますか?「活動が楽しそう」「熱量のあるゼミ員」「成長できる環境」など人それぞれだと思います。私は入る前、「活動が楽しそう」ということ、そして「すごいゼミ員がたくさんいてついていけなそう」という不安が心を占めていました。(実は受かった直後に不安で枕を濡らしたほどです(笑))
「今までやってきたことは諦めたくない」「ゼミも頑張りたい」「だけどゼミ生活が不安」そんなことを考えていた私が、2年間を赤裸々に振り返ります。良かったら最後までお付き合いください。

先程も書きましたが、私はゼミに入る前「不安」が大きく心を占めていました。4月から活動が始まり、残念ながらその不安は見事に的中。確かに活動内容は楽しかったけれど、活動をすればするほどゼミ員との差に苦しみました。例えば、初めてのディベートの時、論理的に考えることも苦手、発言することも苦手で、準備期間でも試合本番でもチームに貢献することができていないと感じていましたし、所属していたトガプロでは周りがどんどん新しいアイデアを出す中で何も生み出せませんでした。”Something new, Creative first”がモットーのゼミにおいては致命的ですね(笑)
「同じ時期に入ったはずなのに、どんどん置いていかれてる」「自分なりに頑張ってるはずなのに」。周りと比べて私には「できないこと」が多すぎて落ち込み、辛くなっていきました。

今は少し落ち込むことはあっても、辛くなることはほぼなくなりました。それは牛ゼミで活動する中で色々なきっかけがあったからです。きっかけには全て共通点があります。それは「人」です。同期や先輩、先生の存在が私を大きく変えたと思っています。
大きなきっかけになったのは20期の先輩方からメッセージをいただいたことでした。多くの先輩からメッセージをいただき全ての言葉が大切な宝物なのですが、その中である先輩に言われたことがありました。それは「できないことよりできることに目を向けて」ということです。
今までの私は、周りと比べて「できない」ことばかりに目がいっていました。でも、「できる」(=自分にしかできないこと、強み)ことだってあるということに気が付きました。
それまでのゼミ生活を思い返してみると、同期先輩に関わらず、私の本質を掴み、私がやったことに感謝してくれたり、優れていることを褒めてくれたりしていました。私がネガティブすぎて、その言葉を素直に受け止めることができていなかっただけでした。
このゼミは「みんな違ってみんないい、それを活かして最大限の成果を残していこう」とするゼミだと思います。したくてもできない組織がある中で、そういうチームに所属できたことが今考えるととても誇りに思えます。


(一番お世話になった肯定班のメンバー、皆のおかげで頑張れました)

それ以降は、徐々に「私ができることや強みでチームに貢献していく」ことを目標に活動を今も続けています。そう考えるようになったら活動も楽しめるようになってきました。
ゼミで身についた私の強みは、何事もコツコツ丁寧に取り組もうとする姿勢だと思っています。それは、ゼミにおいて表立って役に立つかっこいい強みではないと思います。でも、チームを陰から支えるためには活かせる力で、そういう点でささやかながらチームの役に立っていればと考えて活動しています。
それに気づかせてくれたのは、ゼミ員でした。活動が一緒でも、そうじゃなくても1人1人をしっかり見ていて、良かったことはストレートに伝えてくれる人達です。最初はゼミ員の存在に苦しんでいた私ですが、結局こんな私にも寄り添ってくれたゼミ員がいたからこそ、自分の殻を一枚破けたのだと思います。本当にありがとうございました。

話は少しずれますが、このゼミでは切っても切り離せない「成長」について話したいと思います。
牛ゼミの説明を受けていると「成長」という単語をよく聞くと思います。
私はゼミを通して、論理的に考える力・伝える力が身についたと思っています。でも、一番成長したのは、「できることとできないことを判断する力」です。「できなかったことができるようになった」と声を大にして言うことはできません。今でも苦手なことはあります。しかし、自分のできることを見つけそれを伸ばし、できないことは周りと協力して共に頑張る大切さを学ぶことができました。それもまた一種の「成長」の形だと考えています。ゼミで学んだことを活かして、これからの人生も頑張っていきたいなって思います。

※ちなみに、「今までやってきたことは諦めたくない」と思ってた私が2年後どうなったかというと、ゼミもゼミ以外も両立させて楽しむことができましたし、団体の幹部もやりきることができました。新しいことを始めるから何かを諦めなければいけないということはありません。両立できる方法を探せば大丈夫です。周りの人も頑張っていることを応援してくれました。ありがとう。最後までどちらも楽しむぞー!


(思いっきり笑ってるトガプロの集合写真)

 

今ブログを読んでくれている2年生の皆さんへ

私は牛ゼミに入って良かったと思っています。普通の大学生活を送っていたら経験できないようなことをたくさんしましたし、自分なりに成長もできました。このような充実した経験をすることもできました。個人的には一番楽しいゼミだと自信を持って言えます。
このゼミで何をして何を学ぶのか、そしてどのような成長をするのかはみなさん次第です。でも、何かしら得られる素晴らしい環境が整っていることは確かだと思います。楽しいことばかりではありませんでした。挫折も味わいました。でも、仲間と共に険しい山を越えたからこそ見えた素晴らしい景色と充実した日々は何物にも代えがたい宝物です。
選択に正解も不正解もありません。それは選んだことを正解にする努力をすることができるからです。大学生活最後の2年間、何がしたいのかをたくさん悩んでください。たくさん考えた結果なら、それが「正解」だと思います。自分なりの「正解」に向かって突き進んでくださいね。2年生のみなさんが、入ってよかったと思えるゼミが見つかること、そして充実した三田生活を送れることを祈ってます!

最後に、
頼もしく活動を引っ張ってくださったかっこよくて憧れの20期の先輩方、頼りない先輩だったけど一緒に活動をしてくれた優秀でかわいい22期、2年間という短い時間だったけど辛い時も楽しい時も一緒に頑張り充実した時間を過ごせた友達上家族未満である同期のみんな、いつも見守ってくださり困った時に手を差し伸べてくださった先生、そして関わってくださった全ての皆様に感謝です。
本当にありがとうございました。大好きです!

支離滅裂な長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!