こんにちは、17期のあつきです。
カフェが混んでいて屋内に入れず、テラス席で手をかじかませながらこのブログを書いています。これを最後まで読んでくれる2年生が多ければ多いほど僕の両手も報われることでしょう。
この時期になると受験するゼミを絞り切る頃でしょうか。少しでも僕のブログが皆さんのゼミ選びの一押しになることを願います。
今も「あつきは偉そうだ」とよく同期には言われますが、当時2年生の僕は割と真面目そうな勉強系のサークルの代表を務めていたこともあり、今以上に偉そうで「僕がこの世の中で一番優秀である」レベルのことを本気で思っていました。だから当時はゼミ説で回った中で優秀そうな牛島ゼミを選びました。
というのは半分冗談で真面目な理由としてはゼミなどの組織における当事者意識と帰属意識との二つの循環はどのように発生するのか学びたかったのです。
プロジェクトなどの活動を行うことでゼミ員の当事者意識が高く、OBOGとの交流も活発な帰属意識の高い牛島ゼミでなら観測し理由を突き止められると思っていました。
そして二年間のゼミ活動を通して僕が導き出した答えが「わがままであり続けること」でした。
写真説明:三田論テーマでわがままを言い続けるゼミ員
僕がゼミに入ってすぐは4年生の先輩方がもれなく全員「わがまま」過ぎることに驚いたことを鮮明に記憶しています。
「僕はこうしたい」「私はこれをやりたい」という希望や「これが気に入らない」という意見がゼミ中もプロジェクト会議中からも至る所から聞こえてきます。そして言うだけでなく皆の「わがまま」を実現するために妥協点を探っていき、行動に移していく。
理想の状態が明確に頭の中にあって現状と理想のなにがかけ離れているのか分析できるからこそわがままのように意見が溢れてくることに気付きました。(これを俗世間では課題発見能力と言うそうですね。)
そこから僕も渋沢杯で「わがまま」を通すことにしました。
試合最後にチームの主張したいことを5分でまとめて発表する「最終弁論」という役割を担っていました。
そこで如何に採点者の教授たちにインパクトを与えるか考え、通常「最終弁論」は原稿を作って発表するところを大会史上初となる5分間アドリブで発表したいという「わがまま」を言いました。
初めは「リスクが高すぎる」とかチームのみんなには反対されつつも、その中でもチームのみんなでやり方を模索し僕自身も練習を重ねることで、全員が納得のいく最終弁論ができるようになり、無事大会優勝を果たすことができました。
さらには大会チーフジャッジの方から「君の最終弁論は大会のレベルをあげ、歴史を作った」とまで評価され、僕自身の大きな成功体験となり、今でも僕のゼミに対する高い当事者意識と帰属意識の根源となってくれています。
写真説明:わがままに付き合ってくれた愉快な仲間たち
このように「わがまま」を実現するために努力を重ね、成功体験を味わうことで自然と当事者意識が高まっていく、牛島ゼミ員は「わがまま」だからこそ組織として当事者意識と帰属意識が高まるという好循環を生んでいるのだと思います。
三田生活で成功体験が欲しい人、しっかりとゼミに参画し自身を成長させたい人、是非牛島ゼミで一緒に「わがまま」してみませんか?
最後に、今まで僕のわがままに付き合っていただきました先輩方、同期、後輩達、牛島先生本当にありがとうございました、そして何よりゼミを良くするための「わがまま」を抱えた未来の19期のみなさんどうぞよろしくお願いします。