印象深いエピソード

今回は、「これまでのゼミ活動の中で一番印象に残っているエピソード」を4人のゼミ員に伺いました。

<牛ゼミ活動の3本柱の一つ、ソーシャルプロジェクト活動について>
I:私は(全4つのプロジェクトの内)富山県にある限界集落の利賀村っていうところで活動している「トガプロ」に所属しているんだけど、毎夏にその村で開かれるサマーフェスティバルっていうお祭りが印象に残ってるかな。サマフェスはたくさんのお客さんが来る大きな演劇祭で、おしゃれな空間を作って盛り上がろうぜみたいなお祭り。そこで私たちがカフェみたいなお店を出すの。「何でも売っていいよ!」って言われてて。それで、去年私たちは利賀村の食材を使って、おにぎりとかを作りたいってなったの。そこからみんなで企画して、実際にサマフェスで売ることができたんだよね。誰かが言ったことがすぐ形になって、お客さんに出して、実際においしいねって言ってもらってリピートしてもらえて。そういうことができるってすごいなと思う。
S:実際にそれを自分たちのお店で売ったりしたってこと?
I:うん、そうそう。その時売ってたのはおにぎりとスムージー。利賀村で採れたものを使うから、実際に生産者さんにあいさつに行ったりしたんだけど、そこで出来た知り合いがまた次の活動で助けてくれたことがあったんだよね。そのカフェを開くときもいろんな人に助けてもらって。
B:へー!
I:最初は利賀村の人の知り合いが30人ぐらいできればすごいなと思ったんだけど、今は50人ぐらいいるの。
S:すごいな(笑)


K:多いな(笑)
I:でも、そうなるなる!人のつながりってすごいなぁと思って。
S:間違いない。俺の所属している(プロジェクトの)「めぐるめ」は、生産者の人たちとお付き合いしているけど最終的には消費者にもアプローチしていくから、サプライチェーンじゃないけど、食の世界に携わる人達と関われることがすごく面白い!

<ゼミに欠かせない、2年生に対する入ゼミ活動について>

K:企画実行みたいな話で少し似てるんですけど、僕は入ゼミ係の話です。どのゼミもやってるように、次にゼミに入ってくる2年生のリクルート活動みたいなのやるのが入ゼミ係。うちのゼミは特にイベントの数も多いし、入ゼミに対して結構力入ってると思ってます。その入ゼミの第一回目の会議で、今の(牛ゼミの)ホームページにあるブログってなんか「ちょっと微妙だよね…。」みたいな話がちょこっとだけ上がったんです。今のブログは深いところまで掘り下げてないし、誰が読んでもわかる活動内容をさらっと流してる感じで。それで「座談会みたいな企画できたら楽しいよね。」みたいな話がちょっと出たんだよね。そしたら、その日の夜か次の日ぐらいにもう係の一人が座談会のちゃんとした企画書をガッて作ってきて。そん時は「まじやべえ。」ってなった(笑)


S:(今やってる)この企画ね(笑)
K:「やりたいことをやろう。」って言った時にすぐ実行まで移せるスピード感だったり、それを実際にできるメンバーや環境があったりするっていうことが印象的で。こういうのがやりたくてこのゼミに入ったんだろうなっていうのをすごい感じた時でした。だから今まさにやってるこの座談会はすごい印象ですね(笑)
ぜ:フゥ〜(笑)
K:そういうのって他にあったりします?
S:俺も去年入ゼミ係やってて。新しい入ゼミイベントを自分たちから企画したんだけど、結果として「(自分たちが企画した)イベントに参加して入りたくなりました。」とか聞くと、よかったなって思う。自分たちがやりたいことをどんどん企画できるのは、やっぱり(牛ゼミの)良さかな。
I:うん、別にやらなくてもいいっていう環境でやっていくからこそ面白さはあるよね。
S:そうそう。
K:自分でやろうって言ったことだからこそなおさら楽しいですよね。
S:後は、大きいのは最後に先生のフォローが入ってもらえるってことかな。自分たちでやるっていうだけじゃなくて、やった後に先生とか先輩たちが助けてくれるみたいなのがあってすごく行動しやすい。
K:確かに。
I:うんうん。

<我らが牛島利明先生について>

B:私は先生がめっちゃ好きっていうエピソードで(笑) なんか先生って、みんなが頭では思っているけど言葉にしづらいことを言葉にしてくれるなぁってすごい思ってて。それを初めて感じたのは、第一回目のゼミの時に、先輩方が「(いろんな事の)両立が大事だ」みたいな話をされてた時なんですけど、
S:めっちゃ言った覚えある(笑)
B:その時に先生が最後のまとめのところで、「所属しているそれぞれの団体の中で当事者意識を持つことが大事ですね」って言う話をしてくださったんです。なんかもうその「当事者意識」って言う言葉が自分の中ですごい響いたんですよね。きっとみんなにも響いたから、その後にゼミ内でもすごい浸透したと思ってて。
K:うん。


B:そういう、思ってはいるんだけども言葉にできないことを先生は形にしてくれるなって言うのを思ってます。この人の言うことすごいなって。
S:尊敬してるんだね。
B:そうそう。自分の思ってた先生っていうのが…なんだろう。大学の先生って学問の専門の人みたいなイメージで、
S:研究みたいな?
B:そう、研究してる人みたいなイメージ。小中学校ぐらいまでの先生はみんなを見てくれるみたいな感じだったけど、最近(大学入学後)そういうことを全然感じてなかったから、牛島先生に会ってから思ったのが…何だろう…。
S:恋?(笑)
全:(笑)
B:好きではある(笑)
S:その支えてくれる感は俺もすごい感じてる。自分たちのやりたいようにやらせてくれるけど、きつくなったときに助けてくれるみたいな。
I:そうだね。なんかほんとにお父さんだよね。
全:(笑)
B:先生と1対1で話すことってあんまりないけど、先生は多分全員のことをよくわかってるなって感じる。この間、先生と1対1でお話しする機会があったんですけど、先生が「18期はまだよくわかんないけど、17期のこの人はこうだよね」とか、すごい把握してたんですよ。


S:気になるなぁ。オフレコで教えてよ(笑)
B:怖くて聞けなかったけど(笑)

<牛ゼミ活動の3本柱の一つ、ディベート活動について>
(※牛島ゼミでは、春から行ってきたディベート活動の集大成として、秋の大きなディベート大会に出場します。)

S:俺はディベートの話。秋にあるディベートの大会のために2ヶ月ぐらい準備をするんだよね。で、大会の本番1週間前ぐらいにゼミ内で練習試合をするんだけど、本番前の最後の実践練習みたいなところだから結構大切で。でもその練習試合の3、4日前に、Fが体調不良でダウンしちゃったんだよね。Fが担当していた部分が出来なくなっちゃうから、その日までにやらなきゃいけないことが山積みだったのね。

S:その時にめっちゃ凄いなって思ったのが、チームのみんながFの穴を埋めようとして、「じゃあ俺がこれ作るよ。」とか「私がこの練習するよ。」みたいな感じで動いて。あのときのスピード感ハンパなかった。Fが当日来ないってわかった瞬間に30分位で役割ババって振って、一気に作業に取りかかった。あの時のチームのまとまりはマジですげえって思った。
全:へえー!
S:欠けちゃった人のために一回もやったことない作業を夜中まで全力でやった、みたいなエピソード聞くと「めっちゃいいチームだな」って思って。まぁなんか…(大会で)勝てる気がしたよね(笑)
全:(笑)
S:助け合いの精神みたいのをすごい感じる。自分がわかんないところは教えてもらうし、みんなが分からないところは積極的に教えていって、(大会に向けて)知識のバランスみたいなのを整えてたな。
K:人の欠点とかを補うじゃないですけど、役割の多様性みたいなことってすごく求められますよね。でもそれって言うほど簡単じゃないなって言うのは実感してて。チームになるメンバーが変わると役割も変わるじゃないですか?

K:自分が普段やってなかったけどやった方がいい役割みたいなのを感じて。そういう、単にやりやすい役割以外のことをし始めると、いつもよりすげぇ疲れたりしたり。役割の多様性って言っても全然簡単じゃないんだなっていうのは感じましたね。
S:ムズイよね。
I:でも、本当にいい経験だよね。
S:いや本当に。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!