めぐるめ振り返り①「伝えること」

 

こんにちは!めぐるめプロジェクト16期のさつきです。

突然ですが、誰かに想いを伝えるとき、どのようにしたら一番効果的だと思いますか?

私は昨年の4月からプロジェクトで活動してきて、常に「伝えるにはどうしたらいいか」を考えてきた気がします。

めぐるめは「生産者から消費者までのサプライチェーンの再構築」をかかげ、生産者の思いを消費者に伝えることを目標に活動してきました。

昨年は、南砺市の里芋の規格外品を使用した里芋ペーストからお菓子屋さんと共同で里芋のお菓子を開発し、富山や東京での様々なイベントでの販売を行いました。

里芋農家の方の想いやお菓子の紹介が記載されているリーフレットを添えて、お菓子を売ることが「伝える」手段だと考えました。そこで、お菓子屋さんと協力して作った里芋のお菓子やお菓子の詰め合わせの販売を行いました。とてもありがたいことに、どのイベントでも完売することができました!

 

しかし、終えてみて感じた疑問、それは「本当に生産者の思いを消費者に伝えることができたのだろうか?」でした。

ただ販売するだけではダメなのかもしれない、そう感じました。

 

日常生活の中で「消費者に伝える」とは何か、消費者である自分に問いかけました。スーパーで買い物をするときも、私がこの野菜を食べた時、どのようなことを思えば「生産者の想いを感じた」と言えるのだろうか?と。レストランで料理を食べたとき、この料理はどのようにして作られているんだろう、何人の生産者がいるんだろう、シェフはどのような思いでこの料理を作っているのだろうか?と。

 

1年前はそんなこと考えたことありませんでした。

自分の中で「生産者の想いを消費者に伝える」とは何か、「伝わっている状態」とはどのような状態か、のゴールはまだ明確ではありません。

そのゴールを模索しつつ4年生での活動をしていきたいと思います。

 

ああ、「食」って深い。