11月13日【ゼミ見学④(卒論中間報告)】

こんにちは。11/13サブゼミのゼミブログを担当します、23期のゆきなです。なんとゼミブログも3周目に突入してしまいました。初めてゼミブログを書いたときは一度書いたらすぐには回ってこないと思っていましたが、感覚的にはあっという間に3回目を迎えてしまいました。そして、1年というものは本当に早いもので、いつの間にか冬になってしまいましたね。先週(11/3~11/5)プロジェクト活動で福島を訪問しましたが、夏は緑で生い茂っていた畑が枯葉で覆われていたり、夏は球根だったサフランから芽が出てつぼみを咲かせていたりなど、四季の変化を感じることができました。このような変化を実際に訪問して感じることができることも牛ゼミの魅力の1つではないかと思います。ちなみに私は、10月の中旬にヒートテックデビューをしてしまったので、最近の寒さに耐えることができず、今も毛布にくるまりながらゼミブログを書いています⛄

さて、そろそろ本題に入りたいと思います。本日は4回目のゼミ見学会で、4年生の卒業論文中間報告を行いました。今回から2人分の発表を聞くということで、いつも以上の集中力が必要になったかと思いますが、ゼミ員はもちろん2年生も集中して発表を聞き、積極的に意見を出していたのが印象的でした。

プロジェクト紹介の様子

1人目の発表者のテーマは「小規模産地茶商の今後の在り方を探る」で、嗜好品としての茶を栽培し続ける小規模茶業者がどのように経営を保っているかに着目し、今後の展望を明らかにするというものでした。現状として小規模茶商が衰退している背景には需要の低下はもちろん大規模茶商との競争に勝つことの難しさや後継者不足問題等が挙げられていました。私自身、春学期に行ったケース&リサーチで地場産業における需要の低下や後継者不足を取り上げていたので、興味深いテーマであったと共に、時代が変化していく中で、この問題に向き合うことの難しさを改めて感じました。「需要がないのにもかかわらず、その商品や伝統を残し続けることには意味があるのか」これは私がケース&リサーチの質疑応答で受けた質問です。今回の小規模茶商の話では、需要の減少と共に衰退している中でも協同組合を発足しお茶のサブスクを行ったり海外に販路を拡大するなどの取り組みを行っているとのことでした。私はたとえ需要が減退していても、商品や伝統そのものの価値が減退することはないのではないかと考えています。上記のような小規模茶商の取り組みにおいても自分たちのお茶の価値をより多くの人に伝えていくうえで、十分意義のあることだと感じました。

2人目の発表者のテーマは「指定管理者制度の可能性」で過疎地域における公共施設維持の可能性について考えるというもので、利賀村にある瞑想の郷や東村山市の公園の事例を出しながら、指定管理者制度の可能性について言及する発表でした。聞きなじみのない制度でしたが、グループでの議論は活発に行われ、全体ディスカッションでも鋭い意見交換が行われていたことが印象的でした。また、私は発表者の方の「過疎地域において、これから衰退が止まることはないと思います。しかし、少しでも良い形の衰退というのを目指すことに意義があるのではないかと考えています。」という言葉がとても心に残っています。結果は変わらないかもしれないが、その過程に自分たちがどのようにアプローチをすれば少しでも良い形にできるかということを考えることは、利賀プロジェクトに限らず、他のプロジェクト活動においても重要なことだと思います。

長々と書いてしまいましたが、11/13の活動報告はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後にこのブログを読んでくださっている2年生のみなさんへ
まず、もしこれを読んでいたとしたら本当にすごいと思います!私自身、4年生の振り返りブログは読んでいましたが、活動日誌にまでは一つ一つ目を通す余裕はありませんでした…。これを読んでくれている人はかなり牛ゼミ愛が強いのでは!?と思っています。ゼミ選びに苦戦している人も多いと思いますが、自分が三田での2年間をどう過ごしたいのかを考えると自然とやりたいことも見えてくるのではないかと思います。自分と向き合ういい機会だと思って、残りの期間を過ごしてもらいたいなと思います。後悔のないよう、頑張ってください!応援しています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。次回のゼミブログもお楽しみに✨