こんにちは。18期のこうへいです。
前回担当のあゆみから、「ユーモア溢れるブログを」と鬼のようなバトンを渡され(投げつけられ)ましたが、生憎そんな技術は持ち合わせておりません。普通に書きます。悪しからず。
今回は、unispo、テミルプロジェクト、KEIOフットサルアドベンチャーの3つのプロジェクトによるガイダンスが行われました。
このブログでは、それぞれのガイダンスの模様を振り返っていきます。長くなりますが、ぜひ読んでいただけると幸いです。
「長いからと言って文章を読むを諦むるは、長いからと言って人生を諦むることに似たり」
という格言を川端康成あたりが言っていたらここで使えるなと思ってGoogleで検索しましたが、そんな格言ありませんでした。残念。
まず最初は、unispoです。
unispoは、障がいの有無に関係なく誰でもスポーツを楽しむことができる環境をつくるための活動をしています。その活動から、ひいては世の中に存在する無知、無関心、偏見、差別といった社会における「障害」を自然となくし、すべての人が暮らしやすい社会の実現を目指しているプロジェクトです。
具体的には、障がい者の方とともにスポーツを観戦する「インクルーシブウォッチ」や、パラスポーツ観戦を行っています。
先輩のお話の中で「障がい者と健常者が、互いに出会う機会がないため、どうコミュニケーションを取っていいのかわからないのではないか」という指摘がされていたのですが、僕もあまり障がい者の方と接した経験がなく、たまに話すときも、どうしても気をつかってぎこちなくなってしまうことがあります。しかし、そうした態度が、かえって障がい者と健常者のつながりの「障害」のひとつとなってしまっているのかもしれません。
そうした「障害」をなくすために、スポーツを皆が楽しめるようにするという考え方はとても面白いですし、何よりまず先輩たちご自身がこの活動を楽しんでいることが印象的でした。
続いてはテミルプロジェクト。
ガイダンスでは、先輩のほか、テミルプロジェクトを主導されているNPO法人ディーセントワーク・ラボの方にもお越しいただき、お話を伺いました。
ガイダンスは「皆さんは、時給約100円で働いている人がいるなんてあり得ると思いますか?」という問いかけから始まりました。実際に、障がいを持つ方の中には、時給約100円で働いている方がいらっしゃるそうです。信じられませんよね?
テミルプロジェクトは、そうした障がい者の方々の労働環境を、お菓子作りという仕事を通じて改善していく活動をしています。
労働環境を改善するために大切なのは、より多くの人に現実を知り、興味を持ってもらうこと。障がい者の方が丹精込めて作ったお菓子を食べてもらうことは、その何よりのきっかけになります。
ではどうしたら一般の人にお菓子を手に取ってもらえるのか、という課題にデザインやマーケティングを使ってアプローチするのがテミルプロジェクトにおける学生の役割です。牛島ゼミは、ブリコロールという美大生のインカレサークルとともにこの活動に参加しています。
ガイダンス中には、実際にテミルプロジェクトで販売されているお菓子を食べさせていただきました。
これがめちゃくちゃ美味しいんです!ゼミ員一同、おいしさと手作りの温かみにほっこりしました。
写真をご覧ください。どうですか、このほっこり感。ディベートの準備に追われ、余裕がなくなりつつある18期が自然と笑顔になっているではありませんか。快挙です。
食べた後「この美味しいお菓子をどんな人たちがどんな風に作っているか気になりませんか?」という問いかけに、全員が挙手したことがこのプロジェクトの意義を何よりもはっきりと表しているように感じました。
後編に続きます。