4月19日【トガプロ・有難豚プロジェクトガイダンス】

皆さん、こんにちは!18期のりゅうきです。
今回は4/19に行われた今年度2回目の本ゼミについてブログを書こうと思います。

今日のゼミでは、トガプロガイダンスと有難豚プロジェクトガイダンスが行われました。

牛島ゼミの特徴的な活動は大きく、ディベート、三田論、ソーシャルプロジェクトの3つに分けることができます。本日行われたガイダンスは、ソーシャルプロジェクトに関するものでした。

ソーシャルプロジェクトとは、フィールドワークでの調査や経験を通じて現実社会の問題を発見し、その問題に働きかけるプロジェクトを企画・実行する活動です。ディベートや三田論を通じて得た「論理的思考力」「批判的思考」「実証的思考」を実践することで生きた学びを実感することが出来る活動です。

現在、学外の地域、企業、組織と連携して、4つのプロジェクトを進行させています。その内の一つが”トガプロ”です。

トガプロとは、富山県にある限界集落の利賀村の方と共同で行っているプロジェクトです。利賀村は人口減少や少子高齢化など多くの問題を抱えた限界集落ですが、東京ドーム3800個分の広大な面積に自然は豊かで、人情味あふれた方達が住んでいます。利賀村でのフィールドワークを通じて、そうした利賀村の魅力をまず自分たちが発掘し、世間に向けて発掘する活動をしています。

決められているのはフィールドのみで、自分で問題提起をして、解決のためのアイデアを考え、それを実行することが出来るという点で自由度が高いプロジェクトではありますが、その分現地の方と対等な関係や信頼関係を築くことが非常に大切であると先輩方はおっしゃっていました。

相手の意見を聞き、理解した上で、無条件にそのすべてを受け入れるのではなく、自分の意見もしっかり相手に伝え、自分と相手の意見の折り合いをつけていくことは容易ではありませんが、そうした能力を身につける機会に恵まれているのがこのプロジェクトだと感じました。

このトガプロは4つあるソーシャルプロジェクトの一つです。ゼミ員は4年生のプレゼンテーションを聴いた上で、選択必修のような形で4つの中から自分が挑戦してみたいプロジェクトを1つ選び、参加します。(他のプロジェクトの説明については、また後日他に人に担当してもらうので、今は控えさせて頂きます!)

実は、この4つのソーシャルプロジェクト以外にも、やりたい人が有志で取り組んでいるプロジェクトがいくつかあります。この日は有志型プロジェクトの一つである”有難豚プロジェクト”のガイダンスも行われました。

有難豚とは、東日本大震災で生き残った豚のブランドのことです。震災後たくさんの方の支援で生き残った豚が今、たくさんの方に元気を与えており、その繋がりを大切にプロジェクトは進行しています。
しかし、ただ震災を生き残った豚のブランド、というわけではなく、豚らしい生き方を全うした豚として有難豚は注目されています。

狭い養豚場の中で脂肪を増やすために過剰なエサを与えられ、人に肉として食べられるためだけに生かされているというような養豚経営も少なからず存在するようです。
しかし有難豚は、アニマルウェルフェアの観点から、放牧を行ったり、エサに新鮮な野菜や鰹節、クロワッサンなどを使用し、出荷されるまでの期間をできるだけ豚らしく活き活きと過ごせるように配慮されているそうです。

養豚として育てられていても、生きている間はせめても自由に楽しく生きてもらおうという考えの下、アニマルウェルフェアという考え方は徐々に国内で普及しつつあるそうです。

ガイダンスの後半では、「アニマルウェルフェアを推進すべきか」というテーマでグループに分かれて3年生で賛成反対両方の立場から議論しました。プロジェクトのテーマに関わる論点を理解するための軽いディスカッションだったのですが、最近ディベートの準備を進めている影響なのか、議論の最中に、自分や相手の意見の論理性や実現可能性を考えてしまうあまり白熱した議論になってしまい、早くも自分たちの変化を実感しました(笑)

今回のゼミでは、先生から、いつまでもコンフォートゾーンに留まっているのではなく、ストレッチゾーンに踏み出していく勇気を持つことが自分の世界と可能性を広げていくために重要であるというお話がありました。コンフォートゾーンとは、ストレスや不安を感じることなく快適に過ごせる環境のことで、友人であったり、サークルで過ごすことがこの領域に当てはまるのだろうと思います。この環境にいつまでも留まっていては成長することは出来ず、自分が進化するためにはストレッチゾーン(ラーニングゾーン)に身を投じる必要があります。ストレッチゾーンとは、ある程度の不安やストレスを感じる環境のことで、コンフォートゾーンから抜け出した状態のことです。

自分を高めていくためには、自分が今持っている知識やスキルで何とかなってしまうコンフォートゾーンにいつまでも留まっているのではなく、ストレスや不安を感じつつも、自分の経験やスキルが通用しない世界に足を踏み入れ、試行錯誤しながらストレスや不安を克服することで自分のコンフォートゾーンを拡大していくことが成長に繋がるのだと学びました。

しかし、いきなり自分のコンフォートゾーンから遠く離れた領域にあるものに挑戦することは、過度な不安やストレスを感じることになり、自分の持てる能力を発揮できず成長することは出来ません。そうした領域をパニックゾーンと言います。
自分の知識、経験を踏まえ、ストレッチゾーンにあるものの中から自分に適した物事を見つけ、挑戦することで、良い刺激が得られ、成長していくことが出来るのだと感じました。

ソーシャルプロジェクトは、そうしたストレッチゾーンに属するものであり、自分の未知の領域へ一歩踏み出していくきっかけを提供してくれるものだと思うので、どのプロジェクトに取り組むことになっても、自分が成長できるように主体的に取り組んんでいきたいと思いました。

〈番外編〉
牛島ゼミの特徴的な活動の一つとしてディベートがあるのですが、18期(3年生)は今、3つの班に分かれて初めてのディベートに挑戦しています。


(写真は会議後に班のみんなで撮った1枚です!)

4/23に行われる立論の中間発表に向けて各班毎日のように集まり、自分達の立論を完成させるために努力しています。

テーマについて調べれば調べるほど、議論すればするほど自分達の知らないことが見えてきて、日々悪戦苦闘しながら議論を進めています。

毎日のように集まり、また会議には「お土産」(各人がテーマについてよく調べ、準備してくること)を持ってくる事が決まりなので、ゼミ以外にもやる事が多い人は既に時間の使い方に苦労しています。

しかし、同期と過ごす時間が多く、また、議題について見識が深まるので日々自分の成長を実感する事ができ、とても充実した日々を過ごすことが出来ています。

ディベート本番は5/10と、まだ時間はたくさんあるので、自分達の立論を多様な観点から捉え直し、より良い立論を作り上げていきたいと思っています。なにより、私達の班の相手は同じ18期の班なので、絶対負けたくないという想いが強いです!

次にブログを書いてくれるのはディベートで班が同じあゆみです!(実はけいたろう、ありさとも同じ班なので、偶然ですが6人いる班のメンバーのうち4人連続でブログを書いています笑)

最後まで読んで頂きありがとうございました!
長文乱文失礼致しました。