【15期振り返り記事「価値観の広がり」-大島編-】

こんにちは、牛島ゼミ15期の兄です。

2年前に牛島ゼミのESが公開されて先輩の振り返り記事を読んでいたことが懐かしいです。

折角なので、そのころの自分に向けるような気持で振り返ってみます。

私は2年前、入ゼミイベントなどを通じてであった牛ゼミのゼミ員を見て、牛島ゼミを選びました。その時は、「こんな人たちのようになりたい!」「こんなすごい同期たちと切磋琢磨したい!」と考えていました。

そういった意味では、当時言われていた牛島ゼミ希望者は多いらしいという風説も、「人数が多い中から選ばれたすごい同期たちと活動できる」というモチベーションにつながりました。

ゼミに入って最初に出会った同期たちのことを語弊を恐れず表現するならば、「どうということのない普通の大学生たち」でした。(もちろん、彼らから見た自分も普通の大学生だったはずです。)かつて2年次に見た先輩たちを目標にストイックにゼミの活動に打ち込みたいなと考えていた自分には彼らがいささか幼く見え、「牛島ゼミだからすごいということはない」と感じました。

この記事を読んでいる2年生の皆さんはご存知かと思いますが、牛島ゼミの活動は3年生が中心で、その中でも三田論やディベートが占める割合が大きいです。自分は牛島ゼミってほかのゼミと違うなと思わされた三田論で、自分がそれまでの人生であまり担って来なかったリーダーのような立場に挑戦しました。

三田論班結成当初、集まったメンバーはガツガツとしたタイプの人は少なく、ただ闇雲に自分がガンガン進めようとすると上手く巻き込めないような場面もありました。しかし、全員が牛島ゼミを選び、牛島ゼミからも必要だと評価された情熱のようなものを持っています。

行き詰まるような場面に直面した時、それぞれのメンバーが持つバラバラな良さを見つけてつなぎ合わせることで初めてチームの真価が発揮され三田論の完成に漕ぎつけました。

苦しい場面に直面して個人プレーに走るのではなく、なんとしてもチームのメンバーで論文を完成させたいと思えたのはゼミ選びの時にゼミ同期たちと一緒に切磋琢磨したいと考えていたからこそです。

人を見るとき、自分が持っている価値観の範疇の評価軸でしか人を見ることはできません。様々なタイプの仲間たちと2年間真剣に向き合うゼミの経験は自らが成長し、価値観の領域を広げることで初めて人の良さが見えてくるということを教えてくれました。普通の同期たちが凄い仲間たちに見える瞬間こそが自分の一番の成長です。

本気で挑戦してくれる2年生に牛ゼミは本気で応えます。15期のOBとして皆さんと会える日を楽しみにしています。