【13期ゼミの振返り「牛島ゼミという場所」−瀬川編−】

「牛島ゼミという場所」

こんにちは!13期のみほです。
このブログを愛読していた2年生の頃から早2年…牛島ゼミを振り返るというテーマを与えられ、正直とても迷いました。このゼミに入ってからの2年間は、本当に毎日が濃く、あっという間だったからです。

2年間のゼミを経験し、卒業を間近に控えた今ゼミを振り返って思うことを、いくつか私なりに綴っていきたいと思います!
 

ゼミに入る目的として様々なものがあると思いますが、私は、苦手なことを克服したい、という気持ちが強くありました。

苦手だからという理由でディベートに取り組むことを決めた私は、周りの皆と比べ、当初全然発言することができませんでした。ディベートリーグのグループが結成されてからも、なかなか発言することができず…

ディベートは勝ち負けのある議論です。勝つためにはチーム全員の力が必要不可欠です。そのため、「苦手だから」という理由で挑戦を決めた私は、チームの足を引っ張っていることを痛感し、不甲斐ない気持ちでいっぱいでした。

周りの皆も、そんな気持ちの私に気づいていたと思います。

でも、チームの皆は何も言わず、温かく見守ってくれました。そして努力を重ねていることが言わなくても伝わってくる位、チーム皆が本気で、真剣でした。そんな中だったから、落ち込んでも、頑張るしかないと前向きになれました。

牛島ゼミには、目標を掲げ、それに向けてひたすらに頑張りぬく姿勢がどの活動にもありました。でも、結果だけを追い求めるのではなく、遠回りになっても皆でやっていこうとする雰囲気もありました。

皆が納得するまで1つ1つ理解してから、次に進めました。
そんな、熱く、どこか温かい環境が、牛島ゼミにはありました。

苦手な事に真っ向から挑戦し、得意というまでには最後までなれなかったけど、がむしゃらに頑張ったと自分の中で言い切れる経験は、私の中で大きなものになっています。

みほさん1

私はゼミに入る際、ゼミを卒業する頃には、自分の弱みを克服し、自信満々な自分の姿を想像していました。ですが、今その立場になってみて、そうではなかったなあと感じています。というと悪い意味に聞こえてしまいますが、いい意味で、です!笑

牛島ゼミに入って成長したと思える部分もあります。ですが、できるようになったことと同じ、またはそれ以上に、今の自分にはできていないこともまた見えてきたのです。

それは、マイノリティと呼ばれる人たちや、社会問題に本気で取り組んでいる人、起業した人など、牛島ゼミに入るまで出会う機会が少なかった人たちと出会う中で、今までだったら考えもしなかったようなことを考えるようになったからだと思います。

そして、ゼミ員と長い時間を共に過ごす中で、周りのことがよく見えていたり、人を巻き込むのが上手だったり、皆が気づかないような視点に気づけたり、話をまとめるのが上手かったり、そういう素直に、すごいな、そうなりたいな、と思える仲間たちの存在があったからだと思います。

そのため、常に現状に満足することができない環境が牛島ゼミにはありました。私にとって牛島ゼミは、頑張りの終わりのない場所でした。

なんだか苦しい場所のように聞こえますね(笑) もちろん大変なこと、苦しいこと、悔しいこと、悩んだことはたくさんありました。できないことの発見も、以前だったらそんな自分が嫌でたまらなくなっていたと思います。

でも、牛島ゼミで過ごす中で、自分を知り、知った上で自分にできることを必死に見つけ、その結果何かが進んだり、信頼を感じたりする瞬間があって、自分を受け入れるということが少しできるようになったと思います。だからこそ、見えてきたたくさんのできないことにも向き合え、頑張ろうと思える自分がいるような気がします。牛島ゼミという場所で過ごすことができてよかったと、卒業を控えた今、思います。

牛島先生、先輩、同期、後輩、プロジェクトで出会った方々、このゼミで出会えた全ての人たちに、とても感謝しています。この環境の中で三田生活を送ることができて、幸せでした。

本当にありがとうございました!

みほさん2