【三田論振返り(2)】

こんにちは!

14期のみねこです。

前回に引き続き、牛島ゼミの活動軸の一つである「三田論」について書いていきます。前回は社会が複雑なこと、視野を広げることについて書かれていましたね:)私は別の側面から振り返って行きたいと思います。

みねこ①

このブログを読んでくれている2年生のみなさんは、クラスメイトや仲間と共に何か“ひとつのもの”を作り上げたことがありますか?

きっと誰しもが大学生活より前に部活動やクラスで経験したことがあると思います。けれど、そんな高校生チックな経験も大学に入ると滅法する機会が減ったのは私だけではないでしょう。

大学生にもなると、自分の興味や関心が少しは明確になってきて「じぶんのため」の時間が増えてきます。しかし、牛島ゼミでは

「じぶんのため」+「だれかのため」

に使う時間が大半です。それは、きっと複雑な構造になっている社会で活動する上で「だれかのために」の姿勢をもっていなければ課題を発見できないからでしょう。

三田論執筆はその一つです。

これまで、スポーツや文化祭といった楽しい場面で何かを作りあげる経験はあったものの19名で一つのテーマに沿って70ページを超える論文を書き上げる経験はしたことがありませんでした。(おそらく最初で最後ですw)

当初7人で始動した三田論班。
他のみんなが「ディベート」に向けて全力で頑張っている中、私たちは幾度となく迷走を繰り返していました。

都内のアンテナショップを1店舗1店舗巡ったり、街頭でアンケート調査を行ったり、アポイントをとって実際にお話を伺ったり。

そこから…問題提起と仮説を組む⇒崩れる⇒組む の繰り返し。

練習すればした分、以前より上手になったり、悩めば悩んだ分結果がでるわけではないのが「三田祭論文」。いかに「Something New」な要素を取り入れるのか。論文を読んでいる人に「納得感」や「面白み」を与えるかが最大の課題でした。読んだ後に、「ふーん、そうだよね」と思わせるようではいけないのです。

正直、論文を執筆するにあたり

“7人で一つの論を組むのも難しいのに、合流したらどうなるんだろう?全員で書く論文でなく、個人研究やグループ研究ならいいのに…”

と思ったこともありました

しかし、そんな想いを払拭させてくれたのはディベート班が「合流」してからです。不安だった「合流」もなんのその。みんな全力で論文の執筆に協力してくれました。事例にあげた県のデータ調査や、論文の構成再考、実際にフィールドワークへ行き現場の人の声を聞くところまで全員で取り組みました。

みねこ③

そこには、きっと

「じぶんのため」+「だれかのため」

の意識が一人一人に働いていたはずです。

フィールドに足を運ぶことは、社会をみること。(自分の経験値)
そして論文に貴重なエビデンスを追加すること。(論文への貢献)
につながります。

論文に載せられるのは、研究においてほんの一部分です。(もし、研究の全てを綴るとすれば何百ページにも及びますw)

その背景に、19名で取り組んだたくさんの努力があることを私たちは知っています。それは、きっといつの日か役に立つでしょうし、数年後再会したときのネタにもなるでしょう。

みねこ②

三田祭論文、それは「知の結集」

今までに取り組んだことのない“ひとつのもの”を創り上げる経験。

来年、三田論執筆に迷走しながらも“ひとつのもの”を創り上げる15期のみんな姿を楽しみにしています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。