「逆風は振り向けば追い風になる」
こんにちは。22期のまゆです。いきなり誰のなんの言葉だよ、と思ったみなさん。これは、中学1年生の頃に父親と観に行った『ジャッジ』という映画の中で出てきたフレーズで、幼いなりに何か琴線に触れ、心に残った言葉です。苦しい状況の中でも、少し視点を変えれば、前向きに状況はかわるという意味を表していますが、それ以来私の人生のモットーになっています。この言葉を胸に、大学生活でもゼミ、サークル、アルバイト、長期インターンなど、さまざまなことに挑戦し、幾度の場面で逆境を乗り越えてきました(乗り越えてきたつもりです汗)。そのなかでも、牛ゼミの活動ではどんな挑戦をし、困難を乗り越えてきたのかお話します。
まず、私がなぜ牛ゼミに入ったのかについて書こうと思います。あんまりゼミのみんなには言ったことないですが、私はもともと慶應のゼミに入らないつもりでした。なぜかというと、昔から慶應外に入りたいゼミがあったからです。幼少中高大ずっとスポーツをやっていた私は、幼い頃からスポーツの魅力を多くの人に知ってほしいという漠然な想いを抱えて過ごしていました。そのゼミは、スポーツマーケティングについて学べるゼミで、まさに私がやりたいことと合致していたのです(高3の夏休みの作文でスポーツマーケティングについて書くほどガチでした)。今となっては、ある意味幸運だったのですが、面接でちゃんと不合格になり(笑)、それから慶應のゼミ探しに奔走することになりました。
なので、本気で慶應のゼミを見ていなかった私は、牛ゼミを見つけたのも第2回説明会からで、こうしカフェ?なんだ?面白そうだな。という単純な興味で参加しました。そこで、初めて「ユニスポ」の存在を知ることになります。当時、「ユニタメ」の前身である「ユニスポ」は、スポーツを通じて誰もが楽しめる社会を作るという理念のもと活動しており、自分がやりたいことができる環境が整っていると感じました。スポーツマーケティングという分野の中で、スポーツをとるかマーケティングをとるか迷った時期もありましたが、マーケティングならきっと独学することができると思い、フィールドワークを通じてスポーツの魅力を学ぶことができる牛ゼミを選ぶことにしました。
上記からもわかるように、もともとはユニタメでスポーツを通じた社会貢献を学びたくて選んだ牛ゼミですが、ゼミにはユニタメのようなプロジェクト活動の他にもケース&リサーチ、ディベート、入ゼミなどなどたくさんの活動があります。このなかでも、今回のブログでは特に印象的だったディベート活動について振り返りたいと思います。(せっかくなのでユニタメについても書きたいのですが、とんでもない量のブログになりそうなので割愛させていただきます涙)
(↑個性強々なユニタメのメンバー)
3年生の夏頃に、ディベートをやるか三田論をやるか選ぶことになるのですが、私は一応先生に相談はしたものの、あまり迷うことなくディベートを選びました。理由はいたってシンプルで、「できないことをできるようにしたい」と思ったからです。この選択をする前に、ディベートをやる機会が2回あったのですが、自分自身不甲斐なく終わってしまった部分があり、もう一度ディベートに挑戦したいと思いました。
まず、簡単に話すと、ディベートでは相手の意見に対して自分の意見をとっさにまとめて反論する力が必要になります。大勢の前で意見を言うのが苦手で、どちらかというと自分の頭でよく考えてから話すタイプの私は、フリーディスカッションがとても苦手でした。おまけに同じ肯定班の中には、頭の回転が速く、相手の反論に対しすぐさま自分の意見を言えるタイプの人が何人もいて、最初は自分の存在意義について問うこともありました。ですが、ここで腐っていてはディベートを選んだ意味がないと思い、自分の長所を活かし、なにか改善できないか考え直しました。そこで、「逆風は振り向けば追い風になる」の登場ですね。昔から学校のテストでも部活の試合でも、前々から本番に向けて準備し、その準備量を自分の力に変えるのが得意な私は、とにかく準備をすることに徹しようと思いました。わからない内容があったときはそのままにせず、チームメイトにすかさず聞きにいったり、一度も発言することができなかった他大学との練習試合の後には、チームメイトにお願いして1on1でフリーディスカッションの復習をお願いしたり(肯定班のみんな、本当にありがとう)、チーム全体でフリーディスカッションを練習する時は毎回録音し、それを文字に起こしてフィードバックをしたり、とにかく準備の段階でできることはなんでもやろうという想いで過ごしました。また、この持ち前の準備量と声のデカさ(笑)で、毎回立論発表もやらせてもらい、徐々に人前に出て話すことに対する苦手意識も薄くなっていきました。その前々の準備のおかげもあってか、あまり緊張することなく渋沢杯本番に臨むことができ、さらにフリーディスカッションでも臆することなく発言することができました。ディベートでは、必ずしも前々の準備量と本番での発言回数が比例するとは言い難いですが、少なくとも私はこの準備量のおかげで知識を深めることができたし、さらには自分に自信がついたと思っています。実際に、アルバイト先の班の会議のときなど、ゼミ活動以外の場面で自分から進んで意見を発信することが増えたなあと感じます。
(↑2か月間準備した渋沢杯&肯定班のみんな)
つらつら自分の経験談を書いてきましたが、結局このブログを読んでくれている2年生に伝えたいことは、牛ゼミは「成長する環境が整っている」ということです。牛ゼミに入って成長することができるかどうかは、あくまで自分自身の行動次第だと思います。けれど、困難にぶつかって、1人ではどうしようもなくなったとき、牛ゼミには頼れる仲間がたくさんいます。大学生活残り2年間、最高の仲間と共に成長したいと考えている2年生、ぜひお待ちしていますね。
そして最後の最後になりますが、大好きな22期へ。出会ってくれてありがとう。みんなの存在が私のモチベーションの源泉でした。あと少し頑張ろうね。