20期振り返りブログ【るなさん編】理想は本当に理想か

こんにちは、20期のるなです

皆さんは、
ゼミに何を求めていますか?
そもそもなぜゼミに入るのでしょうか?
そして牛ゼミってどんなところだと思いますか?

私がゼミで得たものは、2年生の頃に想像していたのとはちょっと違ったなあと思っています。

2年前、牛ゼミを受けようと決めた時は、「自分を変えたい」「自分の潜在的な可能性に賭けてみたい」そんな気持ちが強かったです。
ただ、もともと向上心が強かったわけではなくて、2年生まで遊び呆けていたせいで大学生活に対して何かこれじゃない感を感じてたんです。そこで、残りの2年間は自分の身になることをしたいと考えていました。

中でもなぜ牛ゼミか?というと、
・活動が活発
→「とにかく何かを頑張ってみたい」
・やりたいこと(マーケティング的なこと、地域に関わること、フィールドワーク、グループワーク)ができる
→「新しいことに挑戦してみたい」
・尊敬できる方がたくさんいそう
→「環境を変えて、自分を変えたい」

つまり、「新しいことに挑戦したり、知らなかったことを知れば、成長できる」「すごいゼミに入れば自分もすごい人になれる」そう思っていて。超曖昧で超漠然としていますね笑

2年生の皆さんの中には、もっと明確なビジョンを持っている人、私のように漠然とした思いを持っている人、そしてまだどうやってゼミを選ぶか決めきれずにいる人、様々だと思います。
そんな皆さんに、ゼミで何を得る?ゼミに入る意味とは?牛ゼミってどんな場所?ということについて少しでも伝えられたらなと思います。

さて、結論から言うと、2年生の時に描いた「大きな成長を遂げる」や「すごい人になる」といった直線的で急激な飛躍は正直できませんでした。しかし、たくさんの壁にぶつかりつつ小さな学びを得ていく、非連続的で緻密な成長ができたんじゃないかなと思っています。

以下、ゼミで得られた小さな変化を2つ書いてみます。

<知識は広さだけじゃない、深さもある>
とにかく新しいことに挑戦すれば成長できると思っていた私を覆したのは、ディベートでした。もちろん牛ゼミでは、思っていた通り次から次へと初めての挑戦機会や新しい知識が入ってくる機会は多く刺激的で勉強になることもたくさんありました。
ただ、ディベートはちょっと違ったんです。3年生の夏から最終的には4年生の春まで、同じテーマで何度も何度もディベートをしたのです。最初は正直、同じことをやり続けて何になるんだろうと思いました笑
でも、気づいたらハマっていたんですね。たしかに同じテーマに向き合い続けると、この先はもうないんじゃないかと思うこともあって。しかしそのまま粘り続けると、新たな見方や考え方があることに気づく、その繰り返しでした。
知識や経験の幅の広さばかりに目を向けていた私は、深めることの面白さを知り、自分に向いているかもしれないと気付きました。本当にいろいろな経験ができ、かつ1つ1つを思う存分突き詰めて取り組むことができる環境だからこそ、得られたものだと思います。


(たくさんたくさんお世話になった肯定班)

<完璧を目指すのではなく、今の自分を磨く>
2年生の頃の私は、短所を潰して全く違う完璧な人になろうとしていた気がします。けれど、当たり前ですが牛ゼミの2年間でそこに達するのは到底無理でした笑
ただその代わりに、苦手なことは得意な人に頼ろう、得意なことは人より頑張ろう。ちょっとだけ、そう思えることが増えた。そんな成長を得られたんじゃないかなと思います。

たとえば3年生の頃のディベート。自分は会議のファシリテーターは苦手だ。その分、意見を発散して議論へ貢献することに集中しよう。

あるいは入ゼミ係(2年生向けゼミ選びに関わる係)。みんなを引っ張ることは得意ではない。自分は一歩引いたところでTwitter係という自分の仕事に精一杯取り組もう、1プレイヤーとしてリーダーを支えよう。

そしてプロジェクト。全体をまとめることは苦手だ。その分、みんなが見落としている細かいことに気づけるように頑張ってみよう。前に立つことが苦手な分後輩1人1人と距離を縮めて何でも話しやすい先輩になれないか?

本当にいろんな場面で、自分がいる意味や自分がどうあるべきかを考え続けた2年間だったなあと思います。他を見て自分を知る、試行錯誤しながら自分と向き合う、貴重な時間でした。


(めぐるめ20期&21期!)

まとめ

ゼミは、社会に出る前に社会を知る場。牛島先生がそんなことをおっしゃっていた気がします。(多分あっているはず…違ったらすみません)

本当にその通りだなと思っていて。2年間ゼミを頑張っても、自分が理想通りの人間になることはなかったし、むしろ当時描いていた理想像なんてなくなってしまったかもしれません。けれど、小さな学びをたくさん得ることができました。
こう書くと、大きな夢は見るなと言っているようにも聞こえますが、自分の進むべき方向性を見直すことができたと思っています。

それは一緒に活動してくれた同期、先輩、後輩、そしてこの環境を作ってくださっている牛島先生のおかげです。本当に、ありがとうございました。

2年生の皆さんが、これを読んで何か気づきを得られたり、改めて考えるきっかけになっていれば幸いです。
ゼミに求めているものや実際にゼミに入って何を得るかは1人1人違うと思いますが、一例として参考にしてもらえたらと思っています。

最終的に牛ゼミを選んでくださったらもちろん嬉しいですが、その他のゼミだとしても構いません。とにかく皆さんが納得できる選択をしてほしいなと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。

素敵な三田生活を迎えられますように!