慶應義塾大学 商学部 牛島利明研究会

» 牛島ゼミの1年間(その1)

6月 22, 2018 by     No Comments    Posted under: 2018年度座談会・対談記事

第一回座談会「牛島ゼミの一年間」

 

今回は、「牛島研究会ではどんな活動をするのか」について座談会を開催しました。

ゼミ活動を1年終えた、4年生ゼミ員のエピソードを合わせてお届けします。

―牛島ゼミに入った3年の4月、ディベート活動から始まりましたよね。

K:ディベートは、『お題に対して肯定否定の二つに分かれて議論して説得力を競うもの』です。牛島ゼミでは、事前に資料を準備して調べてから臨む、アカデミックディベートというものに取り組んでいます。

Y:3つの班に分かれて戦ったね。(全2回行うディベート活動の)1回目はまずやっぱ、班の人たちとの関係の構築っていうのがあった。

N:なんかお互い探りあってたよね。

R:男子とか特にひどかったよね(笑)

N:なんかさ、みんな同じお題を同じ期間で同じように準備してるのに、その準備してる時の雰囲気とか班の性格がでたと思った。

N:うちらは結構パリピ系で、Kたちの班は結構真面目系。

K:結構第一回の班で仲良くなるみたいな傾向はある。Nの班は一緒に旅行行ったりしてたよね。

Y:嫉妬?

K:そう嫉妬(笑)でもうちらもディズニー行ったもん。

N:ディズニーなんて2回行っているから。

K:強いなぁ(笑)

K:うちらの班めっちゃ仲いいんだけどみたいな、そういのあったね。

Y:あと時間の使い方とかを意識してなかったけど、ディベート活動が始まってから時間の大切さっていうのを急に意識し出したり。まあ、遅刻したんですけど。

全員:笑

K:するなするな。

K:時間感覚にすごい鋭い人と鋭くない人みたいなキャラが見えてきて。私とかなんだろう、「期限を守ることが1番重要」みたいな感じだけど「いやここにはこだわらなきゃだめでしょう」っていう人もいて、それぞれのゆずれないところも出て来て面白かった。

N:憧れの三田キャンで何回も集まって話し合う生活が割と楽しかった記憶がある。「ゼミだなぁ」みたいな、めっちゃ楽しかった。

全員:そうそう。

Y:ゼミやってるな、みたいなね。

―グループ活動であるディベートの後、個人作業の「ケース&リサーチ」活動が始まりましたね。

R:『商学部のキーワードというかテーマ(例:多角化戦略)を1人ずつ与えられて、それに関する1つのケース(例:富士フィルムの多角化戦略)を調べてくる。それをもとに問題提起と仮説を立てて、「それホントなのかな」っていうのを検証していく。』簡単に言うとそんな感じ。

K:ミニ論文みたいだよね。

R:結構取り組むテーマによって悩むところが違ったよね。

K:あと今までディベートをみんなでやってたら、急に1人作業になって全部ひとりでやんなきゃいけない、って思いながらやってた。

R:すごいゼミ適性を感じるというか。「グループワークじゃないと無理だよね、無理なんだな」っていう感じだった(笑)

Y:1人じゃ何もできないみたい。

全員:そうそう。

Y:自分のスキルのなさに(笑)

K:そうそう。「聴取への配布資料って作るのめっちゃ難しいんだね」みたいな。

N:だから結構鬼門かも。

K:たしかに、鬼門かもしれない。でも自分の興味関心だけを掘り下げられるっていうのは1つ面白かったかも。

 

―みなさんはディベート活動とケース&リサーチ活動、どちらがお好きでしたか?

Y:ケース&リサーチは個人作業だからすごい自立性を求められるし、逆にディベートはみんなでやるからこその難しさはある。プレッシャーもあるね。

N:どっちも楽しかったしどっちも辛かった。

全員:笑

R:なんだろう、でもディベートはやっぱとにかく行けば楽しいし、みんなで作ってるっていう実感があるから「前に行こう、進もう。」っていう意識が湧くのはディベートの良いとこかなあ。

Y:ケーリサは全部自分でやり遂げたって言う達成感がすごい強いんじゃない?1から作って最後の発表まで持ってこれたっていうのが、1つの自信になるかなって言うか。

―そしてそのあとは、2回目のディベート活動がやってきます。

N:(1回目と2回目の印象は)違ったよね!

K:違った違った。なんか2回目の方が、1回目にできなかったところをやろうとする、っていうことで手応えはあったかな。

Y:試合中の流れで、どう自分たちの主張が通りやすい流れに持っていくかだよね。相手の流れに行っちゃったらそこで終わり。いかに自分たちのスタンスを守れるかっていう。

N:あと「この人はチーム内で何が得意」っていうのがだんだんわかってきたかも。この人はこの役割っていうのが大体形成されていくって感じ。

K:で、やっと何か戦略が立てられるようになっていくみたいな。

N:そうだね。準備の厚さが増したよね。

Y:みんなわかってきたからこそ、そこでまたレベルの高い勝負があったと思う。

K:なんか印象に残っていることとかある?

Y:自分たちの論を作っていくときに、理論的派と若干感情派、みたいなとこでバチバチやってたよね(笑)

K:なるほどなるほど。

Y:でもそれを言い合えることも、何かこう「このゼミだからこそ」かもしれない。

N:そうだよね、今さら喧嘩なんてしないもん。

Y:大学生になってね(笑)

N:たしかに。

 

―この第2回ディベート活動ののち、「ディベート班」と「三田論班」に分かれます。ディベート班は秋にある大きなディベート大会(渋沢杯)へ向けて、三田論班は三田祭での論文発表に向けて取り組みます。

Y:『(ディベート班にとって)約7カ月間ぐらいディベートに向き合ってきたものの集大成っていうのが渋沢杯。』もうなんか、いわばほんとに「青春だ」って言うのが渋沢杯でしたね。

 

―ここでも喧嘩ありました?

N:したね。

Y:まぁそれぞれ思うものがあるから。でもこれだけは言えるのは、みんな優勝に向かってるっていうの。そこが一緒だからこそ支え合えてるってのがポイント。でなきゃあんな苦しいことやってらんないよ、ほんとに(笑)

N:それぞれチームの性格も全然違ったよね。

K:なんかディベートでの戦い方も全然違った。

N:うん、なんかかっこいいと思う戦い方が全然違ったんだよね。

K:あーなるほど。

N:うちらはゴリゴリで超強気に勝ち進むみたいなのがかっこいいと思ってて、もう一つの班はスマートにスンって勝つのがかっこいいと思ってた。

K:あー確かに。

Y:なんか俺らはよくも悪くも泥臭くあって。

N:確かに、私たち泥臭かった。それが好きな人も多かったからね。

Y:大学生になってもけっこう青春ぽいことできるんだなぁ、っていうのが。

N:最大の青春だった。試合が終わって結果発表の時、優勝か準優勝か、ってなって。それで「自分たちが勝った」ってわかった瞬間、みんな超泣いてて。それで何か「私たちほんとに頑張ったんだなあ」って。

Y:なんか東京オリンピックの「Tokyo」ってやつみたいな(笑)

N:なんかそんな感じだったよね(笑)久しぶりに嬉し泣きした。

全員:うん。

Y:個人的に1番嬉しかったのは、三田論班がお守りとかメッセージ送ってくれたことかな。何かそれがすごい嬉しくて、「ゼミ一丸でやってるなー」っていうのはすごい感じたよね。

R:俺以外の人の三田論班でね(笑)

K:Rの病欠ね(笑)

K:Rの痕跡どっかにあったよね。

Y:メッセージの最後の1枚に、Rのわけわかんない写真が載ってて(笑)

K:あれ結構面白かったよね。

K:でもRの思いは伝わってるよ。

N:私就活にも持って行ってたもん。

K:まじで!それはうれしい。

R:あれいいよね。

N:そうめっちゃ嬉しかった。

Y:ディベートとか三田論とか分かれてもそこはゼミって言う形で、しかも先輩たちも見ててくれるって言うのはこのゼミのアットホーム感にもつながってますよね。

全員:うん。

―ではその三田班はどんな活動を?

K:三田論は本格スタートが9月くらい。

R:うんまあ、8月は一週間に1回とか。

K:集まって「論文のテーマどうする?」みたいな。ゆるーっと会議してたよね。学校始まった9月の中旬ぐらいから、毎日集まって会議していくっていう感じ。

N:ディベートと違ってテーマがないから、テーマ決めるだけでも凄い大変だよね。

K:うん。最終的に、テーマ決まったのっていつだっけ?

R:1ヵ月前とかじゃない?

K:論文執筆の1ヵ月前とかだよね。

R:準備期間が4ヶ月ぐらいあるんだけど、結局3ヶ月ぐらい「こーでもないあーでもない」って言って。ぐるぐるぐるぐるしてて。

K:ディベートは渋沢杯っていう明確なゴールがあるけど、三田論は何かゴールが見えない。どこまで突き詰めたら終わりにしていいんだろうって言うゴールが見えない。それがもうね先が見えないみたいな感じで(笑)

全員:笑

R:よかったのは、とにかくみんなの良いところが出たっていうのがある。フィールドワーク得意な人とかデータ集めるの得意な人とか。その多様性っていうか、一人一人がそこの強みを生かし切れたのがすごいよかったかなぁ。

K:キャラ立ったよねー。役割の多様性っていうのもあるし、どこを自分が大切にしたいかっていう所の多様性もあって、譲らないまとまらない、みたいな。

N:それをどうやって最終的にまとめていったの?

K:それはもうなんかぶつかる中でまとまっていったかな。

R:なるようになる。

全員:笑

R:でも結局、実際に足を運んだからまとまるみたいな。実地調査から得たものがあったからまとまるみたいなのはあった。

K:確かに。

N:(三田祭での)展示自体にもすごい力入れてたよね?

全員:うん。

K:それは、どうやったらうまく伝えられるんだろう、っていうところにみんなが1つになって注力してたからだと思う。

R:結構インタビューに行って執筆したから、その対話をどうやって展示したらいいかって悩んで。結局そのインタビューの部分の展示は、LINEのトーク画面みたいにしたらいいんじゃないかってなって。

R:でも作ってみたら、普通は自分の発言が緑の背景なんだけど間違って白にしちゃってて、逆になっちゃったんだよね(笑)

全員:笑

R:致命的なミスを犯したよね。

N:めっちゃ面白い。

 

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