こんにちは。16期のニャースです。
えーっと、今回は三田論について4年生が書く回です。
「基本的な説明」や「よくある経験談」は他の記事を読んでいただくことにして、これまであまり書かれていない「なぜ三田論をやりたいと思ったか」について私のエピソードを書いていきたいと思います。いわゆる「※個人の感想です」というやつです。深く考えず、こういう人もいるんだなあと思って読んでみてください(笑)
私は、今まで挑戦してこなかったことに挑戦したいと思って三田論班を選びました。それは何かというと、「グループでゼロから創り上げること」の全ての過程に主体的に関わることです。
日吉時代から「放送業界で活躍する」という目標のために努力してきました。企画を考えたり、議論をしたり、文章を考えたり、調べ物をしたり、自分なりの挑戦をしてきたのです。しかし、プロの現場で活動していると、どうしても偉い人にお伺いを立てるようなやり方になってしまったり、分業化のために部分的にしか関われなかったりして、もどかしい気持ちがありました。
“現状を打破するにはどうしたらいいだろう?「大学生」という肩書きを失ってもやっていけるんだろうか?”
そんな悩みを抱えながらゼミ説明会で先輩に相談してみると、「せっかくの大学生活なんだから、足りない能力や経験を補うためにゼミという場を利用してみるのもいいんじゃない?」とアドバイスをしてくださいました。
このアドバイスこそが、まさに私にとっての牛島ゼミの志望動機であり、三田論をやりたいと思ったキッカケです。
同期と対等な立場で切磋琢磨できるというのは、私にとって新鮮な経験でした。
グループとして何かを決めて議論を進めていく中で、単に自分の意見を言うだけでなく、他のメンバーのより良いアイデアを引き出したり、皆の意見をまとめたり、リーダーシップを発揮できた(というか、したいと思って努力した)こと。テーマの選定から三田祭発表するまでの間、先行研究を読んだり、議論をしたり、フィールドワークをしたり、論文を執筆したり、展示の準備をしたり、最初から最後まで、ゼロから創り上げる全ての過程に関わることができたこと。
これまであまりやってこなかったこと、できなかったことに挑戦したことで、たくさんの学びがありました。「議論を仕切るのって大変だな」とか、「協力してくれる人に意図を伝えるのって難しいな」とか、他にも挙げればキリがありません。やってみて初めて相手の気持ちが分かった、やってみたらヒントが見つかったということがたくさんありました。もしかしたら、「普通の大学生が普通にサークルで経験することだよ!」というツッコミがあるかもしれませんが、そういう頑張り方をしてこなかったので、全然できなかったんです!それでも、そういう基本的なことから挑戦できたのは、ゼミのおかげ、三田論のおかげですし、ゼミに入ってよかったな、三田論をやってよかったな、成長したなと感謝の気持ちで一杯です。
三田論を作り上げた経験は、私にとってかけがえのない財産です。
…と、ここまでかなりいい話を書けているんじゃないかと思います。自分で書いていて涙が出そうです。「生まれ変わっても三田論を書きたい…」くらい書いてダメ押ししようかとも思いました。しかし、冷静になってみると、あまり無責任なことは言えません。これを読んでくださっている2年生のあなたも同じように有意義な経験ができるかというと、それはわからないからです。「※個人差があります」ということです。ゼミ自体もそうですが、三田論も、機会を与えてくれるだけで、そこから先は自分次第です。各自がどういう目的を持って取り組むかによってどういう学びがあるかも変わると思いますし、目的意識が無ければ学びも無いかもしれません。
そんなわけで、ゼミ選びで迷っている2年生の皆さんは、日吉時代を振り返ったり将来を想像したりしつつ、「何のためにゼミに入るのか」を意識してみてください。そして、ゼミ生活をイメージするために、是非たくさんのゼミ員と話して、「何で牛島ゼミを選んだの?」「何で三田論を選んだの?」と聞いてみてください!
※SNOWは三田論メンバーの目的意識の産物です(笑)