FDPの活動日誌_Vol.11 メンバーによる自己紹介♪ あかね編

みなさん、こんにちは!

Future Design Project(FDP)のあかねです!

今回はFDPメンバーの自己紹介ということで、想いの丈を思いっきり綴ってみました。

その結果、いつも文章が長くなってしまう私ですが、
今回はさらに長くなっています、、、^^;

拙く、長い文章になってしまいましたが、一生懸命書いたので、
最後まで読んでくださると嬉しいです!

FDPに入ろうと思った理由

そもそも、なぜFDPに入ろうと思ったのか、3年生のはじめの頃の記憶を掘り返してみました!

高校3年生の時、お昼休みに友人と進路の話をしていました。
会話の中で、友人は今決めようとしている進路に満足していないことを話してくれました。「本当はもっと別にもっと進みたい進路があるけど、学力や家族の意向も考えて、諦めている」ということでした。しかし、そこまで進みたいと思える進路があるなら、奨学金なども含めて調べてみたらどうかと思い、一緒に進路指導室に行って調べることにしました。

私が進路の話を聞いたのはその1度だけだったのですが、しばらくして友人は諦めていた進路に挑戦していました。そして、卒業の時、話を聞いて一緒になって考えてくれたことが嬉しかったと言ってくれました。

私と進路の話をしたのは一度だけ、しかし、その一度がその友人にとっては記憶に残り、背中を押すものであったようです。

この出来事を通して、先生でも専門家でもない、ただの高校生である自分でも、他者の人生選択を支えることができるのだと驚きました。
そして、もし、自分の存在が、誰かの人生選択の役に立てるならば、と思い、
その機会があるFDPに入ることを決意しました。

FDPを続けた理由

実はFDPは、今年初頭に存続が危ぶまれていました。

3年生の1年間を通して、メンバーが自分がやりたいことを見つめ直した結果、もっとやりたいことがあったからこその継続断念だと思っています。

そして、私も継続を悩んでいました。
私が1年間を通して、やりたいと思ったことは、主体性を捉えなおすワークショップの開催です。

牛島ゼミは、主体性という言葉を大事にしているゼミです。
主体性を意識しつつ1年間活動してきたつもりでしたが、
活動の中で、主体性が次第に責任感になってきてしまうことを感じました。

何かに取り組みはじめた時は、「自分はこんな風に考えるからこれをやりたい」と思っていたのに、次第に「やり始めたのだからやらなくては」という義務感だけで行動するようになってしまっていました。もちろん、義務感で行動することも大事だったと思います。しかし、もともとは自分がやりたいことだったはずなのに、楽しさを感じなくなってしまっていました。

このことに気付いたきっかけは、他愛もない会話をしていた時に聞いたゼミの先輩の言葉でした。いつもゼミの内外で忙しく走り回っている先輩に「大変じゃないですか?」と聞いた時に、「全然!自分がやりたいことをやってるから今めちゃくちゃ楽しいの!」という言葉が返ってきたのです。側から見たら、いつも忙しそうで、大変だなあ、すごいなあと思っていたのですが、全部「やりたいこと」だから「楽しい」と言われて目から鱗でした。

そっか、それなら取り組むこと一つ一つに「これがやりたい」と思う気持ちを持ってやってみよう、そう思って早速行動に移しました。

すると、全然違う、、!

例えば、会議の議事録も「誰かがやらなきゃだから、自分がやろう」と思って取り組むのと、「会議の場の流れを把握できるからぜひともやりたい」と思って取り組むのでは、全然違うものになります。

前者だと、作っている際にマイナスの感情が湧くこともあるでしょう。また、質が悪いものになることもあります。私はそうでした。

しかし、後者の場合、「今回はどのテーマをどのくらいの時間話し合おう」「この意見採用してほしいから詳しく書いておこう」などワクワクしてきます。質も断然よくなります。そして、何より、議事録を真剣に作ると、その会議の中心に立てることを知りました。

気持ちの持ち方一つで取り組み姿勢も質も変わるということは、よく言われていることですが、実感する機会はそこまでないし、実感してもついつい忘れてしまいがちなことだと思います。だから、みんなにも実感してもらえるような機会を作りたい、そのためにはワークショップという形で伝えたい、それが私が1年間を通して一番やりたいと思ったことでした。

ワークショップであれば、FDPという組織に捉われずに、別のプロジェクトでも、個人で開催することもできます。
それでもFDPで続けようと思ったのは2つの理由からです。

1つ目は、自分のFDPへの加入理由であり、兼ねてからやってみたかった高校生へのワークショプ作りが、FDPのOBである竹田さん (willdoor代表)のご協力で叶いそうで叶いそうであることです。
組織を長く続けてゆくと、次第にその想いが薄まって行き、推進力がなくなってゆくという欠点があると思います。しかし、その分、かつてその組織で自分と同じ想いを持っていた方と交流することができるという魅力があるのだと知りました。

そして、2つ目の理由は、「やりたいこと」をやることの楽しさを伝えるだけでなく、自分達が「やりたいことを思いっきりやれる」環境自体を組織として作りたい、そう考えたためです。

この2つの理由から、FDPの存続を決めました。

FDPを続けてみて思うこと

本当に続けてよかったなと感じています。
改めて、活動意義から考え直したこの数ヶ月、「なぜ、進路を考えるのか、何の意味があるのか、果たして自分達がしようとしていることは良いことなのか、そもそも教育はなぜ行われるのか」などを考えてきました。

現在、FDPのメンバーは3人ですが、たった3人でも、認識も目的も考えることも三者三様で、毎度会議の収束が大変な状況です。会議を通して、活動を通して、本当に人間一人一人の価値観は多様であることを知りました。そして、互いの違いを受け入れつつ、どの様に着地点を持っていくかを考える難しさも感じています。

そして、お互いがお互いに遠慮なく意見を言える関係の中で、また、ワークショップなどで出会った教育に長年携わっている方々と教育について考えていると、
そもそも、今の自分の価値観はあくまで家庭内外で教育を受ける中で身についた価値観であり、本当に正しいことなんて世の中にないのだと自分自身の見る景色まで変わってきています。

一人一人が多様な選択肢や考え方と出会い、その上で自分が満足する人生選択をできる様になる様に活動していけたらいいなと思います。

また、FDPを通して、ゼミ全体の活動を通して、人と人の協力がこんなにも力のあるものなのかと感じています。一人ではできないことが、力を借りればできる。一人と二人、二人と三人ではできることが全然違うのだと知りました。一緒に活動する人がいることの有難さを忘れず、これからのゼミ活動・社会人としての活動を頑張っていきたいなと思います!

さて、秋学期からはいよいよ、FDP主催のワークショップをたくさん開催していきたいと思っています。開催が決まり次第またご報告していくので、また、ブログ等読んで下さると嬉しいです!

とっても長くなってしまいましたが、以上で自己紹介を終えたいと思います!笑

最後まで読んでくださり、本当に有難うございました^^!