12月11日【卒論中間発表⑥】~牛島ゼミの集大成~

こんにちは!17期のはるです。

毎日寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はというと、最強寒波に真っ向勝負を挑んだ結果、完敗しました(風邪引きました)。気温の高低差も大きいので、体調管理には十分に気を付けていきたいものです。夜寝るときは靴下を履きましょう。

さて、12月11日のサブゼミは卒論中間報告でした。2年生を招いての中間報告はこれで2回目。ゼミ員一同、2年生に牛島ゼミを知ってもらうために日々試行錯誤しながら取り組んでおります。

1人目の発表者Nさんのテーマは「静岡県山間地における茶産業の現状と今後の可能性」です。衰退しつつある日本の茶産業に焦点を当て、お茶の名産地である静岡県がどのような取り組みをし、存続しているのかを述べた論文でした。

2人目の発表者Mさんのテーマは「農業の多面的機能を用いた農的空間の活用と食糧供給の両立可能性 ~農あるまちづくりの実現を目指して~」です。農業の中でも「都市農業」に焦点を当て、都市農業が担い得る食育やコミュニケーション機能と、本来の農業の役割である食糧供給機能は両立できるのかを述べた論文でした。

今回の発表を聞き、私が印象に残ったことは2つあります。

1つ目は「矛盾のない論理と緻密なデータ」です。お二人とも問題提起に対してただ単に実証研究するだけでなく、そこに至るまでの現状分析や先行研究、数値的データがきちんと積まれているように感じました。牛島ゼミの特徴である「実証的な研究」は緻密なデータと正確なロジックがあって初めて価値を発揮するものです。ディベートで培ったデータ収集力と論理の組み立てが生かされているな、と感じました!

2つ目は「思いを伝える」ということです。お二人ともめぐるめプロジェクトに所属しているだけあって、生産者目線に立ち検証を進めているようでした。そして、生産者の視点に立った時に初めて分かる現場のリアルが伝わってくる発表でした。

私も三田論班として論文執筆をした際に痛感したのですが、論文というのはただ正確なデータや正しい論理があれば伝わるというものではありません。自分自身の本当に伝えたい部分に対する情熱があって初めて人の心に響くのだと思います。お二人の発表から、生産者に寄り添い、その現場のリアルを伝えたい!という情熱が伝わってきて、とても感動しました。私も来年はこんな風に人の心に響く卒論が執筆できれば、と思いました。

卒論は単一の課題ではなく、ゼミ活動の集大成を表すものです。ディベートや三田論、ソーシャルプロジェクトで培ったノウハウが詰まった卒論を知ることで、2年生の皆さんにも「牛島ゼミとは?」が伝わっていれば幸いです!

そして、卒論発表終了後にはゼミ員と来てくれた2年生による座談会を行いました!2年生とゼミ員をそれぞれ4グループにわけ、10分ずつ話すという形式でしたが、盛り上がりすぎて時間が足りないくらいでした!ゼミの活動以外にも、バイトや所属団体での活動の話などもできたことで、ゼミ員の人柄を少しは知ることができたのではないかと思います。今後もゼミ員とたくさん話して、その人がどんな人なのかを積極的に知っていただければと思います!

 

それでは本日はこの辺で失礼します!