慶應義塾大学 商学部 牛島利明研究会

Entertainment City “For All” Project

「もし私が車いすだとしたら、日本に住みたいとは思わないですね…」

この言葉は東京オリンピック招致のスピーチでも有名なパラリンピアン、佐藤真海さんの言葉です。

ふだん何気なく生活しているまちですが、はたして「誰にとっても」住みよいまちと言えるのでしょうか?私たち Entertainment City For All(ECFA)はこの問題意識をもとに、国籍・性別・年齢・ 障害の有無に関係なく、誰もが魅力を感じる、住みやすいまちをつくることを目指しています。

【2015 年度の活動】

ECFA の今年度の活動を紹介します。

1. Inclusive Day~混ざり、気づき、創造する。~
Inclusive Day は、障害者の方をリードユーザー*としてお招きして、健常者だけでは見逃しがちな不便を発見し、その解決策を創っていくワークショップです。

「自分達の身の回りに潜む問題意識について共感し合い、まちでの暮らしをもっとよくするためのきっかけを作る」ということを目的として開催しました。
そして、解決策を創るにあたって大事なのが「インクルーシブデザイン」というものです。
これまで障害者や高齢者などは商品開発やまちづくりで対象として除外されてきました。こうした人々を商品づくりの段階から巻き込んでいく手法が、このインクルーシブデザインです。

Inclusive Day においてもこの考え方を採用しています。たとえば,障害者の方々と一緒にワークを行って「誰もが楽しめる」商品やまちについて考えます。
そしてこのデザインを生み出すために、「デザイン思考」を用いてテーマに沿って問題発見から解決策の創出を行います。
(参考:「デザイン思考とは」

ひとつ例を挙げると、「 有楽町で休日のランチを誰もが楽しむためには」をテーマにした回 では、実際にリードユーザーとともに有楽町のレストランへ行きました。一緒にご飯を食べるなかで不便な点を発見し、問題意識を定め、そこから解決策をグループ で創っていきました。
ゼミ員のみならず、学外からも参加者を募ったことで、様々な視点から意見やアイディアを 聞くことができました。

*リードユーザー…高齢者・障がい者・外国人などは、普段気づかない問題を先取りして教 えてくれるという点で「リードユーザー」と呼んでいます。

2.Inclusiveなお店調査

Inclusive Day はまちの「不便」に目を向けたものでしたが、このInclusiveなお店調査は「みんなが楽しめる」 という点に焦点を当てています。
山手線沿線の駅を取り上げて、その駅周辺の誰もが楽しめる「インクルーシブなお店」を紹介していきます。
お店調査のためのフィールドワークでは、リードユーザーさんとともに駅からお店まで行ってご飯を食べます。
この企画は冊子にまとめる予定です!完成次第、みなさんに発信したいと思います。

車いすの方とお茶するシーン

このほかにも、2月にはリードユーザさんと健常者が混ざり合って楽しむことをコンセプトにしたパーティーの開催も企画しています!

■過去の活動資料
2014年度活動報告(PDF)
デザイン×日常ワークショップ デザインブック(PDF)
2015年1月19日開催のワークショップ報告書
IBSAブラインドサッカー世界選手権2014 ルートガイド
ブラインドサッカー世界選手権の東京開催にあたり,視覚に障がいを持った方が最寄り駅から会場までできるだけスムーズに移動できるよう,会場までのルートを言葉で詳細に説明したルートガイド,車椅子ユーザー・バギーユーザーのために段差などのバリアがないルートガイドを提供しました。
渋谷アドベンチャー報告書(2012年)
視覚障害者,車いすユーザーとともに楽しめるゲーム性のある街中でのイベント企画
東京ごはん映画祭ピープルデザインブログ(2011年)
各線渋谷駅ホームからハチ公までのバリアフリールート調査(PDF)(2011年9月)
ハチ公から特定の目標(東急ハンズ等)までのバリアフリールート調査(Google Map)(2011年11月)

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