4月26日(後編)【KEIOフットサルアドベンチャーガイダンス】

前編からの続きです。

この日のゼミの最後は、KEIOフットサルアドベンチャー、通称KFAのガイダンスです。
KFAは、「大学生に対して、障がい者スポーツのムーブメントを起こす」というビジョンの下、これまでブラインドサッカーの公式戦やゆるスポーツ(老若男女健障誰もが楽しめる新しいスポーツ)の体験会、フットサル大会を融合したイベントを企画・運営してきました。
これらのイベントを通じて、スポーツを通じて様々な人が混ざり合うきっかけをつくり、障がい者スポーツに継続的に関わっていく人を生み出していくことを目標としています。

ガイダンスでは、「ボッチャ」というパラリンピックスポーツを実際に体験しました。ボッチャをやるのは初めてで、ルールも知らないというゼミ員がほとんどでしたが、いざやってみると大いに盛り上がりました。一投ごとに皆が一喜一憂し、いいプレーが出るとハイタッチしたり、声を掛け合ったり。

写真をご覧ください。どうですか。ディベートの準備に追われ、余裕がなくなりつつある18期が自然と笑顔になっているではありませんか。快挙再び。

先輩が、KFAをやってよかったことは、イベントを通じて初めて出会った人同士や、学生のように障がい者スポーツから一見遠い人たちが障がい者の方と楽しそうにコミュニケーションをとっているのを見られたこと、とおっしゃっていました。まさにそうしたスポーツの持つ力、プロジェクトのやりがいを実感することができたガイダンスでした。

今回の3つのプロジェクトは、スポーツ,スイーツと扱う領域は異なりますが、どれも障がい者との関わりがあるものでした。unispoのガイダンスで「20人に1人は障がい者」というお話がありましたが、それだけの割合で存在する障がい者の方と、あまり関わらずに生きている方が実は多いのではないでしょうか。

牛島先生曰く、それは私たちが「遮断している」からだそうです。遮断しているのは楽です。問題に目を向けなくていいのですから。しかし、私たちが目を向けようと向けまいと、障がい者の方を取り巻く問題が厳然と存在することに違いはありません。ならば、とその問題に向き合い、当事者として関わっていくのが今回の3つのプロジェクトだと思いますし、この3つに限らず牛島ゼミのプロジェクトは全て、当事者意識を持ったものです。

昨年、ゼミを選んでいるときに、牛島ゼミは温かく優しい雰囲気だと感じていましたが、それは当事者意識を持っているがゆえに「他人事にしない、他者を切り捨てない」人たちが集まっているからなのかな、と今回のガイダンスを通して感じました。

さて、今回はゼミ自体が3つのプロジェクトを紹介するという盛りだくさんな内容だったため、大変長くなってしまいましたが、今回のブログはここでおしまいです。めでたしめでたし。

次回の担当はかひろです。
彼は普段はクールなのに、面白く、頭もいいという一番かっこいいタイプの人です。うらやましいですね。生まれ変われるなら、かひろになりたいくらいです。それが無理なら高橋一生になりたいです。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。