牛島ゼミってどんなゼミ?に答えます。

みなさんこんにちは!16期のみつやです。ゼミ説明会、個別説明会、三田祭ブースに来てくださった2年生のみなさん、ありがとうございます。

なかには都合が合わず説明を受けられなかった方もいるかもしれませんね。これから、三田キャンパスでのゼミ見学、日吉でのオープンゼミなどの様々な企画もしているのでぜひ参加してください。初参加の方も大歓迎です。今後のイベント詳細については、本ブログの終盤で紹介します。

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さて、今回は、これまで2年生と話してきたなかで感じた牛島ゼミへの感想をまとめて紹介します。

「フィールドワークが多いんですね」の誤解

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牛島ゼミの特徴として、フィールドワークを通じた実証研究があります。
フィールドワークを検証の重要な手段として強調してきたためでしょうか、「座学をしないんですね」という声もいただきましたが、決してそうではありません。

どんな活動であっても、まず自分たちが取り組もうとするテーマを扱ったさまざまな論文や専門書を読み、先行研究の分析視角や分析手法、何がどこまで明らかになっているのかを把握することからスタートします。

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その上で、オリジナリティのある結論を目指した問題提起、仮説検証を繰り返していきます。検証を進めるプロセスでも、フィールドでの調査や観察結果を踏まえて統計データを吟味し、論文や資料を読みながら論を作り直していく作業が続きます。

現場と図書館を行き来し、仲間と議論しながら実証的な議論を組み立てていく。
こうして出来上がったのが三田論でした。

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また、ソーシャルプロジェクトでもフィールドワークは欠かせません。
私はトガプロに所属し、利賀村に通うことで利賀村の魅力を発見・発信するとともに、社会や経済のあり方を探る実証研究につなげていくことを目指しています。ソーシャルプロジェクトには、トガプロのほかにも、ECFAめぐるめがあり、それぞれの問題意識を持って現場で活動しています。

しかし、たとえば私が所属するトガプロであれば、地域経済や地域活性化についての膨大な先行研究や他地域の事例を読み込み、常に学びながら考えていく必要があります。また、研究者や実際に地域で活動する方が参加するフォーラムやワークショップなどにも出向いて勉強します。

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これは、他のプロジェクトでも同じです。いずれの活動においても、大学内でのインプットがなければアウトプットはできません。

あえて”フィールドワーク”を強調するのは、大学内でのインプットにとどまらず、現場での経験や観察、たくさんの人とのかかわりの中で問題意識を鍛えるとともに、自分たちの手で検証のための根拠を作り出していくという姿勢を明確にするためです。

 

「このゼミ、おもしろそう」

みなさんは牛島ゼミの何におもしろそう!と感じるでしょうか?
「活動内容」「先生」「ゼミ員」などなど人それぞれあるとは思います。

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私は、活動内容はもちろん、牛島ゼミ員の多様性に魅力を感じてこのゼミを選びました。一つの事象、アイデアに対して自分の考えつかない見方を他のゼミ員はもっています。自分一人では限界があっても、チームの中で活動する中でシナジーが生まれ、さらによいアイデアに変化します。

アウトプットを大きくするには当然インプットを大きくし、エネルギーを蓄積します。そして、蓄えたインプットをアウトプットしてからもそれをチームが大きくしていくのです。

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たとえば、ディベートです。ある論文に対して、否定側の見方しかできなかったとしましょう。しかし、チームメートには肯定側の見方もできる人もいます。すると、チームとしては肯定側否定側双方の解釈ができるようになり、総合力がつきます。つまり、チームに所属することで自分自身の視座が高くなるという変化ももたらされるのです。

 

「自分のやりたいことをやれる」

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ほぼすべてのゼミ活動をゼミ員自身で作り上げていきます。自分で考え、自分で行動していくことが多いです。

先生は相談に乗ってくださることはあっても、決して相談に対する答えをストレートには教えてはくれません。もらえるのはあくまでアドバイスです。まずは、やってみる。試行錯誤、意思決定が多いゼミであることは間違いありません。これがゼミの「おもしろさ」につながっているのかもしれません。
その意味で、牛島ゼミにおける「おもしろさ」は、先生や他の誰かが与えてくれるものではなく、自分で創り出していくものだと思っています。

「活動するもしないも自分次第」

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先生は「それは君自身のプロジェクトですか?」とよくおっしゃいます。「自分自身のこと」として責任を持って進める意思があるのか?という意味だと思います。
ディベート、三田論、ソーシャルプロジェクト、KEIOフットサルアドベンチャーといったゼミ関連活動など、ゼミの中には様々なチャンスが転がっていますが、そのチャンスを活かすも殺すも自分次第なのです。

開かれている社会にどのように飛び込んでいくのか、商学部のゼミとしての強みをどう発揮していくのか、2年生の皆さんに説明している一方で、実は自分に対しても”something new, creative first”を求め続ける!と言い聞かせているものであったりします。

 

いかがでしたか?牛島ゼミに対する理解が深まれば幸いです。

ブログにはゼミ員が何を考えてゼミ活動をしているか、を取り上げているので他の記事もチェックしてみてください。

 

今後の予定

イベントの告知と簡単に紹介します。

ゼミ見学

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実際に三田のゼミを体験していただきます。今まで話したことのないゼミ員と話せて、どのようにゼミが行われているのかを感じることができます。ゼミの雰囲気もわかるのではないでしょうか。また、ゼミ見学の前後には「ゼミについて」の相談会も予定しています。ゼミを知るには多くのゼミ員と話すのが最も良い手段だと考えているのでぜひ参加してください!

オープンゼミ(12月8日@日吉5限後)

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牛島ゼミ三本柱のうちの一つディベートを実際に見ることができます。優勝した渋沢栄一杯ディベートリーグの論題である「日本は外国人労働者の受け入れを推進するべきか」で行います。どのような雰囲気で、どのような流れで行われていくのかが肌で感じられるイベントです。

私も2年生の時参加しましたが、ディベートの雰囲気に緊張した一人でした(笑)途中参加、途中退出自由なので、気軽に覗きに来てくださいね!