5/10【第1回ゼミ内ディベート】

こんにちは。12期のはるちゃんです。
今回は、10日に行われた第1回ゼミ内ディベートについて書かせていただきます!

テーマは、「日本企業が製造拠点を海外移転することは日本経済にとってプラスである」。
昨年先輩方が出場した、渋沢栄一杯のテーマと同じものでした。

3年生は3つの班に分かれ、A班(肯定側)はB班(否定側)と、C班 (肯定側)は先輩方と、それぞれ対戦をしました。
12期生にとって初めての一大イベント。この日のために、各班ごとに何度もグル―プワークを重ね、準備をしてきました!

そもそもディベートってなんだろう?というところから始まり、中間報告や文献・資料調査ラリーを経て、少しずつ自分たちの論を固めていきました。立論は幾度となく覆され、心が折れそうになることも…。それでも、「勝ちたい」という熱い想いを持って、精一杯頑張りました!

10日、ついに迎えた本番。
期待と不安と、緊張と。ずっと一緒に過ごした班の仲間との時間も、これで終わってしまうのか…という寂しさもありました。

初戦は、3年生同士の対戦。A班(肯定側)対B班(否定側)班です。
私はA班として、試合に参加しました。お揃いの青いTシャツを着たB班を目の前にして、その団結力の強さにやや圧倒されながらも、席に着くと、試合はすぐに始まりました。立論、反対尋問、反駁…と試合は瞬く間に進んでいきます。資料をめくってめくって、議論についていくのに必死でした。気がつくと最終弁論。率直な感想としては、「ディベートってこんなにもあっさり終わってしまうのか。」という感じでしょうか。

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試合終了後には、ディベートを見に来てくださっていた、渋沢栄一杯の島田先生からこんなお言葉を頂きました。
「ディベートは知のスポーツ。インプレッション ポイントが加わる点で、競技スポーツとは違う。」
自分達の議論には「ストーリー性」が欠けていること、「このグラフは間違っている」とか、「信憑性がない」などといった一つ一つの議論に終止してしまっては、オーディエンスには何も伝わらないということを学びました。

続いて第2試合は、3年生C班(肯定側)対4年生(否定側)。
全身黒ずくめで登場した先輩方。凄いのは、見た目だけではありません。声の大きさや抑揚、鋭い反駁、吸い込まれそうになる最終弁論…さすがは先輩方、という感じでした。本当に参考になります!!

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ディベートの後は、先生や先輩方からフィードバックをいただきました。自分達の資料は効果的に使う、絶対に譲れない主張をチーム内で共有する、心で負けるな等々…ありがたいお言葉ばかりでした。
中でも心に残ったのは、「オーディエンスを意識する」ということです。ディベートは、対戦者だけでなく、オーディエンスに評価されることで初めて成り立ちます。どんなに相手を論破しても、それがオーディエンスに伝わらなければ、「勝ち」には繋がらない、ということを、今回の経験から感じました。

一番伝えたいメッセージをいかに届け、オーディエンスの心を動かすか。内容だけではないのだと思います。声や姿勢、迫力…といったところからも、「インプレッション」は生まれるのでしょう。

ディベート、奥深いですね。
まだまだ道のりは長いようです。
次は八代ゼミとのディベート。今回得た反省を生かし、頑張りたいと思います!