【FDPプロジェクト振返り(1)】

こんにちは。

14期のそうたろうです。
寒い日が続きますね、体調はいかがでしょうか?

今回は私が参加していた牛島ゼミのソーシャルプロジェクトのひとつ、Future Design Projectについて書いていきます。

さて、2年生の皆さん、「プロジェクト」ってどんなものだと想像しているでしょうか。
先生が学生達に、社会に出るチャンスを作ってくれる場所?

半分正解で、半分不正解!

先生から与えてもらうだけじゃなく、どんどん自分で世界を広げる「ベース基地」のようなものだと僕は感じています。

このプロジェクトは他の3つのプロジェクトとは違い、僕の先輩である現4年生のカズさん、つまり学生が作ったものです。

自分達で協力してくださる方を探しながら、「新たなキャリア教育プログラムの開発」に取り組んでいます。

主な活動実績としては、NPO法人横須賀創造空間様と連携し、11月に横須賀の高校生と、横須賀で活躍している20~30代の社会人の方をお呼びして一緒に将来を考えるイベントを企画しました。

こじま①

この企画を行うために、何度もミーティングをして、「どんな企画にしたらみんなが満足してくれるものになるか」「プログラム内容をどうしたら、より高校生が将来を考えられるようになるか」などを考えてきました。

またそこに至るまでには、そもそもキャリア教育ってなに?というのを本を読んで考えたり、プログラム作りのために色んなイベントに参加したり、一緒に活動に取り組んでくださる方を探したり。

最初は香川でイベントをやろうとしていたんです!
今考えると横須賀、家から近くてよかった笑

そもそもこの活動は「若者が将来にワクワクできず、納得した自分の人生を選択できていないのではないか」という問題意識に基づいて始まりました。

皆さんはなりたい自分の未来像を、描くことは出来ていますか?
私は正直あまり出来ていません。
なぜでしょうか?

私達はその原因を「身近に憧れるロールモデルがいないから」ではないかと考えました。

皆さんの周りを考えてみてください。何人の社会人の方と日々関わっているでしょうか。日常的に話をする社会人は、両親にバイト先の人、そして教授くらいしかいないという人もたくさんいるのではないかと思います。

「未来を考えなきゃ!」って思っても、自分の近い未来である20~30代の人と会うこともないのに、将来のこととか、どんな風になりたいとか、想像つかないですよね?笑

かっこいい大人たちを、僕達がプログラム作りでプロデュースして、出会った若者が、「こんな風になれるかも!」って感じてくれたら嬉しいと思っています。

ここまではプロジェクトのことについて書いてきましたが、少し自分の話もしてみようと思います。

僕は高校までずっと野球をしていました。
腕には少し自信があったのですが、怪我をしがちで大学に入ってからは高校野球部のコーチをしています。

自分の高校時代を見返しているようで、ときどき不思議な気持ちになります。ここでも高校生達と「将来」について話すときがあります。

「安定した生活が送りたいです!」

おいおいおい笑

ちょっと突っ込みたくなりますが、自分自身を振り返っても、確かにそんなことを考えていたか?と思います。

僕も選手達時代、野球漬けの毎日でした。
大学生になっても世界は野球と授業で会う友達だけ。

そんな時に出会ったのが牛島ゼミで、色んなことに取り組んでいる姿を見て、「僕はこのままでいいのだろうか」とノコノコやってきたのが始まりです。

それから色んな人に会って、話をしてきました。
ほんとに様々な考え方の人がいて、すごく面白い。

FDPに入るまではどちらかというと「これしかない!」とブレずに突き進んでいく人間でしたが、良い意味で自分の将来像にも悩めるようになった自分がいます。

選択肢がなければ悩むことも出来ないですしね。
今皆さんが直面している、「ゼミ選び」以上に可能性がある「人生選び」だと思います。

ちょっと視点を変えて、そんな「人生の可能性」を一緒に提供する側にまわってみませんか?