12月26日【第七回卒業論文報告】

こんにちは!13期のなかやまです!

本日12月26日は、我らがまきさんのお誕生日でした!まきさんおめでとうございます(゚∀゚)!!

 

今日は先週に引き続き、卒論発表です。これが最後の卒論発表…!そして最後のゼミ見学…!来てくださった2年生のみなさん、ありがとうございました。

記念すべきラストの発表者は、じんぱるさんとありささんでした。

 

まず、じんぱるさんの卒論発表です。

 

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なにやらスライドがかわいい感じ。しかもここで、じんぱるさんからのまきさんへのサプライズが…!なんとこのスライド、アニメーションがついていて…

 

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なんと”そつろんHappyo”のタイトルが、”まきちゃんHappy Birthday”に!

祝われたまきさんも満面の笑みです。(笑)

粋な演出ですね…私もこんなことができる女性になりたいものです。

 

さてさて、本題に入ります。

じんぱるさんの卒論発表、テーマは「広告の社会性 -環境広告における営利・非営利組織のソーシャルマーケティング-」でした。

ディベートで扱ったCSR(企業の社会的責任)とも重なるテーマです!

 

環境広告とは、「人々の環境問題への関心、環境意識の高まりという社会心理を意識した広告」のことを指します。この広告の担い手は、企業などの営利組織と、行政・NPO法人などの非営利組織に分類されます。営利組織は自らのブランド構築を意図して戦略的に環境広告を打ち出す傾向がある一方、社会問題解決という目的を主軸におく非営利組織の環境広告は逆に戦略性がなく、効果を発揮しづらい傾向にあります。環境広告の、真の目的である環境問題解決への寄与のために、営利・非営利組織がどのように広告・マーケティングを展開してゆけば良いかが論じられていました。

資金繰りの苦しいといわれる非営利組織において、予算制約の中でいかに効果的な環境広告を打ち出すべきか、を考えさせられる内容でした。

経済性と社会性の両立…まさに今こそCSVが必要とされているのですね…!

(CSVについて詳しいことが聞きたい方は、ぜひ次回のゼミイベントでゼミ員を捕まえて聞いてください!(笑))

 

そして2人目の発表者、ありささんのテーマは、「日本におけるユヌスソーシャルビジネスの可能性」です。こちらもなにやらCSRと深い関わりのありそうなテーマです。

 

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「社会的課題の解決をミッションとして事業に取り組む新しい事業体」と定義されるソーシャルビジネス。

ソーシャルビジネスを行う際の組織形態は、主にNPO法人と株式会社の2つですが、それぞれにメリット・デメリットが存在します。双方のデメリットを改善させる形として新たに生み出されたのが、「ユヌスソーシャルビジネス」です。単なるソーシャルビジネスとの違いは、ビジネスを行うにあたって、投資家からの投資の元本を超える配当を行わず、利益を全て再投資に回す、という点にあります。

新たなソーシャルビジネス形態の、日本における実現可能性を明らかにしていく論文でした。先生からのフィードバックとして上がったのは、この社会貢献としてのビジネスが、いかに投資家の信頼を勝ち取り得るか、という点でした。

 

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社会の課題解決をしたいと立ち上がった経営者の目線のみならず、そこに投資をする投資家の目線に立って、彼らのインセンティブをどのように勝ち取ってゆけば良いのかを検証することが大切なのですね!

ここでも、経済性と社会性の両立の難しさが顕になりました。

社会的責任を誰が、どのように、担うべきなのか。お二人の卒論発表を聞いてまたじっくり考えたくなりました。未来の14期とこのテーマでディベートするのが今から楽しみです!(笑)

 

そして今回は、4年生の先輩方が三田で行う最後のゼミ。

 

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良い写真(;_;) 一緒に活動するゼミ行事も残り数回だなんて、私は信じません。(;_;)

先輩との厚い信頼関係が築けるのも、牛島ゼミの魅力の一つです。

残された期間、先輩との思い出をたくさん作ることを、なかやまはこっそりと心に誓いました。