ゴールデンウィーク【利賀村春祭り】

皆さんこんにちは、3年(19期)のしょうじです。

ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。私は、ちょうど春祭りが行われるということで、牛島ゼミのプロジェクトの1つである「トガプロ」の活動フィールド、富山県南砺市利賀村に行ってまいりました。今回は、現役ゼミ員,OBOGと友人など総勢40名弱が各地区に分かれて春祭りに参加しました。

春祭りでは、地区ごとに祭られている獅子が、家々を練り歩きます。私が訪れたのは、利賀村の中でも人口の少ない上畠地区でした。上畠の獅子はこんな感じ。

とても重くて、ちょっと怖め。黒と金色が特徴的でとってもかっこよかったです。

祭りの最中、初めて見る獅子舞の迫力に圧倒されながら、写真を撮っていると、
「この祭りは、この地区では来年からもうやれないかもしれない、今のうちに写真を撮っておいてくれ」
と、市長さんに言われました。

村に住む人が減り、空き家が多くなり、祭りを運営することも難しくなった、外部からの助けがなければ、もっと前になくなっていただろうと上畠の人達も言っていました。今の状況を現実的に捉えればそう言わざるを得なかったのかもしれません。仕方のないことかもしれませんが、私は非常に寂しく思いました。

祭りが終わると、打ち上げが始まります。最高に楽しい時間でした。そして、お酒に酔った上畠の人がまた言うのです。
「私が元気なうちはあと3年、いや5年、いや10年先も祭りをやる。もう少しだけ続けていたい。一度でいいからこの村にきて、もしいいところだと思ってくれたら、それはとてもうれしいことだから。来年も頑張りますのでどうぞよろしく!!」

この言葉を今でも鮮明に覚えています。本当の想いを知り、私は強く、この祭りを終わらせたくない、この村をなくしてはならないと思いました。

さらにさらに!利賀村の星は驚くほど綺麗なのです。大自然に囲まれた地形ならではの素晴らしい景色も堪能できます。カメラ好きにも本当におすすめです。

現地の人達の温かさに触れ、伝統を守ろうとする覚悟に触れ、祭りの厳かさを感じ、非常にいい経験をさせていただきました。そこで出会ったカメムシの大きさと多さは、決して忘れないでしょう。

皆さんぜひ、利賀村に行ってみてください!!