17期振り返りブログ【はる編】挫折して見つけた3つの大切なこと

2年生のみなさん、こんにちは。そして、初めまして!17期のはるです。
なぜ「初めまして」かというと、なんと私、今年度のゼミ説明会含むすべての入ゼミイベントに参加していない4年生(レアキャラ)なんです。笑
2年生の皆さん、知らない人の振り返りブログだからとブラウザバックせずに、さらっとでもいいので読んでいただければ幸いです。笑


こんな感じの人です。写真は利賀村春祭りの1枚。ちなみに所属プロジェクトはunispoです

さて、この振り返りブログというのは、毎年4年生が恒例で書いているものです。2年間のゼミ生活をやりきった先輩から語られる言葉はとてもかっこよいもので、私も、2年生の頃はゼミ試への、3年生の頃は来年の自身のゼミ生活へのモチベーションとして読み込んでいました。特に3年生の頃は、共に活動していた1つ上の先輩の学びや成長を読み、「自分も来年はこれを書くんだ・・・!!」とわくわくしていたことを覚えています。

しかし、いざその時になって、自分の2年間のゼミ生活を振り返ると、この2年間は人生(たった22年間ですが)で一番「挫折」を経験した2年間だったな、と思います。
他の振り返りブログとは少しテイストが違うかもしれませんが、自分がこの2年間何をして、何を感じたか、振り返っていこうと思います。やや暗めですが、ぜひお付き合いください。笑


3年生終わりのわくわくしていた時の自分。まさかゼミ生活を表す一言が「挫折」になるとは

私が牛島ゼミにはいった理由は、「たくさんの人を巻き込みながら、物事に主体的に取り組むことができる人間になりたかったから」でした。特に、学生という立場を超えて、様々な人を巻き込みながら社会にアプローチするソーシャルプロジェクトに興味があり、ゼミ員みんなが所属プロジェクトに熱く取り組んでいる様子に感動したことを覚えています(こう思っている2年生も多いのではないでしょうか)。自分も牛島ゼミにはいれたら、先輩たちのように「他者を巻き込みながら、主体的に行動する人間」になれるのではないか、と思っていました。
しかし、いざ活動してみると、「ゼミにはいればうまくいく」と思ってた自分がいかに甘かったか、痛感しました。


3年生初ゼミ集合写真。みんな若い。

たとえば、最初のディベート。なんとなくリーダーっぽく振舞い、自分なりにチームを動かそうと奮闘し、最終弁論もしました。でも、思い描いていたグループワークとは、かけ離れたものでした。

たとえば、三田論。1つ上の三田論班の先輩に憧れて、ディベートではなく三田論を選びました。「社会に意味のある論文を生み出したい」と思って励んだ三田論でしたが、苦労して練り上げた論文でも、今でも悔いが残る部分もあります。個性豊かな三田論班メンバーの良いところを論文に落とし込めたか。三田論完成に向かって、もっとよい進め方があったのではないか。

たとえば、ソーシャルプロジェクト。発足2年目のunispoは、まず自分たちの活動するフィールドをつくることから始めました。unispoが社会に発信する価値とは何なのか、周りからの理解や協力が得られていないのではないか、このプロジェクトを後輩は楽しめているだろうか。一番楽しみにしていたソーシャルプロジェクト、でも一番悩んで、悩んで、悩みながら活動していた気がします。

正直、どの活動をとってみても「頑張った!やり切った!うまくいった!」と感じるものはなく、私は常に「こんなんじゃだめだ、こうすれよかった、うまくいかなかった」と(多かれ少なかれ)感じながらゼミ生活を送っていました。「たくさんの人を巻き込む」どころか、同じゼミ員すら巻き込めていない自分がいて、その理想と現実のギャップに、悩んで苦しんで「挫折」した2年間だったと思います。


三田論ブース完成の一コマ。誰にも言っていないけど、完成したとき泣いてしまったのは、嬉しかったよりも悔しかったから。

こんな感じで人生で初めての挫折を味わった私ですが、もう少し深くゼミ生活を振り返った時に、気付いたことが3つあります。

①挫折できるのは、本気で頑張った人間だけである。
今までの自分は、何事もそこそこ要領よく、言い換えればかっこつけて物事に取り組んでいました。でも、この2年間は、今までで一番「がむしゃらに」「本気」で行動しました。本気でやらないと到底できないことばかりで、がむしゃらに行動しないと周りに置いて行かれてしまうからです。失敗するのが怖くて、自分が出来ることしかやってこなかった今までの自分のままでは、挫折すらできなかったと思います。ゼミにはいって、「全力投球」のやり方を学べた気がします。


全力で勝ちにいった第2回ディベートのメンバー。レジュメに貼ってある付箋の量に注目

②目の前の小さなことに、1つ1つ取り組んだ先にしか見えないものがある。
2年生の私にとって、牛島ゼミには理想とする人がいて、理想とする環境がありました。こんな理想的な環境で、あんな理想的な先輩みたいになりたい、その想いが強すぎて、その理想と現実のギャップに苦しんでいました。
それでも、もがきながらも「ゼミをする」ということ。会議のために議事録をつくる、ミーティングのために先生方に連絡をする、本番にむけて逆算でスケジュールを組む。ひとつひとつはとても小さなことですが、これは確かに自分の力になったと思います。

ある日、先生を含めたミーティングの司会進行をしていたとき、牛島先生から「すっかり進行役が板につきましたね」と言われたことがあります。あの時は気にも留めていなかったのですが、今振り返ると「やってきたことがちゃんと力になってるじゃん、自分!」と思います。笑
大きな理想をかなえられなくても、やってきたことに無駄だったことなんて、1つもないのだと思います。


「KEIOフットサルアドベンチャー」というプロジェクトでの一コマ。3年間実行委員をしましたが、ゼミに入ってから2年連続台風で中止になってしまいました。雨女です。

③挫折を共有してくれる仲間がいる
こんなに挫折ばっかりで、もがいて苦しんだ2年間ですが、私は牛島ゼミが大好きで、この先何があっても、この2年間は宝物になるだろうと思っています。その理由は、挫折を知ったからとかがむしゃらになれたからとかではなく、大好きで最高の仲間に恵まれたからです。
三田論を書きながら一人で勝手に追い詰められている私を救ってくれた大好きな三田論班、「三田論班に話せないことは俺らに話しな」といってくれたディベート班のみんな、超優秀で私の仕事を次々に奪っていく後輩たち、そして、何度も相談に乗ってくれた牛島先生。4年生の真ん中くらいに、もう一生立ち直れないんじゃないかってくらい心身ともに挫折したときも、ゼミのみんなに会いたいことが生きる原動力になったくらいです。笑

牛島ゼミのゼミ員が魅力的なのはなぜか。2年生のときは「優秀だから」「何でも簡単にやってのけるから」だと思っていました。でもいまは、「変化には痛みを伴うことを知っていて、苦しみながらも変わり続けることを恐れていないから」だと思っています。(急に抽象的な表現をしてしまってごめんなさい!笑)

もし2年生の皆さんがゼミ員と話す機会があったら、ぜひ「この2年間(1年間)で自分が変わったと思うところはどこですか?」と聞いてみてください。多分、けっこうおもしろい話が聞けると思います。


17期で遊んだ写真。17期が想像している以上に、私は17期が大好きです笑

かなり長くなってしまったので、私が大好きな先生の口癖でこの振り返りブログを締めたいと思います。

「この2年間感じたことがどんな意味を持つのか、それは4年後、5年後、もしかしたら10年先にならないとわからないかもしれません。そのときを楽しみにしています。」

2年生の皆さん、体調には気を付けて、ゼミ試頑張ってくださいね!どこかでお会いできることを、楽しみにしています。